🌸親鸞が開いた日本仏教の最大宗派、浄土真宗3
⛳東国での親鸞の活躍
☆東国では『親鸞伝絵』で親鸞の事績について記された部分2段
☆東国では『親鸞伝絵』で親鸞の事績について記された部分2段
*京都や奈良にしかいたことのない覚如
*東国での親鸞について何ら情報をもっていなかったようだ
*覚如が、東国に赴くのはその後のことである
☆近年、東国では親鸞のことが注目されるようになった
*常陸を中心に、親鸞は多くの信徒を生み出していった
☆近年、東国では親鸞のことが注目されるようになった
*常陸を中心に、親鸞は多くの信徒を生み出していった
*常陸に河川が縦横に流れ、多くの湖沼や沼地が広がっていたことで
*そこでは魚や鳥などの捕獲を生業とする「川の民」が生活していた
*川の民は、山の民と稲作などに従事しない非農業民を形成していた
☆武士にとっても川の民にとっても重大な問題
☆武士にとっても川の民にとっても重大な問題
*彼らが日々、仏法において戒められた殺生を行っていること
*仏教徒が守るべき基本的な戒が「五戒」筆頭に
*「不殺生戒」があげられている
*殺生を犯した者は、「等活地獄」に落とされると信じられていた
*武士や川の民は、大罪を犯した「悪人」だった
*武士や川の民は、大罪を犯した「悪人」だった
☆悪人に『歎異抄』の悪人正機説は根本的な救いを与える
*親鸞が東国で長く活動を展開した理由があったのかもしれない
*親鸞は、東国の民が求める殺生の罪からの救いを与えることで
*門徒を増やしていったものとも考えられる
☆東国では、親鸞が活動を展開する以前から
☆東国では、親鸞が活動を展開する以前から
*聖徳太子や善光寺に対する信仰が広まっていた
*浄上真宗のなかでは、今日まで聖徳太子信仰が盛んである
*親鸞の六角堂での体験などが影響している
⛳親鸞「承元の法難」が起こり、京で念仏が禁じられた
☆親鸞は、京では法然門下での活動
*継続することは難しいと考え越後に向かった
*親鸞は、聖徳太子信仰や善光寺信仰が確立されている東国に拠点を定めた
*東国の人々が求める悪人正機や他力本願の教えを深めていった
☆親鸞は、60歳を超えて京に戻った
☆親鸞は、60歳を超えて京に戻った
*親鸞は、それ以降、『教行信証』の補足を行ったり
*他の著作を執筆したり、浄土教信仰を歌にして
*易しく説いた和讃の制作にいそしみ、90で没している
⛳『親鸞伝絵』を制作した、曾孫の覚如
☆親鸞は宗教家として抜群の注目度を誇っているにもかかわらず
⛳『親鸞伝絵』を制作した、曾孫の覚如
☆親鸞は宗教家として抜群の注目度を誇っているにもかかわらず
*その生涯にかんしては不明な点があまりにも多い
*生前には、社会的に目立った活躍をしていなかったことが大きい
*しかも、活動の場は京や鎌倉から離れた東国であった
☆法然のように活躍をしていれば
*公家の日記などに登場したはず
☆親鸞が大教団の宗祖として
☆親鸞が大教団の宗祖として
*またカリスマ性のある宗教家として
*今日強い存在感を示しているのは
*親鸞を祀り上げようとする試みがなされた
*親鸞を宗祖とする浄土真宗の教団が大きく発展していったから
☆事情はキリスト教の場合とも重なっている
*親鸞を宗祖とする浄土真宗の教団が大きく発展していったから
☆事情はキリスト教の場合とも重なっている
*カリスマ的な宗教家は自らの教えを直接残さないのが通例
*教えは、生涯の事績を含めて、弟子たちがまとめ上げ伝えていく
*イエス、キリストがそうであるように、親鸞もその典型です
⛳親鸞の曾孫覚如、比叡山で最初は天台宗や法相宗の教えを学んでいた
☆親鸞の孫であった如信や高弟たちから親鸞のことを教えられ
☆親鸞の孫であった如信や高弟たちから親鸞のことを教えられ
*後継者としての自覚を深めていく
*親鸞の遺徳を偲ぶ「報恩講」をはじめている
☆報恩講は、現在でも浄土真宗における重要な行事になっている
*覚如は『親鸞伝絵』を制作、法然の伝記、『拾遺古徳伝』の編纂も行う
*覚如は『親鸞伝絵』を制作、法然の伝記、『拾遺古徳伝』の編纂も行う
*これは、法然から親鸞へと教えが受け継がれたこと
*浄土真宗の立場で強調する試みだった
☆自らを親鸞、如信に次ぐ本願寺三世と位置づけ
*浄土真宗の立場で強調する試みだった
☆自らを親鸞、如信に次ぐ本願寺三世と位置づけ
*宗主を血脈相承することを鮮明にする
*血縁では結びついていない東国の門徒集団と
*本願寺との差別化をはかる狙いがあったのかもしれない
☆だが当時、浄土真宗のなかで発展を遂げていったのは
☆だが当時、浄土真宗のなかで発展を遂げていったのは
*高田門徒や荒木門徒から発展した佛光寺門徒の方だった
(敬称略)
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⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』
『不殺生戒』『歎異抄』『覚如』『報恩講』
(ネットより画像引用)
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