アジサイの花とハマナスの果実(花も少々)と秋田中央交通の路線バス
バスは、臨海営業所の日野レインボー2、秋田200か1583。なかなか珍しい、南丹市営バス(京都府。公営企業ではなく、コミュニティーバス)の中古だそう。ワンステップで新しくはないが、そのわりには使いこまれていない感じがする。座席の背もたれの高さが、高いというか揃っていない。
この光景は、年に1~2日しか見られない。普段は路線バスが通らない道だから。
反対方向
バスは交差点を北へ直進して、菊谷小路バス停へ。
つまり、バスは、秋田駅・広小路から竿燈大通りへ入り、大町西交差点を右折して、旧・亀ノ町(南通亀の町とは別)を走って来た、神田線の下り。
また、アジサイやハマナスが植えられているスペースは、今回の交通規制区間外、交差点より西方向(旧・大工町)の秋田市道の歩道の融雪のための施設(過去の記事)。
6月下旬に開催される、よさこい祭り系の1つ「ヤートセ秋田祭」に伴う交通規制により、迂回運行される時だけ見られる光景。
ヤートセ秋田祭は1998年に始まったそうで、アゴラ広場などで開催した年もあったかと記憶する。ここ十数年は、旭川の西側、通町や大町での開催で定着している。
なかでもここ何年かは、2日間にわたって、通町の車道と、大町二丁目の秋田ニューシティ跡地(大町イベント広場)で開催するのが通例だった。しかし2024年は、23日(日曜日)の1日だけ、通町の道路のみで開催された。
ちなみに、ニューシティ跡地は、祭関係者の駐車場として使われたようだ。跡地半分を秋田いすゞが使ってしまって、祭会場としては使えなくなったということなのだろうか。所有者の辻家としては、どっちみち借用料が得られて構わないのかもしれないが。
いずれにしても、通町の通り(と大町通りの一部)は車両通行止めになり、通町を通る路線バスが迂回を強いられる。
秋田市中心市街地循環バス「ぐるる」と、新屋線、川尻割山線は、交通規制区間をショートカットする形。神田旭野団地線、通町・寺内経由将軍野線、泉ハイタウン線は、上記の通り、本来のルートより南、大町西交差点・亀ノ町を迂回する。
ヤートセのほか、昼竿燈を通町で開催した時にも、同様の迂回運行が行われた。
将軍野線と泉ハイタウン線は、この交差点で大工町方向へ(から)曲がる。
上りが右折して迂回区間へ
祭を横目に
大町西交差点→亀ノ町→菊谷小路は、2024年3月までは路線バスが走っていた。平日朝、片道1本だけの「楢山大回り線」。
さかのぼれば、反対周りの手形大回り線もあったし、本数もいくらか多かったし、一時期は千代田町経由神田線(運行開始間もない、1980年代後半~1990年頃?)も通っていたことがあった。
この区間には「大町西交差点」バス停があった。交差点をはさんで南北に同名バス停があって、その北側のほう。
過去の迂回運行時には、大町西交差点バス停でも、乗降を取り扱っていた。駅発の下り便で。上り便にはそもそもバス停がないが、竿燈大通りへ出てすぐに「大町二丁目」バス停があり、そちらで乗降できたはず。
バス停がなくなった今年は…
「臨時バス停」を設置
春までと同じ位置。
表示板は地色があせ、文字はJTCウインR。以前、(千秋)矢留町に仮置きされていたものと同仕様だが、同一のものではなさそう。時刻表掲出枠なし。
下りで、この次のバス停は、神田線ならすぐに菊谷小路がある。
将軍野線では旭北栄町、泉ハイタウン線では聖園短期大学前となるが、もう1つ、臨時バス停が設置される。通常経路に復帰してすぐ、大工町。
信号の先から交通規制、右が大町西交差点方向
両側に同じもの
地色はあせておらず、角ゴシック体で「臨時停留所」をシール貼りした表示板。他の場面の臨時バス停のポールとして、よく使われるタイプ。
時刻表掲出枠が1つあって、「お知らせ」として、23日9時00分から18時00分まで乗降取扱いし、それ以外は乗降できない旨が告知されている。
この位置の臨時停留所設置は、古くから実施されていた。
(再掲)秋田市営バス最後の2005年6月26日
以前記事にしたように、商店街の道路が拡幅される1998年(4月?)以前は、バス停の位置が異なった。変更前は、下り側の「通町二区」が、この位置にあった。その名残りで、臨時停留所がここに置かれているのだろう。
ただ、(ここ数年は知らないけれど)以前と比べると、下りバス停の位置が、若干移動していた。
左が下り側
今回は、照明の所に置かれた。その西(上の写真奥)には、照明がない植えこみがあって、白い「旧大工町」の標柱や道路標識がある。
標柱は1998年12月設置
2005年は、
上の再掲写真と同時撮影の初掲載写真
↑この時のポールは、市営バスの表記がなく、今回大町西交差点に置かれたのと同タイプ。
バスのすぐ右に標柱があるから、標柱より西、道路標識との間に設けられていた。
道路拡張前の通町二区の位置は、ほぼこの位置だった。お茶店と書店の間。
【24日補足・2024の下の点線は、Microsoft Paintが勝手に入れたもの(バグ?)で、他意はありません。】
若干移動したのは、以前の位置では、書店の駐車場への出入りと重なってしまうからだろうか。横断歩道と近すぎるというほどもでないと思う。あとは設置した社員の気まぐれか。
ところで、本件に限らず(秋田市、秋田県内に限らず)、迂回運行時の代替バス停の扱いは、まちまちだし、周知があいまいで分かりづらいことが多い。
臨時バス停が置かれれば、確実に乗降可能なのだろうが、迂回ルートに他路線の既存バス停がある場合、そこで乗り降りできることとできないことがある。
広小路がイベントで通行止めになる時や、1年前~今春の土手長町の護岸崩落時では、迂回区間にある既存バス停での乗降ができなかった。イレギュラーな対応で混乱を招くおそれや、警察や運輸局からの指導・要請なのかもしれない。
ヤートセの迂回時は、上記、大町二丁目(上り)のほか、川反入口では乗降できそう。一方で、ぐるるは、迂回ルートに二丁目橋バス停があるが、そこでは乗降できない。中央交通による告知ではあいまいで、秋田市による告知もややあいまいだが、二丁目橋は無視していることからできないと思われる。市街地でのきめ細かい利用を目的としているであろう循環バスなら、二丁目橋で乗降扱いしたほうがいいのではないだろうか。車線変更やダイヤ上の制約はないはず。
考えてみれば、神田、将軍野、泉ハイタウン線で、大町西交差点/大町二丁目で乗降させる必要はあるのか。川反入口は、通町の代替として意味があるけれど。
通常ルート時にこの辺りに用事がある乗客なら、通町二区(または菊谷小路)を利用しなければならない。迂回運行時は、その代替である大工町の臨時停留所を使えば、歩く距離はほぼ変わらない。
川反入口と大町二丁目で扱いが違うと混乱させるから、(今年からは)わざわざ臨時停留所を置いてまで対応したということか。
お祭りや道路不通・工事はそれとして、いつもと同じ生活をしてバスを利用しなければならない人もいる。その両者への対応は簡単ではないけれど、方針や告知は分かりやすくお願いしたい。
休日ダイヤの減便が進み、迂回ルートを通るバスは、毎時片道2~3本。それでも、迂回区間内で、バスどうしがすれ違うシーンに遭遇できた。
ちょっときつそう
↑右は中央交通本体では最後の1台となった、いすゞLRジャーニーK・864(小田急中古・ワンステップ)。
バスは、臨海営業所の日野レインボー2、秋田200か1583。なかなか珍しい、南丹市営バス(京都府。公営企業ではなく、コミュニティーバス)の中古だそう。ワンステップで新しくはないが、そのわりには使いこまれていない感じがする。座席の背もたれの高さが、高いというか揃っていない。
この光景は、年に1~2日しか見られない。普段は路線バスが通らない道だから。
反対方向
バスは交差点を北へ直進して、菊谷小路バス停へ。
つまり、バスは、秋田駅・広小路から竿燈大通りへ入り、大町西交差点を右折して、旧・亀ノ町(南通亀の町とは別)を走って来た、神田線の下り。
また、アジサイやハマナスが植えられているスペースは、今回の交通規制区間外、交差点より西方向(旧・大工町)の秋田市道の歩道の融雪のための施設(過去の記事)。
6月下旬に開催される、よさこい祭り系の1つ「ヤートセ秋田祭」に伴う交通規制により、迂回運行される時だけ見られる光景。
ヤートセ秋田祭は1998年に始まったそうで、アゴラ広場などで開催した年もあったかと記憶する。ここ十数年は、旭川の西側、通町や大町での開催で定着している。
なかでもここ何年かは、2日間にわたって、通町の車道と、大町二丁目の秋田ニューシティ跡地(大町イベント広場)で開催するのが通例だった。しかし2024年は、23日(日曜日)の1日だけ、通町の道路のみで開催された。
ちなみに、ニューシティ跡地は、祭関係者の駐車場として使われたようだ。跡地半分を秋田いすゞが使ってしまって、祭会場としては使えなくなったということなのだろうか。所有者の辻家としては、どっちみち借用料が得られて構わないのかもしれないが。
いずれにしても、通町の通り(と大町通りの一部)は車両通行止めになり、通町を通る路線バスが迂回を強いられる。
秋田市中心市街地循環バス「ぐるる」と、新屋線、川尻割山線は、交通規制区間をショートカットする形。神田旭野団地線、通町・寺内経由将軍野線、泉ハイタウン線は、上記の通り、本来のルートより南、大町西交差点・亀ノ町を迂回する。
ヤートセのほか、昼竿燈を通町で開催した時にも、同様の迂回運行が行われた。
将軍野線と泉ハイタウン線は、この交差点で大工町方向へ(から)曲がる。
上りが右折して迂回区間へ
祭を横目に
大町西交差点→亀ノ町→菊谷小路は、2024年3月までは路線バスが走っていた。平日朝、片道1本だけの「楢山大回り線」。
さかのぼれば、反対周りの手形大回り線もあったし、本数もいくらか多かったし、一時期は千代田町経由神田線(運行開始間もない、1980年代後半~1990年頃?)も通っていたことがあった。
この区間には「大町西交差点」バス停があった。交差点をはさんで南北に同名バス停があって、その北側のほう。
過去の迂回運行時には、大町西交差点バス停でも、乗降を取り扱っていた。駅発の下り便で。上り便にはそもそもバス停がないが、竿燈大通りへ出てすぐに「大町二丁目」バス停があり、そちらで乗降できたはず。
バス停がなくなった今年は…
「臨時バス停」を設置
春までと同じ位置。
表示板は地色があせ、文字はJTCウインR。以前、(千秋)矢留町に仮置きされていたものと同仕様だが、同一のものではなさそう。時刻表掲出枠なし。
下りで、この次のバス停は、神田線ならすぐに菊谷小路がある。
将軍野線では旭北栄町、泉ハイタウン線では聖園短期大学前となるが、もう1つ、臨時バス停が設置される。通常経路に復帰してすぐ、大工町。
信号の先から交通規制、右が大町西交差点方向
両側に同じもの
地色はあせておらず、角ゴシック体で「臨時停留所」をシール貼りした表示板。他の場面の臨時バス停のポールとして、よく使われるタイプ。
時刻表掲出枠が1つあって、「お知らせ」として、23日9時00分から18時00分まで乗降取扱いし、それ以外は乗降できない旨が告知されている。
この位置の臨時停留所設置は、古くから実施されていた。
(再掲)秋田市営バス最後の2005年6月26日
以前記事にしたように、商店街の道路が拡幅される1998年(4月?)以前は、バス停の位置が異なった。変更前は、下り側の「通町二区」が、この位置にあった。その名残りで、臨時停留所がここに置かれているのだろう。
ただ、(ここ数年は知らないけれど)以前と比べると、下りバス停の位置が、若干移動していた。
左が下り側
今回は、照明の所に置かれた。その西(上の写真奥)には、照明がない植えこみがあって、白い「旧大工町」の標柱や道路標識がある。
標柱は1998年12月設置
2005年は、
上の再掲写真と同時撮影の初掲載写真
↑この時のポールは、市営バスの表記がなく、今回大町西交差点に置かれたのと同タイプ。
バスのすぐ右に標柱があるから、標柱より西、道路標識との間に設けられていた。
道路拡張前の通町二区の位置は、ほぼこの位置だった。お茶店と書店の間。
【24日補足・2024の下の点線は、Microsoft Paintが勝手に入れたもの(バグ?)で、他意はありません。】
若干移動したのは、以前の位置では、書店の駐車場への出入りと重なってしまうからだろうか。横断歩道と近すぎるというほどもでないと思う。あとは設置した社員の気まぐれか。
ところで、本件に限らず(秋田市、秋田県内に限らず)、迂回運行時の代替バス停の扱いは、まちまちだし、周知があいまいで分かりづらいことが多い。
臨時バス停が置かれれば、確実に乗降可能なのだろうが、迂回ルートに他路線の既存バス停がある場合、そこで乗り降りできることとできないことがある。
広小路がイベントで通行止めになる時や、1年前~今春の土手長町の護岸崩落時では、迂回区間にある既存バス停での乗降ができなかった。イレギュラーな対応で混乱を招くおそれや、警察や運輸局からの指導・要請なのかもしれない。
ヤートセの迂回時は、上記、大町二丁目(上り)のほか、川反入口では乗降できそう。一方で、ぐるるは、迂回ルートに二丁目橋バス停があるが、そこでは乗降できない。中央交通による告知ではあいまいで、秋田市による告知もややあいまいだが、二丁目橋は無視していることからできないと思われる。市街地でのきめ細かい利用を目的としているであろう循環バスなら、二丁目橋で乗降扱いしたほうがいいのではないだろうか。車線変更やダイヤ上の制約はないはず。
考えてみれば、神田、将軍野、泉ハイタウン線で、大町西交差点/大町二丁目で乗降させる必要はあるのか。川反入口は、通町の代替として意味があるけれど。
通常ルート時にこの辺りに用事がある乗客なら、通町二区(または菊谷小路)を利用しなければならない。迂回運行時は、その代替である大工町の臨時停留所を使えば、歩く距離はほぼ変わらない。
川反入口と大町二丁目で扱いが違うと混乱させるから、(今年からは)わざわざ臨時停留所を置いてまで対応したということか。
お祭りや道路不通・工事はそれとして、いつもと同じ生活をしてバスを利用しなければならない人もいる。その両者への対応は簡単ではないけれど、方針や告知は分かりやすくお願いしたい。
休日ダイヤの減便が進み、迂回ルートを通るバスは、毎時片道2~3本。それでも、迂回区間内で、バスどうしがすれ違うシーンに遭遇できた。
ちょっときつそう
↑右は中央交通本体では最後の1台となった、いすゞLRジャーニーK・864(小田急中古・ワンステップ)。