旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

夏の北海道の旅から帰還しました

2023-07-13 19:19:19 | 旅鴉の唄

丸三年ぶりになるのでしょうか、2019年以来の夏の北海道旅行から
深夜帰宅しました。

夏の北への山旅といえば、当時私の年中行事中の最大イベントでした。
それが長々とご無沙汰しているうちに、どんな旅をしていたのかすら、
すっかり忘れ去っていたのです。今回は、山旅(山泊まりの旅)に
復帰への試金石となるはずでしたが、思うような展開に持ち込めず、
復活への道のりはさらに厳しいものになりました。

それでも、不安定な天候が続く中、ナキウサギの撮影を中心に、
どうにかこうにか体裁を整え、今できる最低限の旅行スタイルを見出し、
無事帰還までこぎ着けたと安堵していたところ、最後の最後にドラマが
待っていました。「ドラマ」はちょっと誇大気味な表現かな、予期せぬ
トラブル発生で帰宅が大幅に遅れ、北海道ならば、そろそろ東の空が
白み始める頃となったのです。

そのトラブルで幕を下ろすまでの長い長いお話を、掲載まで時間がかかり
そうですが、よかったらいずれまたお付き合いいただけたらと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230712 北海道夏編㉙ 最後の最後、緊迫の舞鶴港接岸 小樽港~舞鶴港~和歌山市

2023-07-12 07:12:01 | Weblog



7月12日(水) 曇り時々雨

船内は予想に反したいした混雑はなく、団体は船国自衛隊の方々が少々いる程度、夏休み前
ということで、就学年齢前の小さな子供を見かけるほかは家族連れも少なく、ピーク寸前、
静かな船内だ。本州付近は梅雨末期の不安定な天候が続いていて、その影響で天候は海域に
よってめまぐるしく変わり、時折揺れの激しい時間帯もあったが、全般まずまず快適な
航海だったと思う。

定刻21:15よりも早い21:05着予定とのこと。それにしてもずいぶん早い時刻に車両積み込み
室への立ち入りが許可された。いつもなら「ゴー」というバラストを吐き出す大きな音?
が途絶えてから船内放送が入るのに、その音も聞こえず、普段通りでない違和感を感じ
ながらも車へ乗り込み、ゲートが解放されるのを待った。がしかし、待てど暮らせど門は
開かず、ついに我慢の限界を超えて車外へ出た方が係員に事情を聴きに行って、初めて
機関部のトラブルで港へ接岸できず、船はいったん沖合いへ離れたことがわかった。

ようやく乗務員がやってきて、貨物室は温度も高く、いったん客室へ戻るよう指示が出た。
その間、こちらから尋ねなければなんの説明もなかったので、対応は迅速だったとは
思えない。この時点で、すでに21:30を過ぎていたと思う。


   

自室のベットで横になって過ごした。時々船内放送が流れたが「機関部のトラブルで…」を
繰り返すばかり、詳細は依然不明のままだ。

さて、この先どうなるのか? 基本暇人の私は、このまま海上ホテル、もう一泊しても
構わないと思っていた。帰宅後食べるつもりで、夕飯はカップラーメンしか食べていないから
そのうちお腹がグーグー鳴り出すだろう。「臨時に売店を営業します」とのアナウンスも
あったが、基本無視していい。もっと事態がひっ迫すれば、やがておにぎりやパンなどの
差し入れがあるかもしれない。手持ちの食料はどうだ? ラーメンは食べつくしたが、
お土産に買った柳月のどらやきが2個あるし、山で使わなかった携行食はけっこう
残っている。翌朝くらいまでなら十分持ちこたえられそうだ。ヘリコプターやボートで
救出される可能性もある。しかし荷物を満載した車をおいてはいけず、これはパスだ。

