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『不殺生戒』『歎異抄』『覚如』『報恩講』

2024年12月24日 | 宗教
🌸親鸞が開いた日本仏教の最大宗派、浄土真宗3

東国での親鸞の活躍
 ☆東国では『親鸞伝絵』で親鸞の事績について記された部分2段
 *京都や奈良にしかいたことのない覚如
 *東国での親鸞について何ら情報をもっていなかったようだ
 *覚如が、東国に赴くのはその後のことである
 ☆近年、東国では親鸞のことが注目されるようになった
 *常陸を中心に、親鸞は多くの信徒を生み出していった
 *常陸に河川が縦横に流れ、多くの湖沼や沼地が広がっていたことで
 *そこでは魚や鳥などの捕獲を生業とする「川の民」が生活していた
 *川の民は、山の民と稲作などに従事しない非農業民を形成していた
 ☆武士にとっても川の民にとっても重大な問題
 *彼らが日々、仏法において戒められた殺生を行っていること
 *仏教徒が守るべき基本的な戒が「五戒」筆頭に
 *「不殺生戒」があげられている
 *殺生を犯した者は、「等活地獄」に落とされると信じられていた
 *武士や川の民は、大罪を犯した「悪人」だった
 ☆悪人に『歎異抄』の悪人正機説は根本的な救いを与える
 *親鸞が東国で長く活動を展開した理由があったのかもしれない
 *親鸞は、東国の民が求める殺生の罪からの救いを与えることで
 *門徒を増やしていったものとも考えられる
 ☆東国では、親鸞が活動を展開する以前から
 *聖徳太子や善光寺に対する信仰が広まっていた
 *浄上真宗のなかでは、今日まで聖徳太子信仰が盛んである
 *親鸞の六角堂での体験などが影響している

⛳親鸞「承元の法難」が起こり、京で念仏が禁じられた
 ☆親鸞は、京では法然門下での活動
 *継続することは難しいと考え越後に向かった
 *親鸞は、聖徳太子信仰や善光寺信仰が確立されている東国に拠点を定めた
 *東国の人々が求める悪人正機や他力本願の教えを深めていった
 ☆親鸞は、60歳を超えて京に戻った
 *親鸞は、それ以降、『教行信証』の補足を行ったり
 *他の著作を執筆したり、浄土教信仰を歌にして
 *易しく説いた和讃の制作にいそしみ、90で没している

『親鸞伝絵』を制作した、曾孫の覚如
 ☆親鸞は宗教家として抜群の注目度を誇っているにもかかわらず
 *その生涯にかんしては不明な点があまりにも多い
 *生前には、社会的に目立った活躍をしていなかったことが大きい
 *しかも、活動の場は京や鎌倉から離れた東国であった
 ☆法然のように活躍をしていれば
 *公家の日記などに登場したはず
 ☆親鸞が大教団の宗祖として
 *またカリスマ性のある宗教家として
 *今日強い存在感を示しているのは
 *親鸞を祀り上げようとする試みがなされた
 *親鸞を宗祖とする浄土真宗の教団が大きく発展していったから

 ☆事情はキリスト教の場合とも重なっている
 *カリスマ的な宗教家は自らの教えを直接残さないのが通例
 *教えは、生涯の事績を含めて、弟子たちがまとめ上げ伝えていく
 *イエス、キリストがそうであるように、親鸞もその典型です

⛳親鸞の曾孫覚如、比叡山で最初は天台宗や法相宗の教えを学んでいた
 ☆親鸞の孫であった如信や高弟たちから親鸞のことを教えられ
 *後継者としての自覚を深めていく
 *親鸞の遺徳を偲ぶ「報恩講」をはじめている
 ☆報恩講は、現在でも浄土真宗における重要な行事になっている
 *覚如は『親鸞伝絵』を制作、法然の伝記、『拾遺古徳伝』の編纂も行う
 *これは、法然から親鸞へと教えが受け継がれたこと
 *浄土真宗の立場で強調する試みだった
 ☆自らを親鸞、如信に次ぐ本願寺三世と位置づけ
 *宗主を血脈相承することを鮮明にする
 *血縁では結びついていない東国の門徒集団と
 *本願寺との差別化をはかる狙いがあったのかもしれない
 ☆だが当時、浄土真宗のなかで発展を遂げていったのは
 *高田門徒や荒木門徒から発展した佛光寺門徒の方だった
                       (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』



『不殺生戒』『歎異抄』『覚如』『報恩講』
(ネットより画像引用)

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