旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

2009北海道・秋~大団円・また船にのりたいわ

2009-11-27 16:37:55 | 旅鴉の唄


「魚真」は日曜日が休みですが連休の場合は営業しているはず、念のため℡したら、
やはり大丈夫やってましたが、かなり込み合っているので予約入れてと言われました。
「じゃ今から向かいます」と席を押さえていそいそ歩いて出かけます。まだまだ宵の口、
私が到着した時点ではカウンター席はガラ空きでしたが、次々お客がやって来て、
すぐにいっぱいになってしまいました。ここで飲み食いして旅を締めくくれたら、
もう何も言うことないですね、すべて良し。

船は連休の中日にもかかわらず、けっこう乗客がいます。ただし、トラックが
少ないのか、車両甲板はガラガラでした。波は穏やか静かな航海です。
定刻通り21日(月)21:00に舞鶴港到着。下船直前すぐ後ろの車のドライバーが
話しかけてきました。和歌山ナンバーに気がついたのでしょう。「高速乗るんか?」と
聞くので、「1000円やし、全部高速で帰るつもり」と答えたら、「中国道の宝塚が
たぶん混雑しているで、下道走った方がええんちゃうか」とのことです。高速の
入り口で「宝塚17キロ渋滞中」の案内板に気がつきました。それで、迷ったんですが、
結局ドライバーの指示通り下道を走り、阪神高速のみ高速を利用しました。これは
ETCをつけていなかった時代の走り方です。結果的にどちらが早かったのかは
わかりませんが、渋滞に巻き込まれるのはできるだけ避けたいですしね。今回は
トラブルを極力避けられた(小さく抑えられた)旅だったとしておきましょう。


この時はまだ気持ちが固まっていなかったのでそんなに感慨を覚えませんでしたが、
結果的にこれがCR-Vでの最後の旅になってしまいました。この間九州および
北海道へ何度つれもて行ったことでしょう。というか、これ以外の地域にはまったく
出動しなかったので、もうちょっといろんな地域で活躍させてやりたかった気も…
最後までエンジン系統はまったく異常なし、サイズの割には車内は広くゆったり乗れ、
しかも座席にひと工夫ベットに早変わり…等々本当に使い勝手のいい車でした。
しかし、なんといっても無事故、大きなトラブルなく頑張ってくれたことに対して、
一番感謝したいですね、十三年間ありがとう!


いや~ダラダラと長くなりましたが、なんとか年末までに終わらせることができました。
一時はどうなる事かと思いましたが… 最後までお付き合いありがとうございました。
どうやらさよならの足音が近づいて来たようです、港をはなれる時が…


ではいつかまた港に舞い戻る日まで。



♪ 船にのるわ 船にのるわ さよならの足音 ドアのむこうに近づいて来る
   この部屋まで来ないうち いかりを上げるのよ 港をはなれるの

     あのひとをさがしてよ 海に落ちたあのひと
     死ぬまで好きと言った あのひと
 
     あのひとをさがしてよ あたたかな目をしてた
     あたしひとりをみつめてくれた

   ここにいるのは あのひとじゃない
   知らない人よ 知らない人よ
   そうでしょう
   きこえない なんにも
   ゆるしてくれ なんて


                              (船/詩:谷山浩子)


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