我々乗客のほぼすべてが北海道旅行からの帰宅者なので、どんな結末を迎えても、
最後には笑い話になるであろう。しかし、シャレにならないのが、今、港で待機している
乗船予定者たちだ。機関部のトラブルがどの程度なのかがまったくわからないが、
仮にこのまま接岸できても、修理や調整などでドック入り、すぐ折り返しての出航は
考えられない。そうすると旅行者のスケジュールは白紙に戻り、場合によっては
このあと数日は出航が見合わせられるだろうから、一番のかき入れ時に、船会社
としても手痛い事態だ(しかし、これは杞憂に終わったようで、このあとすぐ
折り返し出航され、そのあとも欠航することなく運行されている。一体全体、
どんなトラブルだったのかが、いまだに不思議でならない)。

暇なので、そんな考えが頭をグルグルめぐっていたが、いっこうにらちが明きそうに
なく、後部デッキに出てみた。舞鶴港はすぐ眼前に見えているのに… 自衛隊の方が
いたので「訓練でなく、実践での出番が来たようですね!」と話を向けてみたが、
「陸上ならともかく、海の上ではどうも…」というつれない返答だった。

それからまた時間が流れ、「タグボートがこちらに向かっており、これから約一時間
後に曳航されて舞鶴港入港予定です。それまでの間、もう一度だけ自力での入港を
試みます」とのアナウンスがあった。しばらくすると、例の「ゴー」という大きな
音が聞こえるなどしたあと、「自力での舞鶴港入港に成功しました…」と放送があり、
やれやれといった感じで、再び車庫へ向かった。繰り返しになるが、なぜ最初から
これができなかったのか、そして、こんな出来事があったにもかかわらず、その後
別段運休などすることなくスケジュール通りに運行されているのが、とても不思議。

やがてバイクから下船が始まり、続いて自衛隊の特殊車両、それからようやく
一般車が降りることができた。すでに時刻は23:00を回っていて、定刻よりも
2時間遅れでの下船となった。

結果オーライだったのは、高速道路がオール深夜割引適応で安く済んだのと、
通行量がさらに少なく、快適に自宅まで走れたことだ。それならば、通常時も、
コンビニの駐車場で2時間くらい休憩して、それから走り始めたらいいのにと
なりそうだが、少しでも早く自宅に帰り着きたいのが人情だし、遅くなると、
居眠り運転のリスクが増すのが怖い。ちなみにこの日も、トラブル発生を知る
前にビタミンドリンクをグビっと飲んでしまったので、効力が早めに薄れてきて、
途中疲労の色が濃くなったので参った。

結局自宅着が2:30。北海道ならそろそろ東の空が白み始める頃で、日によっては
すでに行動を開始していたなと、苦笑いするほかなかった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230711 北海道夏編㉘ 魚真持ち帰り 小樽市

2023-07-11 07:11:02 | Weblog



小樽港到着後も天候の不安定な状況は続き、一時激しい雷雨となった時間帯もあった。
普段なら港から歩いて出かける恒例の魚真行きはどうするか、道中けっこう距離があり、
あんな降り方だと、傘をさしていてもずぶ濡れになることが考えられた。

そこで、ずいぶん久々に持ち帰り注文することにした。この前のみどり鮨と比較する意味で、
生ちらしを頼めないか電話で聞いてみたところ、OKとのことで注文してみた。
容器代が別にかかるとかなんとかで、「特上生ちらし寿司・3050円」だった。
店で食べるとサービスされる土瓶蒸しはつかないし、テイクアウトだと軽減税率適応で
消費税が安くなる分、若干値段が下がってもいいくらいなものだと、多少いぶかしく
感じたが、そのままお支払いした。


    

容器のサイズは、一辺20cmくらいと、みどり鮨のと比べると段違いに大きい。
びっちり詰め込まれているわけではないけれど、それでも1.3~1.5倍くらい量が多めで、
食べ応えはこちらのほうがありそうだ。ネタのサイズも、すしネタがそのまま
てんこ盛りされていて、ボリューミーさではこちらに軍配が上がる。

ただし、その分若干大味になっているきらいはあり、細々したネタが次々出てくる
楽しさと、味わい深さで、トータルではみどり鮨のほうが気に入った。

魚真には「小樽・観光地価格」が上乗せされているのは致し方ないとして、それでも
2000円のみどり鮨と比べると、量の差を差し引いても、CP 面でもみどり鮨のほう
が上回っているのでないかというのが私の感想だ。


