タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

神楽を見ました

2012年10月15日 | 日々雑感
     

 13日の夜、タカ長は急に思いたって、地元の神楽団が氏神様に奉納する神楽を見に行きました。この氏神様の境内はタカ長が子どものころの遊び場で、友たちと野球などしたものです。

 子どものころは毎年この高井神楽団が奉納する神楽を見たものです。そのころは氏神様の近くに住んでいたので一番最後まで見ていたようです。神楽を見終わって空を見るとオリオン座の三ツ星が中空に見えていたのを覚えています。

 この高井神楽団は一度活動を止めた時期があり、そのときは県内の神楽団を呼んで奉納していました。それが数年前になるのでしょうか、その活動を再開しています。それを見た仲間から「上手ですよ」と言うことを何度も聞いていたのですが、、、、、、実際に見るのは今回が初めてのことです。


 今は団地住まいのタカ長、氏神様の近くには駐車場がないので歩いてゆきました。チョッとした運動、このところ山に行く機会が少なくなっているので、フラッと出かけてみる気になったのです。

 その夜は6演目が奉納されましたが、、、、タカ長が見たのは「神降ろし」「戻り橋」「塵輪」の三つだけ、正確に言えば「塵輪」の途中で帰りましたから二つ半?

 その「戻り橋」の一部です。

    

 都の羅生門あたりに出没して人々を苦しめていた悪鬼を退治するよう都の守り、源頼光に命じられた四天王の渡辺綱は戻り橋の近くで、酒吞童子の手下、茨木童子の片腕を切り取ります。

    

 片腕を切り落とされた茨木童子は老婆に化けて、、、

    

       

 片腕を取り戻すことに成功、、、、酒呑童子のもとに帰り、、、、、

        

       

 切り取られた腕をもとのところに押し付けると見事に腕がよみがえり、、、、、

 と言う物語の山場の部分の写真を紹介しました。

 この写真、急に思いたって行ったので三脚も一脚もなし、感度を3200に上げて手持ちで撮ったものです。それにしては、、、、思った以上に、、、、止まっていました。

 これだけ撮れれば、来年は携帯用の椅子と一脚を持って行き、もう少し本気で撮ってみたいと考えたものです。

       

 これは「塵輪」を演じているところです。

 最近の神楽はひとつのショウになって、大きな会場で演じられることも多いようですが、タカ長としては氏神様の境内で奉納される素朴な神楽が好きです。

 素朴な神楽と言えば高千穂の夜神楽を思い出しますが、、、、、このような衣装で演じる神楽を見て育った者には高千穂の夜神楽はいっそう素朴に感じられます。

 また機会があれば見に行ってみたいタカ長ですが、だんだん夜に弱くなっているので、、、、、その機会が訪れるかどうかは、、、、、????ですね。

       

 ともあれタカ長にとっては何十年ぶりかで見る地元神楽団による氏神様での神楽奉納でした。