2013年11月5日 京都府
清水寺 国宝・重要文化財
京都府京都市東山区清水
北法相宗の本山。西国観音霊場三十三カ所第16番札所。778年(宝亀9)延鎮上人が開山、798年(延暦17)坂上田村麻呂の創建と伝える。音羽山中腹に30近い堂塔伽藍が並ぶ。現在の主な堂塔は、1633年(寛永10)徳川家光の再建。‘清水の舞台’で知られる本堂(国宝)は寄せ棟造り、檜皮葺、寝殿造り風の優美な建築で、十一面千手観音立像を安置。舞台の下方に音羽の滝、谷を隔てて安産祈願の子安の塔(重文)がある。ほかに仁王門、馬駐(うまとどめ)、鐘楼、西門(さいもん)、三重塔、経堂、田村堂、轟門、朝倉堂、釈迦堂、阿弥陀堂、奥の院など重文指定の建造物がいらかを連ねる。1994年(平成6)12月「古都京都の文化財」として「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録された。
建立:現本堂1633(寛永10)年再建 創建798(延暦17)年、平安時代初 京都観光Naviより
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五龍閣
五龍閣(ごりゅうかく)は京都・清水坂の傍らにある建築家武田五一が設計したセセッションスタイルの西洋館。大正3年(1914年)、製陶家松風嘉定の邸宅として竣工した。別称は旧松風嘉定邸(きゅうしょうふうかていてい)。平成11年(1999年)に国登録有形文化財に登録された。 現在は株式会社順正のカフェレストラン順正清水店(じゅんせいきよみずてん)として活用されている。
1914年建築、国登録有形文化財(1999年2月17日登録)
▲清水坂
▲京都タワーを望む
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銀閣寺馬駐(うまどめ)
かつて貴族や武士はここに馬を繋いで、徒歩で諸堂を参拝しました。現在の建物は応仁の乱(1467~1477年)後に再建されたもの。正面約10.5メートル、側面5メートル強と規模が大きく、同時に五頭の馬を繋ぐことができる全国的に希少な遺構です。平成22年(2010)に解体全面修復されました。 重要文化財
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仁王門 重要文化財
応仁の乱(1467~1477年)によって焼失しましたが、15世紀末に再建され、平成15年(2003)に解体修理されました。清水寺の正門で、幅約10メートル、奥行き約5メートル、棟高約14メートルの、室町時代再建当時の特徴を示す堂々たる楼門です。入母屋造り、檜皮葺(ひわだぶき)、鮮やかな丹塗りのため「赤門」とも呼ばれています。重要文化財
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西門(さいもん) 重要文化財
現在の建物は寛永8年(1631)再建のもの。もとの創建時期は分かっていませんが、史書「帝王編年記」など鎌倉時代の文献に見えるので、おそらく浄土教が流行した平安時代末期にはできていたと推測されています。重要文化財
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鐘楼
慶長12年(1607)の再建で、平成11年(1999)に彩色復元され、桃山様式の美しい彫刻が一層華やかに蘇りました。牡丹彫刻の懸魚(けぎょ)や菊花彫刻の蟇股(かえるまた)、四隅の柱の先にある獏と象の木鼻などが見どころです。 重要文化財
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三重塔 重要文化財
西門と同様に絢爛豪華な建築美を見せているのが三重塔です。平安時代初期847年に創建され、寛永9年(1632)に再建。現在の塔は古様式に則って昭和62年(1987)に解体修理したもので、総丹塗りとともに、桃山様式を示す極彩色文様を復元しました。内部には大日如来像を祀り、四方の壁に真言八祖像、天井・柱などには密教仏画や飛天・龍らが極彩色で描かれています。三重塔としては日本最大級の高さ約31メートルの塔は、清水寺、京都東山のシンボルとして、古くから国内外に広く宣伝されてきました。 重要文化財
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本堂
寛永10年(1633)に再建された、正面36メートル強、側面約30メートル、棟高18メートルの大堂です。堂内は巨大な丸柱の列によって外陣(礼堂)と内陣、内々陣の三つに分かれ、通常、外陣とさらに外側にめぐらされた廊下を進んで拝観します。建物は、優美な曲線を見せる寄棟造り、檜皮葺の屋根や軒下の蔀戸(しとみど)など、平安時代の宮殿や貴族の邸宅の面影を今に伝えています。国宝
▲出世大黒天像
本堂外陣の西側で、ニコニコ顔で参拝者を迎えてくれるのは出世大黒天像。大きな黒頭巾と、左肩に宝物袋、右手に打出の小槌を持ち、米俵を踏む姿は、中世以降に固まった大黒さんのスタイルです。平成20年(2008)に修復され、見事な室町時代の姿が甦りました。
▲地主神社
地主神社は清水寺本殿のすぐ北側にある、縁結びの神として有名な神社です。
▲お水取り▼
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