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心意気
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補陀落渡海(22)(聖地とあの世の奇怪な関係)

2021年02月05日 | 聖地
🌸浄土を目指した補陀落渡海

究極の苦行と尊ばれた補陀落渡海(ふだらく)
 ☆神霊が宿る地として神聖視されてきたエリア熊野三山
 *熊野三山とは熊野本官大社、熊野速玉大社、熊野那智大社
 *日本神話ではスサノオが冥界に赴く前に足を運んだ場所で描かれる
 *あの世とこの世をつなぐ聖地と見なされてきた
 ☆この聖地で行われてきた究極の捨身業が、補陀落渡海
 *僧侶が単身乗り込んだ小舟を、大海原へ流す修行
 *僧を待ち受けているのは死のみ、いわば生きながらの水葬
 ☆補陀落は「観音菩薩が降臨する浄土」を意味するサンスクリツト語
 *聖なる地への到達を命と引き換えに目指すのが補陀落渡海
 ☆過酷な渡海の出発点、那智の浜辺付近の補陀洛山寺
 ☆現在の感覚では自殺行為にしか思えないが
 *当時の人々からは、究極の苦行として尊ばれた

⛳渡海で生き延びた僧、溺死させられた僧
 ☆少なくとも20名の僧侶が補陀落渡海を行ったと記録されている
 *僧侶以外の実施例も記録されている
 ☆死出の旅で往生を願った人々の中に、奇跡的に生き延びた者もいた
 *16世紀の日秀上人はそのひとり
 *那智の浜をでて、琉球まで漂流し、現地の住民に救助された
 ☆補陀落渡海を拒む僧侶もいたが、末路は悲惨だった
 *補陀落渡海に挑んだ僧は、途中で船から脱出した
 *付近の小島にたどりついた僧を信者は許さなかった
 *僧は、海に突き落とされ、結局は命を落とす
 ☆この惨事をきっかけに、僧の存命中の渡海は禁止される
 *住職が死亡すると、亡骸を船に乗せて水葬する形式に改められた
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、「本当は怖い日本の聖地」




補陀落渡海(22)(聖地とあの世の奇怪な関係)
「本当は怖い日本の聖地」記事より画像引用)

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