『廃寺』『檀家』『本尊』

🌸お寺さんが潰れた２

⛳いざ″潰す″にも大金が必要
　☆松雲寺は総会での決定を経て廃寺が決定する
　＊廃寺の処理には膨大な手間暇がかかる
　＊本願寺総局、法務局、県の学事課、教務所、組会等への書類の提出

　☆諸費用は、１千万円以上掛かった

⛳松雲寺の檀家さんの行き先
　☆今後の、家の葬儀や法事はどのお寺を頼るべきか

　＊先祖代々、長年にわたり関係を築いてきたお寺

　＊門徒総代長として、頭の痛い宿題となっていた

　☆あるお坊さんから、松雲寺住職（早川さん）に提案が舞い込んだ.
　＊おたくの４７軒の門徒さん、″組″で平等に分配したらどうか
　＊組会”を代表してとあるお坊さんからだった
　＊「正直、気分が悪かった」と早川さんが顔を曇らす.
　☆お寺というところは、門徒さんが一軒でも増えると

　＊実に嬉しくなる、即ち財政的にも助かるから
　＊受け入れた寺院にとっては

　＊「他所のショバにいる門徒」を″奪う″形になる

⛳松雲寺の仏さま（ご本尊）
　☆伽藍は無事に解体、整地も終わり土地所有問題も解決

　＊法人資産の清算も全て終わった

　☆仏さま（ご本尊）のこと

　＊そこに属するご門徒にとって最も大事なのは、仏さま

　＊廃寺になりました、本堂も解体された

　＊しかし、ご本尊まで失うわけにはいかない
　☆松雲寺は比較的恵まれたご縁があった
　＊火事で全焼したお寺があり、再建に苦労している

　＊残念なことにご本尊も何もかも全てが焼失した
　☆宗教法人松雲寺の解散が決定となった後に

　＊早川さんは、そのお寺と連絡をとる
　☆松雲寺のご本尊、再建された本堂へと移られることになった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）
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⛳出典、『お寺さんの崩壊』

『廃寺』『檀家』『本尊』

（ネットより画像引用）