広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

南通りのクローバー

2024-06-08 23:08:06 | 動物・植物
秋田市の南大通り「中通六丁目」交差点。
西方向

南方向
南東角はかつてバドワイザーの缶がてっぺんにめりこんでいた373共同ビル
今回は、上の写真手前・北東角の歩道の車道際に注目。
車両感知器の柱と信号柱・照明柱の間に植えこみがある。街路樹のケヤキではなく、アジサイが植えられている。

5月上旬、ここが白くなっているのに気付いた。

小さな白い球形のものがぽんぽんと。

シロツメクサ(クローバー)の花。
更地になって間もない土地にも咲いていたように、どこからともなくやってきて、力強く繁茂する植物だけど、ここが決定的に違うのが、葉の色。
クローバーの象徴ともいえる鮮やかな緑ではなく、暗い色。最初、違う植物かと思ってしまった。でも、葉の形は間違いなくクローバー。
アントシアニン色素によるであろう、黒というか暗めの赤色が、葉の多くを占める。若い葉は緑が多いようで、成熟した葉は縁だけ緑色。

こんなシロツメクサがあるとは知らなかった。葉がこんなに特徴的なのに、花は典型的なシロツメクサなのもおもしろい。
野生ではなく、園芸品種だろうと調べると、千葉県のハルディンという企業が扱う「クローバー ティントシリーズ 」の1つ、「ナイト」という品種のようだ。
ナイトは night なのか knight なのか不明。辻村深月の小説「クローバーナイト」は、knight のほうだそうだけど、あやかった品種名なのかも不明。

ティントシリーズは計12品種あるらしく、白っぽい緑や赤が混じった葉の品種、花も赤い品種もある。寄せ植え、ハンギング、グラウンドカバーなどの用途を想定している。牧草でなければ雑草という印象しかなかった(蜜源とかグラウンドカバーもあるけれど【9日追記・緑肥=土壌改良も】)シロツメクサに、園芸品種があったのに少々驚いたが、中にはどこかで見覚えのある品種も。クローバーもかわいらしくてきれいだと、思わされた。

南大通りの植えこみは、ライラックなどいろいろな小低木(2010年の記事)やタツタナデシコのような草本も見られる。地元の人たちがそれぞれ植えて管理しているのだろうか。別に迷惑になっていないし、雑草ぼうぼうや土が露出しているよりはずっといい。シロツメクサも、近くの人が植えたのだろう。見た限りでは、ほかの植えこみでは見つけられなかった。

ナイトは縁取りがあることで、葉の1枚1枚を認識しやすい。となると、四つ葉のクローバー探しが、いくらかラクになるかも。僕はこれが苦手で、1度も見つけたことがないのだけど。
かれこれ1か月咲き続けている
ナイトの端には、
左の塊もシロツメクサ?
葉が小さく、赤い(中心部は緑)株があった。植えられたばかりなのか、品種名を記した札もささっていた。見ないでしまったが、ティントシリーズ「ワイン(登録名:天使のピアス ビューティー=商品名と登録名が違うってこと?)」?
この状態だと、ナイトに負けてしまいそう。
コメント
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