慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

宗教と金(最終回)おわりに

2022年12月06日 | 宗教
🌸宗教と金(最終回)おわりに

宗教と金は密接に関係している
 ☆人間は生きていくうえで、金を必要とする
 *資本主義の時代になると、その傾向は強くなる
 *現代の都市社会、金がなければ日々の生活は成り立たない
 *結果として皆、金を欲しがる
 *その大切な金は、宗教と密接な関係を持っている
 ☆宗教は、古代から多額の金を集めてきた
 ☆宗教が多額の金を集めることは正しいことなのか
 *宗教の世界でも議論があり、一般の社会でもた問題になってきた
 ☆キリスト教の修道院
 *キリスト教には「清貧」の伝統があり、それを実践する場が修道院
 *修道院のモットーが「祈り、働け」です
 *経済的な利益を追求しないはずの修道生活が多くの利益を生み
 *堕落していくことが繰り返されてきた

宗教が金を儲けることは正しいことなのか
 ☆宗教の世界では常に議論されてきた
 ☆宗教では、商売のことも問題になってきた
 ☆右から左へ商品を流すだけで利益を得ていいのか
 *一神教の世界では、それが問題視されてきた
 *一神教の世界では「利子の禁止」が大きな問題となった
  *一神教の世界、神は同胞からは利子を取ってはならないと命じている
 ☆利子の禁止
 *商品経済が発展していない段階では問題にならなかった
 *商品経済が発展し、貿易が盛んになっていくと
 *多額の資金が必要になり、徴利の是非が問題として浮上した

キリスト教は禁欲を特徴とする宗教
 ☆キリスト教では、ユダヤ教にはなかった原罪の教えがある
 *人間は生まれながらにして罪深い存在であると考えられてきた
 *人間が最初から堕落しているとする教え、恐ろしいものとも言える
 ☆キリスト教の教会
 *その罪を贖う力を持っているのを武器に広がった
 *原罪が常に強調された、原罪がなければ贖罪の必要もない
 ☆中世ヨーロッパのキリスト教社会
 *高利で金を貸す高利貸しに対してかなりの批判があった
 *高利貸し自身も、自らの行いを罪深いものと考え
 *死が近づくと、利子として取った分を借り主に返却したりもした
 *罪を犯したまま死んで、地獄に落とされることを強く恐れた
 *利子の禁止は、思わぬ結果をもたらした
 ☆利子が禁止されているとはいえ
 *経済活動が活発になれば、神の意志に従っていられない
 *何とか利子を取ることができないものか
 *それを合法化できないか?抜け道が考えられたが
 *神の教えに背いている不安から免れることはできなかった
 *それほど、地獄の恐怖は強烈なものだった
 ☆利子の問題で、神学に出番が回ってきた
 *「スコラ学」で、利子を合法化しようとする試みが実践された
 *キリスト教での主役は、ピエール・ド・ジャン・オリヴィ

⛳イスラム教での利子の禁止問題
 ☆抜け道をいかに探すかが課題となり「イスラム金融」が生まれた
 ☆法学が重視されるイスラム世界
 ☆イスラム教では、結果利子を合法化する理論を構築していく試み
 *生まれなかった
 ☆利子を取ることは『コーラン』で禁じられているので
 *人間が勝手に神の意志を変えることが出来ないから

キリスト教世界とイスラム世界に利子問題で大きな差が生まれた
 ☆キリスト教社会ではさまざまな理由をつけ利子を合法化した
 ☆アダムスミスは、大学で、道徳哲学を教えていた
 *哲学のなかから経済学が生まれた
 *カール・マルクスも、その出発は哲学でした
 ☆キリスト教における利子禁上の戒律が神学を鍛え上げ
 *キリスト教社会に、経済学を生み出すことになった
 ☆宗教、特に一神教は利子を禁止する傾向が強い
 *いっぼうで多額の寄進や献金を受ける存在でもある

⛳宗教施設と寄進された土地
 ☆日本の中世では、寺社に多くの荘園を寄進された
 *寺社勢力は、朝廷や武家と渡り合えるだけの力を持った
 ☆ヨーロッパの教会や修道院も同じ
 *寄進された土地はさまざまな商売、産業を生み出す母体となった
 ☆宗教施設は宗教活動を実践する場で、経済活動を行う場ではない
 *土地が寄進されることで経済活動が展開された
 ☆近世から近代へと時代が進むと
 *宗教に土地が寄進されることはなくなる
 ☆フランスでは革命を経て、宗教施設(教会の土地)は国有化された
 ☆日本でも、時代が明治に代わる時点で「上知令」が出された
 *宗教は土地を奪われた

⛳土地という経済基盤を失った宗教
 ☆信者からの献金に頼らぎるを得なくなる
 *献金は、教団を発展させるうえで重要な意味を持った
 *信者にとり、どれだけ献金したかが教団に貢献した証となった
 *献金の額を競う「献金合戦」のような事態が生まれた
 ☆教団の側は、莫大な献金を巨大建造物をつくることに使う
 *巨大建造物のオンパレードという事態が生まれた
 ☆古代から宗教と巨大建造物は密接な関係を持っている
 *巨大建造物ができれば、信者はそれを歓迎する
 *自分たちの信仰が目に見える形を取つたことで、自信を持つ
 *巨大建造を建てることを目的として献金が呼びかけられる
 ☆金の意義のある使い方となると、誰も簡単には見つからない
 *その1つが宗教への献金となる
 *それは、宗教が信者を増やしている時には意味を持つ
 *どこかで信者の減少という事態が生まれる
 *建造物を維持していく費用を捻出することに苦労する

日本の宗教の危機
 ☆信者の減少の危機は、新宗教だけではない
 ☆奈良の法隆寺が、維持費を捻出するために
 *クラウドファンディングを行った
 *約1億5千万円以上を集めることに成功した
 *古い有名な寺でも維持に苦労している
 ☆法隆寺は明治時代、寺宝を皇室に献上し
 *その下賜金で建て直しをしたことがあった
 ☆宗教は、金が集まる時は想像を超える額が集まる
 *集まらなくなると、窮する事態にまで至るのです
 *そこに、宗教と金の難しい問題があるとも言える
                  (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『宗教になぜ金が集まるのか』




宗教と金(最終回)おわりに
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「心のなすままにいきあたり... | トップ | The New York Times 7DEC News »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

宗教」カテゴリの最新記事