    

旅先での最後の締め括りでもあり、それなりにゴージャスな食事をしたい気もする一方、
近年の相次ぐ値上げもあり、今までと同じように浪費することは許されないとも思う。

現地滞在中、みどり鮨での注文回数を少し多めにして、それで海鮮品に関しては満足し、
最後はあっさり締めくくる方向へシフトしていくかもしれない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230711 北海道夏編㉗ 大雨の中、緊迫の長距離移動 旭川市~小樽港

2023-07-11 07:11:01 | Weblog



7月11日(火) 曇り時々雨(ところにより激しい雷雨)

北海道の夏山としては、今週から次週あたりにかけてがベスト・シーズンであろう。
その前の撤退はいささか心許ない気はするが、自身の体調が依然パッとせず、
山泊まりできる体力が戻らず、熊出没のため白雲テン場が閉鎖され、このあと
しばらく天気がさえないとなると、この判断は致し方ないとしよう。

旭川市内で土産物を調達しつつ移動を始める。

「サッポロクラシック・夏の爽快」は、たぶん昨日が発売日で、まだ各店舗に
十分な在庫が行き渡っていないためだろう、箱買いできる体制が整っておらず、
バラ売りしかなくて、3店舗回って、かろうじて一箱だけ開封されていないのを見つけ、
やっとこさ購入できた。そのこだわり、あくなき執着心を、なぜ山で発揮できないの?

記憶違いでなければ、夏の爽快はもうひとつ好きじゃない味なんだけど、
義弟への土産に使いたいのでなるべくなら限定生産品を購入したかったのだ。
(追記:帰宅後飲んでみると、夏向きのスッキリしたのど越しが心地よく気に入って、
あっという間になくなっちゃった)

旭川を去る際には、なぜか雨上がりに大雪山、十勝連峰ともに全山見えていて、
これは秋に出直せとの啓示なのかと、最後に美瑛付近の丘を走りながら、別れの挨拶を
告げた。国道からは、沿線で見頃を迎えている各所のラベンダー畑を目に焼き付けた。
周辺の一番華やかな季節に来ているはずなのに、滞在中まったく無関心、ナキちゃんの
地味目な色合いのお尻ばかり追いかけていた気がする。

富芦トンネルを越え、岩見沢市へ入ったとたんに天気が急変、土砂降りに見舞われた。
北海道の道路は、極端な大雨には対処していないだろうから、冠水などしないかと
冷や冷やしながら、休憩ポイントの新篠津村の道の駅までたどり着く。実際、途中
ところどころ大きな水溜まりができていた。

到着時、たまたま少し小降りになっていたのでトイレは済ませられたけど、車に
戻ったらまた雨が激しくなった。


    

雨雲レーダーによると、ほどなく強い雨雲は抜けそうなので、その間、柳月の
チョコエクレア(200円)を食べながらおやつタイムだ。

15分ほどして再出発すると、雨は弱まるどころか、さらに激しい降りとなった。
新篠津村付近の道路整備状況はあまりかんばしくなく、凹凸などが多いので、
かなりの緊張を強いられながらの走行となった。

国道へ合流しても、他の車も速度を落として運転していた。さすがの道民も、
この雨でスピードを出すのは危険だとの判断だろう。


    

途中やや弱まる時間帯はあったものの、基本的に小樽港到着まで雨は降り続けた。
緊迫の長距離移動は無事終了、港までたどり着けた。ここでもたまたま雨が小降りに
なったので、トイレやチケット購入など乗船手続きを済ませられたが、車に戻るとまた、
前が見えないくらいの土砂降りになった。タイミングを誤ると、一瞬で濡れねずみに
なりかねないところである。

席(ベット)を窓側へ振り替えてもらうことができたのは幸いだった。おそらく
混雑しているだろうから、できるだけ独立した位置を確保しておきたかったのだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230710 北海道夏編㉖ 望岳台にてナキちゃん観察パート6 美瑛町

2023-07-10 07:10:01 | Weblog



7月10日(月) 晴れのち曇り

単純な「晴れ」マークひとつだけにはなかなかならない今回の夏の北海道。
大気の状態が不安定なのは確かで、毎日どこかしこでにわか雨が降っている。
(昨日は紋別方面で警報級の大雨となっていた)

本日も早朝は晴れ渡り、山も良く見え、美瑛富士上空の朝焼けがまずまず
美しかった。しかし全体に霞がかっている気配で、日が昇ると雲が増え始め、
昼前にはほとんど山は見えなくなってしまった。


    

そんなこんなで、天候不順というかっこうの逃げ口上を味方に、本日もお気軽に
望岳台でナキウサギ観察だ。ここだと、仮に天候が急変しても、10分くらいで
車まで逃げ帰れる。

この日もマックス7名程度と込み合わず、自分のペースで撮影できた。今日も
元気いっぱい例の子ナキがハッスルしてくれたが、私はあえて彼でなく、別の個体を
被写体に狙ってみた。彼ほどサービス精神旺盛なナキウサギはそうそう見当たらず、
撮影回数は大幅に減ってしまったが、別の個体がイワブクロを食するところを観察
できた。うまく写せていたらいいのだけれど。


今回、続けざまに同じ撮影地点へ通うような形になったことで、いわゆる「常連」
らしき方々複数と撮影を共にする機会があった。常連さんらはほとんどが皆顔見知りの
ようで、お互いを名前で呼び合うところも数多く見受けられた。中には、地元民で
あることをいいことに、何度も通っていることを殊更強調し、貴重な瞬間をとらえた
写真を写せていることを自慢げに話す人もいた。そら、基本、撮影機会が多くなれば
なるほど、比例していい写真が増えていくのが普通で、それをあたかも自分の腕前の
ように上から目線で語られるのがとても苦痛だ。それが嫌なこともあり、動物写真に
かかわらず、常連がたむろしそうな駐車場から至近の撮影ポイントはなるべく避ける
ことにしている私だが、実際問題、そんな自分に都合のいい撮影場所ばかりでないのが
実情だ。可能な限り常連らしい方々とは積極的に交わらないようにしているけれど、
ポイントが極めて狭い場合など、そうも言っていられないことも多い。

しかし、常連さんらとの交流は悪いことばかりでなく、ベテランの撮影者からは
貴重な情報や撮影指南を得られることもあり、端から接触を拒むのも考えもの、
もったいない気もする。たまたま見識が一致して、話が盛り上がり、一緒に行動する
ことで思わず充実した撮影セッションになることも多々ある。このあたり、紙一重だ。

この日も、最後に合流してお話した常連さんとは意見が合いそうで、お話し中に
子ナキが出てきたので、結果、同じ個体を一緒に撮影することになった。自分では
できるだけ自然に振舞っているつもりでも、知らぬ間に一匹オオカミを気取り、
バリアを張りながら極力他人との「接触拒否オーラ」を放っている私の姿は、
他の撮影者からは不気味な存在に映り、「社交性、協調性のない奴」として認識されて
いるだろうから、もしかしたらお互いさまなのかもしれない。    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230709 北海道夏編㉕ 望岳台から十勝岳登山後編 美瑛町

2023-07-09 07:09:03 | Weblog



日帰り十勝岳登山、こんなにきつかったんやなあ。

2000メートル級の山頂、いつ以来やろ。

標識の背後には大雪山~トムラウシ方面。やや霞んではいたが、周囲の山々が
ほぼ見渡せた。


    

逆側の富良野岳方面。背後には芦別の山々。


    

このところよく訪れる、然別湖方面の山々もよく見えていた。


    

