17日(木) 3:45 起床、隣に寝ているはずの風景写真プロの姿はすでになし。
素早く身支度して外へ、星空、晴天です。小泉岳~緑岳間の稜線上に
明るく輝く星と大きな三日月、無茶苦茶かっこいい。写真を撮りたいけどここで
グズグズしている場合じゃない、緑岳へと板垣新道を歩きます。熊出没多発状態だと
かなりビビるところだけど、「いなくなった」とはいえやはり気持のいいものじゃない…
晴天の割に厳しい冷え込みはありませんが、それでもこの秋登山道に大きく残る
雪渓は凍ってツルツル、滑りこけないよう足元に気をつけながらも先を急ぎます。
板垣新道分岐からさらにすすんで緑岳山頂へ、ここでようやく撮影なんですが、
この間三日月はより高く昇ってしまいました。雲海と一緒に写し込もうとしたものの、
雲海は黒くつぶれてしまい… 「明るく輝く星」は金星なんだそうです。
天体に疎い私は知りませんでしたが、金星と月が接近するのって珍しいらしいと
明日朝一緒に行動することになる「元山岳部」くんにあとで教えてもらいました。
押さえに二枚撮ったうちの一枚。一緒に写し込める山の端もなく、雲海も黒つぶれ、
本来ボツ必至の写真ですが、記録としてスキャンしてみました。