旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

2009北海道・秋~再び緑岳山頂で雲海を

2009-11-14 20:08:46 | 旅鴉の唄


17日(木)は団体さんこそいませんでしたが、少人数組が続々到着、結局
昨日と同じくらいの30名ほどが小屋に泊りました。私の左サイドになったのが
「元山岳部くん」です。(ちなみに右サイドが風景写真プロでした)
モンベルの一番大きなザック(120ℓ)からドラえもんのポケットみたいに次々
道具が出てきます。彼曰く、山岳部時代の習慣が抜けなくて、我々一般登山者から
みると「やや過剰かな」という装備を持っているとか。なんか一見整理されて
なさそうなんですが、やはり慣れているからでしょうか?パッキングなどはとても
素早かったです。気さくにしゃべれる30過ぎくらいの好青年、彼もやはり普段は
テント泊だそうで、この時期この場所に何度も来ていたそうですから、これまでも
知らないうちにすれ違ったりしていたかもしれませんね。


18日(金) 3:30頃小用を兼ねて外へ出たら、昨日より風がやや強く、雲も多め
ながらも、まずまずの天気みたいでした。この朝は高根ガ原へ行ってみようかなと
考えていたんですが、ちょっと多めのガスが高根ガ原にはかかっていました。
どうしようか思案していたら、元山岳部くんから「緑岳にしませんか」とのお誘い。
彼は早朝の緑岳に行ったことがないようで(熊&暗闇が怖くて…私もそうですが)、
一人では心細いので連れがほしかったようです。で、連日の緑岳行脚となったのです。

私より体力も経験もある人を後ろに従えていくのは変な気分でした。せっかくですし、
私の荷物も持たせてやったらよかったですね、今から思うと。緑岳山頂から見た
雲海。雲がある分、少し朝焼けして、雲海も薄紫色に染まりました。元山岳部くんが
突然三脚をザックの中から取り出したのには驚きました。写真を「やるかやらないか」
の判断として、わざわざ重くてかさばる三脚をあえて山まで持って上がっているのが
一つの基準になると私は思っているのですが、持っていない彼は「写真をやらない人」
だと思っていたんです。三脚までザックの中にいれるかね普通。

日が昇り、ガレ場まで移動、この朝もトムラがごきげん、なかなかの好条件です。
最初にしていい時にあたった元山岳部くんもうれしそうにシャッターを切ります。
ほどなくして、美瑛のおじさんも到着。予定を一日伸ばしてよかったですね。
緑岳からの風景が大好きらしいんです。心置きなく撮影をお楽しみください。

元山岳部くんは「第一&第二花畑あたりまで行ってきます」と下って行きました。

(が、あとで小屋でまた一緒になった彼に聞いたら、下から登って来た関西の
おじさんと話し込んでいたらなぜか満足してしまって、花畑までは行かずに
戻って来たんだそうです。黒岳で泊るか、そのまま降りて翌日高原温泉に行こうか
迷いながら、北海岳方面に向かいましたが、その後どうしたんだろうか?
で、その話し込んだという関西のおじさんと緑岳からの下山途中に会うんです、私も。
縁というか、山の世界は狭いというか、色々ありますなあ)


*フィルム写真派の方に朗報です。「リバーサル現像お徳用コース」なるものが
  新設定されました。仕上がりまで時間がかかる分、料金がフィルム一本につき
  314円お安く現像してくれます。今回は10日午前中に出して、出来上がったのが
  今日14日の夕方。「撮った写真を少しでも早く見たい」気持を少し抑えられれば
  ぜひこのお徳なサービスを利用したいものですね。まさか「地域限定」の
  施策ではないと思いますが、関心ある方はお近くのお店で尋ねてみてください。
  ていうか、フィルムで写真撮っている人本当に少なくなったからなあ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする