広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

まきえもんの中

2025-03-12 20:41:28 | 秋田のいろいろ
秋田市中央部、千秋公園の丘を抜ける市道の千秋トンネル。その歩道に2019年(2018年度末)に「まきえもん」が設置された
まきえもんは「定置式凍結防止剤散布装置」で、時間や温度に応じて、いわゆる融雪剤(凍結抑制剤)を自動で散布する。トンネル内の車道の路面凍結を防ぐ役割。両方向の車線に2台ずつ、計4台が設置されている。
(再掲)2019年
設置から6年が経過し、活躍具合がどうなのかは知らないけれど、ボディに汚れが目立つようになり(洗えば落ちそう)、変わらず歩道に鎮座し続け、気にも留めなくなっていた。
ところが現在、手形→保戸野・新国道方向の車線のまきえもんが2台とも、こんな姿になっている。
手形側
フタ状の天面ががばっと開いている!
保戸野側
保戸野側のまきえもんは、開いた全面を覆う、半透明のシートがかかっている。
手形側
手形側は、そのシートが半分外れてしまっていて、中がよく見える。容易に見られる位置だったので拝見。
これがまきえもんの中だ!
がらんどう
底に凍結抑制剤が少量たまっていて、穴が開いている。なるほど、まきえもんの大きなボディの大部分は、凍結抑制剤タンクだったのか。
↑上の写真上方に白い横長のシールが貼ってあるが、そこが凍結防止剤最大投入レベル。
金属製だと思っていたが、フタは軽そうで樹脂製に見えた。そして「ホッパーに散布剤を入れすぎるな」という趣旨の注意書きがあり、タンクではなく「ホッパー」が正式らしい。メーカーホームページには「ホッパーはFRP製で腐食の心配がありません。」とあり、全体が樹脂製。容量は0.2立方メートルで、25kg袋が5袋分入る。底には「撹拌翼」がある。

開けっ放しなのはなぜ?
そして、ここ数日は暖かいが、その後は再び冷える天気予報が出ている今、こんなわずかな融雪剤で足りるのか?
好意的に解釈すれば、定期巡回時に凍結抑制剤が足りないことが判明し、近日中に補充することにし、分かりやすいように開けっ放しにしている。といったところか? シーズン終わりのお掃除にはまだ早い。
開けっ放しだと、ごみを捨てられたりしかねない(トンネル付近のポイ捨ては少ないが)し、万一、子どもが中に入ったりしたら危ないのでは。

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