秋田などのお盆の風習。
この記事などの通り、東北地方日本海側・津軽~秋田~庄内辺りには、お盆の“アイテム”に独特なものがいろいろとある。その2023年の状況。
モナカの皮状のものを吊るす「盆とうろう」などと呼ばれるもの。
たけや製パンの商品(青森のかさい製菓でも同一のものが売られる)は、2023年もこれまでと変わらず。しかし、昨今の物価上昇の影響がここにも。
消費税率が10%になった2020年から2022年までは、1セット税込み220円程度だった。
今年は260円。2割も値上がった。
「青棚(あおだな)」は、秋田独特のものなのか、ネット上に情報はとても少ない。
ハスの葉で、数種類の果実を包んだ状態で売られる。それを広げて、お盆のお供えとするもののようだ。
(再掲)スーパーで「青棚セット」として売られる状態
2015年は400円ほどだった。
(再掲)袋から出して、ハスの葉を広げたところ【16日補足・もちろん、袋から中身を出して、葉に広げて供えます】
我が家では、秋田市内のマックスバリュで買うのが恒例だった。お盆はポイント10倍(今は実質8倍?)になるので。
昨2022年は、他店のものをもらったので買わなかったはず。今年はまたマックスバリュで購入しようと出向いた。
例年のように、入口そばの青果売り場に特設コーナーが作られ、生花や抹香などとともに、それらしきものが並んでいたのだが…
いつもの青棚セットがない。
それでも、代替は2つあった。
1つは、プラスチック製の青棚セット。
以前から、ナスとキュウリの精霊馬のプラスチック版はあった。精霊馬は全国的なものだけど、ローカルな青棚もプラスチック化されるのが意外。
毎年繰り返して使うのなら、それはそれで意義があるけれど、毎年捨てる(精霊流し)のならば、時代の流れに逆行している。それに、見た目がツルツルして色が派手で、いかにも作り物っぽくて、良くない。
控えめに数個しか並んでいなかったので、売れ筋ではなさそう。
もう1つは、中身とハスの葉、それぞれ単独での販売。
買った
以前からハスの葉は、賞状のように筒状に巻いて、1枚単位で売っていた。商品名「蓮の葉」、税込み217.8円。青棚の中身は自宅で用意するような人向けだったのか。【16日補足・再掲写真のセットはハスの葉の表面を外向きにして包んでいる。今回の単独商品は、葉の裏面を外向きにして巻いている。】
そして、たぶん今回初めて見たのが、青棚の中身だけ、1組分を袋に入れた商品「お盆セット」。税込み437.8円。10個以上は並んでいたと思う。
2015年には、中身と葉のセットで400円ほどだった。今回は合計650円。※非食品扱いで消費税率は10%。
「お盆セット」には、「青棚セットの中身と同一です」という手書きポップが付いていた。
でも、その時点ではプラスチック製青棚セットしかなかった。
ということは、もしかしたら、本物の青棚セットも入荷していたが、先に売り切れてしまったのかもしれない。過去には8月9日頃から売られていたし(今回は12日購入)。
今年の「お盆セット」の構成。以前の葉っぱに包まれていた当時のものと共通点が多く、製造元は同じだと思われる。
ペポカボチャ・おもちゃカボチャは、縦長で縦縞や色が以前と同一。
未熟な青リンゴは2個から1個に減ったが、少し大きい。
その他、数や量は以前と多少変化しているが、「ササゲ(豆)」の代用と思われるインゲンマメ2本、オレンジ色のミニトマトのようなハマナスの果実2個、未熟なホオズキ1個、未熟なブドウ少々。
あとは、以前は入っていたりいなかったりした(冒頭の再掲写真にはない)、赤や黒の小さな果実(上の写真リンゴの下)。ガマズミ、サンゴジュ、ゴマギ辺り(いずれも同科同属)の果実だろうか。たぶん食べてはいけない。セットの中では、ほかにホオズキが有毒。
お盆の風習は脈々と受け継がれているけれど、価格や売りかたには小さな変化が繰り返されていた。
この記事などの通り、東北地方日本海側・津軽~秋田~庄内辺りには、お盆の“アイテム”に独特なものがいろいろとある。その2023年の状況。
モナカの皮状のものを吊るす「盆とうろう」などと呼ばれるもの。
たけや製パンの商品(青森のかさい製菓でも同一のものが売られる)は、2023年もこれまでと変わらず。しかし、昨今の物価上昇の影響がここにも。
消費税率が10%になった2020年から2022年までは、1セット税込み220円程度だった。
今年は260円。2割も値上がった。
「青棚(あおだな)」は、秋田独特のものなのか、ネット上に情報はとても少ない。
ハスの葉で、数種類の果実を包んだ状態で売られる。それを広げて、お盆のお供えとするもののようだ。
(再掲)スーパーで「青棚セット」として売られる状態
2015年は400円ほどだった。
(再掲)袋から出して、ハスの葉を広げたところ【16日補足・もちろん、袋から中身を出して、葉に広げて供えます】
我が家では、秋田市内のマックスバリュで買うのが恒例だった。お盆はポイント10倍(今は実質8倍?)になるので。
昨2022年は、他店のものをもらったので買わなかったはず。今年はまたマックスバリュで購入しようと出向いた。
例年のように、入口そばの青果売り場に特設コーナーが作られ、生花や抹香などとともに、それらしきものが並んでいたのだが…
いつもの青棚セットがない。
それでも、代替は2つあった。
1つは、プラスチック製の青棚セット。
以前から、ナスとキュウリの精霊馬のプラスチック版はあった。精霊馬は全国的なものだけど、ローカルな青棚もプラスチック化されるのが意外。
毎年繰り返して使うのなら、それはそれで意義があるけれど、毎年捨てる(精霊流し)のならば、時代の流れに逆行している。それに、見た目がツルツルして色が派手で、いかにも作り物っぽくて、良くない。
控えめに数個しか並んでいなかったので、売れ筋ではなさそう。
もう1つは、中身とハスの葉、それぞれ単独での販売。
買った
以前からハスの葉は、賞状のように筒状に巻いて、1枚単位で売っていた。商品名「蓮の葉」、税込み217.8円。青棚の中身は自宅で用意するような人向けだったのか。【16日補足・再掲写真のセットはハスの葉の表面を外向きにして包んでいる。今回の単独商品は、葉の裏面を外向きにして巻いている。】
そして、たぶん今回初めて見たのが、青棚の中身だけ、1組分を袋に入れた商品「お盆セット」。税込み437.8円。10個以上は並んでいたと思う。
2015年には、中身と葉のセットで400円ほどだった。今回は合計650円。※非食品扱いで消費税率は10%。
「お盆セット」には、「青棚セットの中身と同一です」という手書きポップが付いていた。
でも、その時点ではプラスチック製青棚セットしかなかった。
ということは、もしかしたら、本物の青棚セットも入荷していたが、先に売り切れてしまったのかもしれない。過去には8月9日頃から売られていたし(今回は12日購入)。
今年の「お盆セット」の構成。以前の葉っぱに包まれていた当時のものと共通点が多く、製造元は同じだと思われる。
ペポカボチャ・おもちゃカボチャは、縦長で縦縞や色が以前と同一。
未熟な青リンゴは2個から1個に減ったが、少し大きい。
その他、数や量は以前と多少変化しているが、「ササゲ(豆)」の代用と思われるインゲンマメ2本、オレンジ色のミニトマトのようなハマナスの果実2個、未熟なホオズキ1個、未熟なブドウ少々。
あとは、以前は入っていたりいなかったりした(冒頭の再掲写真にはない)、赤や黒の小さな果実(上の写真リンゴの下)。ガマズミ、サンゴジュ、ゴマギ辺り(いずれも同科同属)の果実だろうか。たぶん食べてはいけない。セットの中では、ほかにホオズキが有毒。
お盆の風習は脈々と受け継がれているけれど、価格や売りかたには小さな変化が繰り返されていた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます