秋田駅の北側で、線路の西側・東側とも区画整理が行われていることを何度か取り上げてきた。
今回は、東側「秋田駅東第三地区土地区画整理事業」エリアで、2018年8月に取り上げた道路に関連した新たな話。
その時触れたように、現時点(2011年頃から【14日訂正】2010年代前半~中頃から)では、秋田駅から秋田大学手形キャンパスへ徒歩・自転車で向かう場合、東口を出て、区画整理で新しくできた線路沿いの道を北上して、歩行者用跨線橋のところで既存の道路に接続、手形陸橋の下をくぐるのが、最短ルートだと思う。
実際には、他のルートも距離としては大差はないが、戻る方向の線形が少ないことや、信号待ちがほとんどないことから、心理的・時間的には最短だと思われ、実際、秋大生や地元住民でこのルートを選ぶ人は多いはず。
ところが、1月15日・水曜日からこのルートが使えなくなってしまう。
このルート中、100メートルほどが全面通行止めになるため。※その北側の区間が車両通行止めになったことを、2018年の記事で取り上げていたが、それは今年4月までの期限となっていた。現時点では変化なし。
秋田駅東口から360メートルほど、秋田市の区画整理工事事務所の横が通行止めの南端。
通行止め区間南端の予告看板
予告看板は「道路築造工事のため」で、「令和10年3月(予定)まで」となっている。
右が工事事務所。車は右折するしかないが、今後は歩行者もそうなる
この場所は、前は車も通る道路だったが、おそらく2011年頃に車が入れないようにされ(道路標識はないが、ラバーコーン【14日訂正】ラバーポールと赤白ガードパイプで封鎖)、歩行者自転車道となっていた。【13日追記・歩行者道化後は、ほぼ放置状態だったため、路面にはひび割れが生じ、縁石には草も茂っている。除雪はされていなかったかもしれない。】
【14日訂正・補足】Googleストリートビューを見てみると、2012年10月の状況が分かった。工事事務所のところに「歩行者も通行止め」との看板があり、逆の秋田駅方向の道はできたばかりの雰囲気で、車が通れず歩行者だけに供用されていた。今回の通行止め実施区間は、道路→全面通行止め(2010年代前半まで)→歩行者自転車道(2020年1月14日まで)→全面通行止めと変遷したことになりそう。
この付近に、線路の東西を結ぶアンダーパスが建設される計画があり、おそらくその工事に入るのだろう。8年後に通行止めが解除された時、現在と同じ形で供用されるとは限らないと思う。
歩車道の境界だった縁石が残る。右・東側が歩道で線路側にはなかった
もう25年前になるが、大学入試センター試験を受けた時、雪が積もったこの付近の歩道を、秋田市外から高校一括で来た受験生がぞろぞろと歩いていて、追い越そうと歩道のない線路側を歩いたら、バス(市営バスの回送)が来てあわてた思い出がある。当時はこの道が、東口と手形陸橋方面を結ぶ数少ないルートで、それなりに車が通っていたと記憶する。
ここはさらにさかのぼれば営林局の貯木場があり、本格的に宅地化されたのは平成に入るかどうかの頃だったはずなので、道路としての歴史は長くはないようだ。それも、区画整理の進捗で廃止されたり新しくできたりしている。
地形図で2006年と現在を比較。右が現在の地図で、赤い線が通行止めになる区間。
時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)より
15日以降は、秋大方面へは線路沿いでない東側の道を進んだほうが近い。手形陸橋の下をくぐるよりも、手形陸橋のふもとに出て、手形山崎町交差点を横断することになるのか。とすれば、かつての森林鉄道跡の道路を含む、2011年以前の最短ルートに近いものになる。
一直線でなく少々分かりづらく、全区間車も通るから注意。また、さらに東へ進んで大通りまで出てしまうと、線形により距離は若干長くなる。
通行止め北端から
11日は午後に雪が降り続け、久しぶりに2センチほど積もった。
左が元歩道、右が元車道。どちらを歩くかは自由
この区間、北寄り線路際に、囲われている部分がある。
ガードレールとバリケードとコーンと
ここは、
穴
用水路なのか、2メートル以上くぼんでいて、水が貯まっている(流れていはいなそう)。
ネットが張られていたかと思ったが、今はめくれてしまい、中にゴミが捨てられてしまっている。
8年後、どうなっているか
※2020年春には、西側でも通行止め実施。
※2021年には東側に公園ができた。
今回は、東側「秋田駅東第三地区土地区画整理事業」エリアで、2018年8月に取り上げた道路に関連した新たな話。
その時触れたように、現時点(
実際には、他のルートも距離としては大差はないが、戻る方向の線形が少ないことや、信号待ちがほとんどないことから、心理的・時間的には最短だと思われ、実際、秋大生や地元住民でこのルートを選ぶ人は多いはず。
ところが、1月15日・水曜日からこのルートが使えなくなってしまう。
このルート中、100メートルほどが全面通行止めになるため。※その北側の区間が車両通行止めになったことを、2018年の記事で取り上げていたが、それは今年4月までの期限となっていた。現時点では変化なし。
秋田駅東口から360メートルほど、秋田市の区画整理工事事務所の横が通行止めの南端。
通行止め区間南端の予告看板
予告看板は「道路築造工事のため」で、「令和10年3月(予定)まで」となっている。
右が工事事務所。車は右折するしかないが、今後は歩行者もそうなる
この場所は、前は車も通る道路だったが、おそらく
【14日訂正・補足】Googleストリートビューを見てみると、2012年10月の状況が分かった。工事事務所のところに「歩行者も通行止め」との看板があり、逆の秋田駅方向の道はできたばかりの雰囲気で、車が通れず歩行者だけに供用されていた。今回の通行止め実施区間は、道路→全面通行止め(2010年代前半まで)→歩行者自転車道(2020年1月14日まで)→全面通行止めと変遷したことになりそう。
この付近に、線路の東西を結ぶアンダーパスが建設される計画があり、おそらくその工事に入るのだろう。8年後に通行止めが解除された時、現在と同じ形で供用されるとは限らないと思う。
歩車道の境界だった縁石が残る。右・東側が歩道で線路側にはなかった
もう25年前になるが、大学入試センター試験を受けた時、雪が積もったこの付近の歩道を、秋田市外から高校一括で来た受験生がぞろぞろと歩いていて、追い越そうと歩道のない線路側を歩いたら、バス(市営バスの回送)が来てあわてた思い出がある。当時はこの道が、東口と手形陸橋方面を結ぶ数少ないルートで、それなりに車が通っていたと記憶する。
ここはさらにさかのぼれば営林局の貯木場があり、本格的に宅地化されたのは平成に入るかどうかの頃だったはずなので、道路としての歴史は長くはないようだ。それも、区画整理の進捗で廃止されたり新しくできたりしている。
地形図で2006年と現在を比較。右が現在の地図で、赤い線が通行止めになる区間。
時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)より
15日以降は、秋大方面へは線路沿いでない東側の道を進んだほうが近い。手形陸橋の下をくぐるよりも、手形陸橋のふもとに出て、手形山崎町交差点を横断することになるのか。とすれば、かつての森林鉄道跡の道路を含む、2011年以前の最短ルートに近いものになる。
一直線でなく少々分かりづらく、全区間車も通るから注意。また、さらに東へ進んで大通りまで出てしまうと、線形により距離は若干長くなる。
通行止め北端から
11日は午後に雪が降り続け、久しぶりに2センチほど積もった。
左が元歩道、右が元車道。どちらを歩くかは自由
この区間、北寄り線路際に、囲われている部分がある。
ガードレールとバリケードとコーンと
ここは、
穴
用水路なのか、2メートル以上くぼんでいて、水が貯まっている(流れていはいなそう)。
ネットが張られていたかと思ったが、今はめくれてしまい、中にゴミが捨てられてしまっている。
8年後、どうなっているか
※2020年春には、西側でも通行止め実施。
※2021年には東側に公園ができた。