2022年6月23日 京都府
南座
京都府京都市東山区四条通大和大路西入中之町198
南北朝時代に庶民歓楽の場として、使われだした四条河原に、出雲の阿国が現れたのが慶長年間のはじめ頃。人々を魅了した芸能が発展した。
江戸前期になると近辺に7座の芝居小屋が公許されて櫓を重ねた。このうちの南側西の小屋が現在の南座の前身である。
その後江戸の後期になると2座に減って、明治26年には北座も廃絶、南座だけが残り、今に至っている。
南座の西側には、阿国歌舞伎発祥地の碑があり、向かいの四条大橋の畔には阿国像が立っている。
過去何回か改装を重ねてきたが、平成3年には、歌舞伎発祥の地に建つ日本最古の劇場としての伝統をふまえ、桃山風破風造りの格調ある外観はそのままに、近代的設備を備え、鮮やかに改装された。
▼たぶん櫓 以下は金丸座で見たものと同じもの
▼金丸座の櫓(下の写真)
常設の芝居小屋正面の破風に、官許・公認の証として組み上げた木材の構造物。座元や一座の紋を染め抜いた幕を張り、梵天(劇場の正面櫓に立てた御幣)を立て、毎朝櫓太鼓を打ちました。
阿国歌舞伎発祥地の碑
▼四条大橋から見た南座
cosmophantom
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