2022年12月20日 岡山県
旧閑谷学校(特別史跡)
岡山県備前市閑谷
閑谷学校は江戸時代前期の寛文10年(1670)に岡山藩主池田光政によって創建された、現存する世界最古の庶民のための公立学校です。初めて閑谷の地に来観した池田光政は、「山水清閑、宜しく読書講学すべき地」と称賛、地方のリーダーを養成する学校の設立を決めたのです。この学校の永続を願う藩主の意を受けた家臣津田永忠は、約30年かけて、元禄14年(1701)に現在とほぼ同様の外観を持つ、堅固で壮麗な学校を完成させました。
▼校門 重陽文化財
屋根は備前焼の本瓦葺き、棟に鯱を載せた正門。廟の正門として建てられたもので閑谷学校の校門でもある。
鶴鳴門ともよばれ、貞享三年(1686)の造営である。
▼閑谷神社 重要文化財
創始者、池田光政を祀る神社。閑谷学校の創始者、池田光政を祀っています。
▼旧閑谷学校聖廟(重要文化財)
儒学の祖、孔子の徳を称える最も重要な施設。
▼講堂 国宝
「学問の殿堂」、旧閑谷学校を代表する
▼閑谷学校小斎(重要文化財)
藩主が臨学の際に使用する、御成の間。
▼習芸斎(重要文化財)
農民たちも学んだ、教室として使われた施設。
▼閑谷学校飲室(重要文化財)
教師と生徒たちが、湯茶を喫した休憩室。
▼閑谷学校公門(重要文化財)
藩主臨学の際に使用した門で御成門ともいう
▼閑谷学校文庫(重要文化財)
▼校厨門
▼石塀
300年を経て今も整然たる姿をたたえる。学校全体を取り囲む765mにも及ぶ石塀は、備前焼瓦と並んで、旧閑谷学校に独特の景観を生み出しています。
▼閑谷学校資料館(登録文化財)
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