🌸宗教と金(最終回)おわりに
⛳宗教と金は密接に関係している
☆人間は生きていくうえで、金を必要とする
☆人間は生きていくうえで、金を必要とする
*資本主義の時代になると、その傾向は強くなる
*現代の都市社会、金がなければ日々の生活は成り立たない
*現代の都市社会、金がなければ日々の生活は成り立たない
*結果として皆、金を欲しがる
*その大切な金は、宗教と密接な関係を持っている
*その大切な金は、宗教と密接な関係を持っている
☆宗教は、古代から多額の金を集めてきた
☆宗教が多額の金を集めることは正しいことなのか
*宗教の世界でも議論があり、一般の社会でもた問題になってきた
☆宗教が多額の金を集めることは正しいことなのか
*宗教の世界でも議論があり、一般の社会でもた問題になってきた
☆キリスト教の修道院
*キリスト教には「清貧」の伝統があり、それを実践する場が修道院
*キリスト教には「清貧」の伝統があり、それを実践する場が修道院
*修道院のモットーが「祈り、働け」です
*経済的な利益を追求しないはずの修道生活が多くの利益を生み
*堕落していくことが繰り返されてきた
⛳宗教が金を儲けることは正しいことなのか
☆宗教の世界では常に議論されてきた
☆宗教の世界では常に議論されてきた
☆宗教では、商売のことも問題になってきた
☆右から左へ商品を流すだけで利益を得ていいのか
*一神教の世界では、それが問題視されてきた
*一神教の世界では「利子の禁止」が大きな問題となった
☆右から左へ商品を流すだけで利益を得ていいのか
*一神教の世界では、それが問題視されてきた
*一神教の世界では「利子の禁止」が大きな問題となった
*一神教の世界、神は同胞からは利子を取ってはならないと命じている
☆利子の禁止
☆利子の禁止
*商品経済が発展していない段階では問題にならなかった
*商品経済が発展し、貿易が盛んになっていくと
*多額の資金が必要になり、徴利の是非が問題として浮上した
⛳キリスト教は禁欲を特徴とする宗教
☆キリスト教では、ユダヤ教にはなかった原罪の教えがある
*人間は生まれながらにして罪深い存在であると考えられてきた
*人間が最初から堕落しているとする教え、恐ろしいものとも言える
☆キリスト教の教会
*その罪を贖う力を持っているのを武器に広がった
*原罪が常に強調された、原罪がなければ贖罪の必要もない
☆中世ヨーロッパのキリスト教社会
☆中世ヨーロッパのキリスト教社会
*高利で金を貸す高利貸しに対してかなりの批判があった
*高利貸し自身も、自らの行いを罪深いものと考え
*死が近づくと、利子として取った分を借り主に返却したりもした
*罪を犯したまま死んで、地獄に落とされることを強く恐れた
*利子の禁止は、思わぬ結果をもたらした
☆利子が禁止されているとはいえ
*経済活動が活発になれば、神の意志に従っていられない
*何とか利子を取ることができないものか
*それを合法化できないか?抜け道が考えられたが
*神の教えに背いている不安から免れることはできなかった
*それほど、地獄の恐怖は強烈なものだった
*神の教えに背いている不安から免れることはできなかった
*それほど、地獄の恐怖は強烈なものだった
☆利子の問題で、神学に出番が回ってきた
*「スコラ学」で、利子を合法化しようとする試みが実践された
*キリスト教での主役は、ピエール・ド・ジャン・オリヴィ
⛳イスラム教での利子の禁止問題
☆抜け道をいかに探すかが課題となり「イスラム金融」が生まれた
☆法学が重視されるイスラム世界
☆イスラム教では、結果利子を合法化する理論を構築していく試み
*生まれなかった
☆利子を取ることは『コーラン』で禁じられているので
*人間が勝手に神の意志を変えることが出来ないから
⛳キリスト教世界とイスラム世界に利子問題で大きな差が生まれた
☆キリスト教社会ではさまざまな理由をつけ利子を合法化した
☆アダムスミスは、大学で、道徳哲学を教えていた
*哲学のなかから経済学が生まれた
*カール・マルクスも、その出発は哲学でした
☆キリスト教における利子禁上の戒律が神学を鍛え上げ
*キリスト教社会に、経済学を生み出すことになった
☆宗教、特に一神教は利子を禁止する傾向が強い
*いっぼうで多額の寄進や献金を受ける存在でもある
⛳宗教施設と寄進された土地
☆日本の中世では、寺社に多くの荘園を寄進された
*寺社勢力は、朝廷や武家と渡り合えるだけの力を持った
☆ヨーロッパの教会や修道院も同じ
*寄進された土地はさまざまな商売、産業を生み出す母体となった
☆宗教施設は宗教活動を実践する場で、経済活動を行う場ではない
*土地が寄進されることで経済活動が展開された
☆近世から近代へと時代が進むと
☆宗教施設は宗教活動を実践する場で、経済活動を行う場ではない
*土地が寄進されることで経済活動が展開された
☆近世から近代へと時代が進むと
*宗教に土地が寄進されることはなくなる
☆フランスでは革命を経て、宗教施設(教会の土地)は国有化された
☆フランスでは革命を経て、宗教施設(教会の土地)は国有化された
☆日本でも、時代が明治に代わる時点で「上知令」が出された
*宗教は土地を奪われた
⛳土地という経済基盤を失った宗教
☆信者からの献金に頼らぎるを得なくなる
*献金は、教団を発展させるうえで重要な意味を持った
*信者にとり、どれだけ献金したかが教団に貢献した証となった
*献金の額を競う「献金合戦」のような事態が生まれた
☆教団の側は、莫大な献金を巨大建造物をつくることに使う
☆教団の側は、莫大な献金を巨大建造物をつくることに使う
*巨大建造物のオンパレードという事態が生まれた
☆古代から宗教と巨大建造物は密接な関係を持っている
*巨大建造物ができれば、信者はそれを歓迎する
*巨大建造物ができれば、信者はそれを歓迎する
*自分たちの信仰が目に見える形を取つたことで、自信を持つ
*巨大建造を建てることを目的として献金が呼びかけられる
☆金の意義のある使い方となると、誰も簡単には見つからない
*その1つが宗教への献金となる
*それは、宗教が信者を増やしている時には意味を持つ
*それは、宗教が信者を増やしている時には意味を持つ
*どこかで信者の減少という事態が生まれる
*建造物を維持していく費用を捻出することに苦労する
*建造物を維持していく費用を捻出することに苦労する
⛳日本の宗教の危機
☆信者の減少の危機は、新宗教だけではない
☆奈良の法隆寺が、維持費を捻出するために
*クラウドファンディングを行った
*約1億5千万円以上を集めることに成功した
*古い有名な寺でも維持に苦労している
☆法隆寺は明治時代、寺宝を皇室に献上し
*その下賜金で建て直しをしたことがあった
☆宗教は、金が集まる時は想像を超える額が集まる
☆宗教は、金が集まる時は想像を超える額が集まる
*集まらなくなると、窮する事態にまで至るのです
*そこに、宗教と金の難しい問題があるとも言える
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『宗教になぜ金が集まるのか』
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