石狩岳~ニペソツなど、東大雪の山々。

しばらくすると、カミホロ避難小屋から5人組くらいのパーティが登ってきた。
ガイドの男性は有名人(テレビなどに出演している?)らしい。私は知らんけど。

ここでスマホのメールをチェックしたら飛び込んできたのが、現在白雲テン場にいる
知人からの緊急連絡「本日から白雲岳避難小屋およびテント場が熊出没のため閉鎖になる」
というニュース。この先長逗留しても、白雲テン場泊が実現できていたのかどうかは
怪しいが、これでとどめを刺された感じだ。個人的には「熊に始まって、熊に終わった」
となろうか。動物写真愛好家でもある知人は、親子熊の写真を撮影できたことで、
不安定な天候の中、登った苦労が報われたと思う。


    

先行した人々の多くは、美瑛岳を経由して下山するべく、先へ急いだ。今の私にとっては
遥かなる道のりで、ものすごく遠くに見える(ように感じる)美瑛岳には行けそうになく、
元来た道を引き返す。

好天の日曜日、たくさんの登山者が途切れず登ってきて、すれ違いに窮する。


    

のどかな風景を突然切り裂くような大音響! (雷注意報が出ているので)来たか!と
一瞬身構えるも、自衛隊の演習だった。たまや~ 昼間の大花火大会かと思ったよ。
でもそんな余裕をこいでいられるのも今のうち。仮想敵国が「仮想」でなくなりつつあり、
実際攻め込まれたらたちどころに蹂躙されそう。平和よ永遠に。


どうにか望岳台までたどり着いた。長い距離を歩くには歩いたものの、肩は痛いは、
足首は痛いは、すでにガタガタだ。山泊まり復帰までの道のりは相当遠い。


    

今日もまた、沈みゆく夕陽が見えた。
    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230709 北海道夏編㉔ 望岳台から十勝岳登山中編 美瑛町

2023-07-09 07:09:02 | Weblog



急登を終えた小高い丘のような地点で休憩。

美瑛岳方面。


    

十勝岳へと続く、馬の背のような台地。なだらかだが、砂地でやや歩きにくい。


    

このあたりで、あとから来た数組に追い抜かされた。追いかける気力が私にはない。


    

登山道脇に残された雪渓越しに山頂を見上げる。

すじ雲がきれい、一眼レフでも撮っておいた。


    

ここから砂礫帯の最後の登りが始まる。きつい、引き返したい。


    

来たほう(馬の背)を振り返る。


    

火口から噴気が上がる。

山頂は目の前だが、なかなか到達しない。意識もうろうとしてきた。(つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230709 北海道夏編㉓ 望岳台から十勝岳登山前編 美瑛町

2023-07-09 07:09:01 | Weblog



7月9日(日) 晴れ時々曇り

土曜日から月曜日まで晴れマークが並び(ただし、午後はところにより雨、雷雨となる
可能性あり)、前後の予報を見渡す限り、山に入れそうなのはここしかなかった。

慣れ親しんだ緑岳か、それとも馴染みの薄い十勝岳か、層雲峡まで出向くのがすでに
おっくうで、手近な後者を選んだ。被写体としてさんざん写真には収めている十勝岳、
実は山頂は数えるほどしか踏んだことがなく、しかも、望岳台から登るのはこれが
初めて、新鮮味を優先したかった事情もあった。

夜間に登り始めようと思ったのは、昨夜急に思いついた案。どうせ夜中目が覚めるだろうし、
予想気温が30℃越え、涼しいうちに行動したほうがいいとの判断だ。

ハーフムーンが山景を浮かび上がらせる中、2:30出発。夏の北海道はもうそろそろ
東の空が白み始める頃、ヘッドランプは30分ほどで必要なくなった。
   

    

美瑛岳方面への分岐点。前はここで左に進路をとった。


    

十勝岳避難小屋到着。上空が少し焼けた。


    

急な登り、きつい!


    

富良野岳に朝日が当たった。


    

来たほうを振り返る。


    

火口から噴出されたらしい黒々した岩石が堆積している。


    

あれが十勝岳山頂? まだまだ遠いなあ… 霞んでいるのは、火口からのガスが
風に乗って流れているため。

ようやく急登終了。くたびれた、もう帰りたくなってきた。(つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230708 北海道夏編㉒ 望岳台にてナキちゃん観察パート5 美瑛町~東川町

2023-07-08 07:08:01 | Weblog



7月8日(土) 曇りのち晴れ

今日こそ山頂へとの決意は、早朝雲に覆われた山上部を拝んだ瞬間、すぐ砕かれた。

本日も安易にナキウサ詣ででことを済ませる。晴天予報の土曜日、現場の混雑が懸念
されたが、最大7名ほどのギャラリーで、混乱は避けられたようだ。


    

どうやら子ナキは、この周辺に少なくとも3、4匹はいるようで、これまで私は、
高パフォーマンスな一番の元気者を中心に撮影していたが、視野を広げ始めた。

この子は別の個体で、岩の上で日向ぼっこ中に眠りこけ、危うく転げ落ちそうに
なっていた。


    

そうこうしているうちに徐々にガスがとれ、山が姿を現せた。


    

昼食は笹一で「塩野菜ラーメンとミニチャーハンのセット・1250円」。


    

スーパーで目について、エイヤー!と思い切って買ってしまった道内産のサクランボ・
佐藤錦。たしか428円だったと思う。

以前は帰り際、仁木町へ立ち寄り、お土産によく買ったものだ。この頃は、そうした
寄り道、回り道をほとんどしなくなった。


    

午後、ぼんやりながら山が見えていたので、丘に立ち寄り少し撮影した。今回、
ごく限られた場所でほんの少しだけしか写す機会がなかったのに、前回も一緒だった
バイクの男性と鉢合わせになった。

この方を白金温泉付近を走行中なのを見かけたこともあり、定宿の民宿「星の庵」
の休館日は、白金でキャンプしているらしい。バイクは宿に置きっぱなしで、
飛行機でやってきていて、7月いっぱいこっちにいるって言ってたな。


    

白金温泉の手前で急に車が動かなくなったと思いきや、「青い池」渋滞だ、しまった!
油断していた。さらにレンタカー同士の衝突事故まで加わり拍車をかけ、周辺混乱していた。


    

どうにかこうにか、望岳台までたどり着いた。

夕陽が沈むのを見るのは、往きの船上以来か。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20230707 北海道夏編㉑ 望岳台にてナキちゃん観察パート4 美瑛町

2023-07-07 07:07:01 | Weblog



7月7日(金) 曇りところにより朝のうち雨、のち時々晴れ

今日もすっきりしない天気予報、下界雨が降ってなかったので、望岳台まで行ってみた。
私としては少しだけ行動的になったのは、この不安定な天候をものともせず、知人が
昨日から白雲テン場で山ごもりしているのに刺激を受けたからであった。顧みると、
あまりに自身の不甲斐なさが情けなかった。

しかし望岳台は本降りに近いような雨。この雨をついて、レインコートを着用し、
十勝岳方面へと登り始める登山者も見かけたが、さすがに私はその勇気が持てず、
しばらく様子を見たあと、すごすごと町中へ引き返した。

そして、ランチを食べ、夕飯用の弁当と朝食用のパンを購入するなど準備をして、
午後再び望岳台へと向かった。回復傾向の予報を信じ、ナキウサギの観察を終えたら
そのままここで車中泊、そして翌朝、もう一度山に入る作戦だ。これで、移動時間と
燃料代をかなり浮かすことができるだろう。


    

天気はすっかり回復し、山もほとんど見え始めていた。

撮影現場に到着時7,8名いたギャラリーは、私と入れ替わるように下山した人もいて、
思ったよりも静かに撮影できた。本日も活発な子ナキを中心に撮影する。


    

ブーンブーンと飛び回っていたカナブンが、私のズボンのすそにとまった。


    

数時間後、切り上げ駐車場まで戻ってくると、山上は再び黒っぽい雲に覆われていた。
一雨あってもおかしくない雲の多さで、依然不安定な天候は続いていたのだ。

望岳台での車中泊は今回が初めて。下界よりも数度温度が下がり、多少寝苦しさからは
解放されそうだ。ただし、駐車場付近日差しを遮るものがないので、直射日光が
当たるとかなり厳しい。ある程度日が陰ってから上ってくるのが、ここの正しい
使い方かもしれない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする