2018年9月29日 大分県
真木大堂
大分県豊後高田市田染真木
大分県北東部に拳のように突き出した“仏の里”国東半島。
宇佐の八幡信仰と古代仏教とが融合した「神仏習合」が今も残る地でもあります。
平安時代から中世にかけて半島には来縄(くなわ)、田染(たしぶ)、安岐(あき)、武蔵(むさし)、国東(くにさき)、伊美(いみ)の6つの郷が開け、山あいには天台宗と結び付いた65ヶ寺ともいわれる数多くの寺院が作られ、これらは総称して六郷満山と呼ばれ、独特な仏教文化が花開きました。
真木大堂は六郷満山本山本寺8ヶ寺の一つとして36坊を有し六郷満山寺院最大の寺院であった馬城山伝乗寺の故地として今も多くの仏像を守り続けています。
▼旧本堂
▲仁王像・吽形
▲仁王像・阿形
▲菊の御紋 お寺なのにネ これが六郷満山文化の一端ではないか?神仏集合の文化
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▼収蔵庫
旧本堂から移された9体の仏像が安置されています。本尊阿弥陀如来坐像をはじめ木彫り日本一の不動明王立像、日本一の大威徳明王像他すべての仏像が国の重要文化財に指定されています。
内部は撮影禁止
以下の写真は真木大堂のHPより転写いたしました。
▼木造阿弥陀如来坐像
真木大堂の本尊である阿弥陀如来は西方浄土の主尊であり、極楽へ導いてくれる仏とされています。
木造四天王立像
写真左から持国天・増長天・広目天・多聞天・持国天
▼木造不動明王立像及び二童子立像(不動三尊)
大日如来の名を受けて魔軍を撃退し、災害悪毒を除き、煩悩を断ち切り、行者を守り、諸願を満足させる不動明王が中心に立ち、両脇を矜羯羅(こんがら)、制吒迦(せいたか)の二童子を従えた三尊形式で祀られています。大日如来の名を受けて魔軍を撃退し、災害悪毒を除き、煩悩を断ち切り、行者を守り、諸願を満足させる不動明王が中心に立ち、両脇を矜羯羅(こんがら)、制吒迦(せいたか)の二童子を従えた三尊形式で祀られています。
二童子立像
▼木造大威徳明王像
像高241cm。本地は阿弥陀如来で、西方を守護して、人々を害する毒蛇・悪竜や怨敵を制服する明王で、六面六臂六足の忿怒相(ふんぬそう)で、中央の手は中指を立てて合わせる檀陀印(だんだいん)を結び、神の使いである白い水牛に跨っています。
2018-11-07 05:46:27
cosmophantom
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