旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

おとん、寝坊する

2010-04-08 21:12:19 | 老人のつぶやき


目覚まし時計を2個セットしておいたのですが、ものの見事に2度寝!
本日の吉野行きを棒に振ってしましました。休みと天気、それに見頃の3点セットが
ピッタリ決まったはずだったんですが…残念!

しかし、吉野の桜の状態はどうなんでしょうか??


実は昨年もそれなりの好条件下でお出かけしたのですが、あまりにも桜の状態が
芳しくなく、ほとんど写真を撮らずにがっかりして帰ってきたんです。
皆さんご存じの通り、今、吉野の桜は危機的状況にあり、年々状態は悪くなる一方
みたいです。あれ?確かここにあったよなあ?みたいな感じで、気に入っていた
老木&巨木が忽然と消え去り見る影もなくなっていたり、かろうじて木は残っている
ものの樹勢の衰えが激しく、花付きが極端に悪かったりするのが気になってましたが、
昨年は特に顕著に思えたんです。(私が気に入っている上千本付近で)

前にNHKの特番でも取り上げられていましたが、ウメノキゴケという桜(シロヤマザクラ)
を枯らしてしまう苔(菌)が多数発生しているのが原因のようで、その遠因には
温暖化や多雨などの人為的なものが疑われているみたいです。樹齢数十年の桜の
巨木が立ち枯れた後に若木をせっせと植え替えてくれてはいますが、いかんせん
巨木のボリュームたっぷりの花数をカバーするには心許なく、年々山全体が
盛り上がるように咲く景観が見られなくなってきているようです。昨年の惨状を
目の当たりにして、正直、「吉野はしばらく来なくていいな」と思いました。

しかし、長い付き合いになりつつありましたし、「悪い時」を見ておいてこそ、
いつか良くなった(復活した)姿を見る楽しみがあるというものです。さらに一年経って、
見頃だと思っていたけど実はピークではなくて「あれは私の錯覚だったのでは?」と
疑い始めたのも事実です。で、好条件がそろったので「よし、もう一度確認に!」と
意気込んだのですが、昨夜の深酒がたたりこの有様です…

もし出かけていたら「くたびれもうけ、がっかり」で終わったかもしれませんが、
行かなかったら行かなかったでやっぱり気になりますよねえ、本当に残念でした。
長年吉野を見てきている方には、今年の吉野はどのように映ったのでしょうか?


それで、その代わりと言っては何ですが、和歌山市内の高津子山を再び散策。
さすがにややピークは過ぎかけてはいましたが、青空に白い花が映えてきれいでした。
今回はカメラを持って登ったので、写真等用意できたらまた投稿したいと思います。

今年は寒の戻りがあったりで、桜が長持ちしましたね。和歌山や大阪では
ここ数日が入学式みたいで、ギリギリ桜を背景に記念写真を写せたみたいですよ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする