5月初め、秋田市のスーパー・いとく自衛隊通店へ行ったら、見切り品コーナーにこんなものが売られていた。
元値は税込み32.4円
初めて見る商品で、パッケージの写真や「コーンスナック」の文字から、うまい棒のような、穴開き棒状コーンパフスナック菓子の3本入りと判断。
商品名は? 製造販売元は?
商品名は「スナック1(イチ)バンバン」。
袋左上には「メン子ちゃん」!
メン子ちゃんといえば、「メン子ちゃんミニゼリー」だ。
※「メンコ」「めんこ」表記や、「メン子ちゃんゼリー」と誤解しがちだが、「メン子」「ミニ」が正当。
といっても、メン子ちゃんミニゼリーは、全国的なものではないらしい。
「がんばろう東北!」表示があるように、主に東北地方で販売されているとのこと。「メン子」は、東北や北海道などの方言で、かわいいことを「めんこい」と言うのにちなむようだ。
メン子ちゃんは知っていても、その製造元は存じ上げなかった。宮城県加美町にある「株式会社アキヤマ」。
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メン子ちゃんミニゼリーとは、コーヒーミルクのポーションのような容器に入った、色の付いたフルーツゼリー。お弁当のデザートに1つ入ったりもする。【6日補足・同じ形態のゼリーはいろいろな企業が販売しているが、東北地方では、シェアも認知度もメン子ちゃんミニゼリーがダントツだと思う。】
僕が初めてその存在を知ったのは、幼稚園に入園した1981年。園のおやつの時間に出て、担任の先生が、これが「めんこちゃんぜりー」であり、押し出して食べることを説明してくれ、存在と食べかたを認識した。その後、家庭でも食べるようになり、他社の同様の商品のことも「メン子ちゃんゼリー」と呼んでいた。マンナンライフの蒟蒻畑も、発売当初(1992年)は同じような形態だったので、「(メーカーは違うが)メン子ちゃんゼリーのコンニャク版」と認識していた。
大人になって食べる機会もなくなったが、テレビCMをわりと最近見たような記憶があった。「おやつにメン子ちゃん♪ お弁当にメン子ちゃん♪」と男が歌う。
メーカー公式のYouTubeに、それが「メン子ちゃんミニゼリー TVCM15秒 「ファミリー」篇」としてアップされていた。11年前のアップだから、2013年か。
そして、そのユーザー名は「@akiyama2008menkochan」。株式会社アキヤマは2008年設立。ではそれ以前は?
「菓子食品新聞オンライン」に「東北人のソウルフード アキヤマ『メン子ちゃんミニゼリー』苦難を乗り越え ブランド復活!」があった。
2021年5月10日の記事で「(メン子ちゃんミニゼリーは)今年で発売40年」「経営破綻した「秋山食品」の事業を新会社を立ち上げた社員有志が引き継いだ」とのこと。
1981年発売開始らしいから、幼稚園で食べたのは発売直後だった。それだけに、先生にとっても、(おそらく当時は類似商品も少なく)食べかたや商品名が目新しく、わざわざ説明してくれたのかもしれない。
メン子ちゃんといえばミニゼリー。こういうスナック菓子もあったとは。
公式サイトによれば、現在(2022年現在としている)はほかにも、チューペットのようなポリエチレン詰清涼飲料も作っている。「メン子ちゃんドリンクゼリー」という、棒状ではなく球からストロー状の吸口が出た商品もある。
ミニゼリーとドリンクでは「コアラ学園」、ドリンクでは1975年発売の「ミルちゃんフルーツ」というブランドもあるが、いずれもパッケージには「メン子ちゃん」ロゴもある。メン子ちゃんのブランドは強力だ。
スナックは1バンバンのみ。今回いとくで見切られていたのは「み~んなだいすき オニオンコンソメ味」だけだったが、ほかに「ピリッとしたからさ メンタイ味」「ちょっぴりから~い カレー味」「やさしいあじわい コーンポタージュ味」「ほんのりチーズのかおり チーズ味」があり、計5種類。いずれも1袋3本・10g入り。オニオンコンソメ味は53kcal。
ちなみに、うまい棒は1本6g、多くの味で43kcal程度。
袋右下のキャラクターは、それぞれの味に応じた人物で、5人それぞれ別人。
裏面にもいた
開封。
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うまい棒と比べると、細いか。
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参考・うまい棒やさいサラダ味
穴は同じくらいだから、うまい棒のほうが“肉厚”なのかな。
味は、うまい棒と重ならないので、比較はできないが、スナック菓子としてはあり得る味。
食感は、見た目通りということなのか、うまい棒よりやや軽い感じがしたかも。
3本1袋だと、1人で食べるには持て余してしまう。
ほかの味はないかと、いとくで探して見たけれど、オニオンコンソメ味も含めて見つけられなかった。今回の在庫処分をもって、もう入荷しないということか。
イオン東北運営のイオンでは、メン子ちゃんミニゼリーやミルちゃんフルーツは売っているが、スナック1バンバンはなさそう。どんな店で扱っていて、認知度はどのくらいなのだろう。
【11日追記】いとくと兄弟会社である、タカヤナギ運営の「グランマート手形店」で、スナック1バンバンが売られていた! たしか4種類(メンタイ味以外?)で、33円。
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初めて見る商品で、パッケージの写真や「コーンスナック」の文字から、うまい棒のような、穴開き棒状コーンパフスナック菓子の3本入りと判断。
商品名は? 製造販売元は?
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袋左上には「メン子ちゃん」!
メン子ちゃんといえば、「メン子ちゃんミニゼリー」だ。
※「メンコ」「めんこ」表記や、「メン子ちゃんゼリー」と誤解しがちだが、「メン子」「ミニ」が正当。
といっても、メン子ちゃんミニゼリーは、全国的なものではないらしい。
「がんばろう東北!」表示があるように、主に東北地方で販売されているとのこと。「メン子」は、東北や北海道などの方言で、かわいいことを「めんこい」と言うのにちなむようだ。
メン子ちゃんは知っていても、その製造元は存じ上げなかった。宮城県加美町にある「株式会社アキヤマ」。
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メン子ちゃんミニゼリーとは、コーヒーミルクのポーションのような容器に入った、色の付いたフルーツゼリー。お弁当のデザートに1つ入ったりもする。【6日補足・同じ形態のゼリーはいろいろな企業が販売しているが、東北地方では、シェアも認知度もメン子ちゃんミニゼリーがダントツだと思う。】
僕が初めてその存在を知ったのは、幼稚園に入園した1981年。園のおやつの時間に出て、担任の先生が、これが「めんこちゃんぜりー」であり、押し出して食べることを説明してくれ、存在と食べかたを認識した。その後、家庭でも食べるようになり、他社の同様の商品のことも「メン子ちゃんゼリー」と呼んでいた。マンナンライフの蒟蒻畑も、発売当初(1992年)は同じような形態だったので、「(メーカーは違うが)メン子ちゃんゼリーのコンニャク版」と認識していた。
大人になって食べる機会もなくなったが、テレビCMをわりと最近見たような記憶があった。「おやつにメン子ちゃん♪ お弁当にメン子ちゃん♪」と男が歌う。
メーカー公式のYouTubeに、それが「メン子ちゃんミニゼリー TVCM15秒 「ファミリー」篇」としてアップされていた。11年前のアップだから、2013年か。
そして、そのユーザー名は「@akiyama2008menkochan」。株式会社アキヤマは2008年設立。ではそれ以前は?
「菓子食品新聞オンライン」に「東北人のソウルフード アキヤマ『メン子ちゃんミニゼリー』苦難を乗り越え ブランド復活!」があった。
2021年5月10日の記事で「(メン子ちゃんミニゼリーは)今年で発売40年」「経営破綻した「秋山食品」の事業を新会社を立ち上げた社員有志が引き継いだ」とのこと。
1981年発売開始らしいから、幼稚園で食べたのは発売直後だった。それだけに、先生にとっても、(おそらく当時は類似商品も少なく)食べかたや商品名が目新しく、わざわざ説明してくれたのかもしれない。
メン子ちゃんといえばミニゼリー。こういうスナック菓子もあったとは。
公式サイトによれば、現在(2022年現在としている)はほかにも、チューペットのようなポリエチレン詰清涼飲料も作っている。「メン子ちゃんドリンクゼリー」という、棒状ではなく球からストロー状の吸口が出た商品もある。
ミニゼリーとドリンクでは「コアラ学園」、ドリンクでは1975年発売の「ミルちゃんフルーツ」というブランドもあるが、いずれもパッケージには「メン子ちゃん」ロゴもある。メン子ちゃんのブランドは強力だ。
スナックは1バンバンのみ。今回いとくで見切られていたのは「み~んなだいすき オニオンコンソメ味」だけだったが、ほかに「ピリッとしたからさ メンタイ味」「ちょっぴりから~い カレー味」「やさしいあじわい コーンポタージュ味」「ほんのりチーズのかおり チーズ味」があり、計5種類。いずれも1袋3本・10g入り。オニオンコンソメ味は53kcal。
ちなみに、うまい棒は1本6g、多くの味で43kcal程度。
袋右下のキャラクターは、それぞれの味に応じた人物で、5人それぞれ別人。
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開封。
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うまい棒と比べると、細いか。
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穴は同じくらいだから、うまい棒のほうが“肉厚”なのかな。
味は、うまい棒と重ならないので、比較はできないが、スナック菓子としてはあり得る味。
食感は、見た目通りということなのか、うまい棒よりやや軽い感じがしたかも。
3本1袋だと、1人で食べるには持て余してしまう。
ほかの味はないかと、いとくで探して見たけれど、オニオンコンソメ味も含めて見つけられなかった。今回の在庫処分をもって、もう入荷しないということか。
イオン東北運営のイオンでは、メン子ちゃんミニゼリーやミルちゃんフルーツは売っているが、スナック1バンバンはなさそう。どんな店で扱っていて、認知度はどのくらいなのだろう。
【11日追記】いとくと兄弟会社である、タカヤナギ運営の「グランマート手形店」で、スナック1バンバンが売られていた! たしか4種類(メンタイ味以外?)で、33円。
メン子ちゃんやコアラ学園はどの店でも見かけます。
いとくはメーカーか問屋の付き合いかなんかでこのスナックを入荷したのかな。味は悪くはなかったけれど、メインターゲットの児童は値段見ちゃうとうまい棒の方買うかもしれない。
うまい棒やキャベツ太郎あたりが駄菓子界だと強いから新規参入も大変そうです。
3人で分けて食べる以外で、3本1袋の必要性はないように思えます。うまい棒なら違う味で2本、3本という楽しみもできるし。
うまい棒の地位は揺るぎないですが、東北におけるゼリーとしては、メン子ちゃんが同じ位置。そのメン子ブランドをしても、うまい棒にはかなわない。という関係でしょうか。