タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

カオディンソーで見たタカ~1

2012年10月31日 | タカの渡り
 マレー半島はタカの渡るルートとしては東アジアのメインルートと言えます。それに比べたら日本などはマイナールート、そのことに関係するのだと思いますが、カオディンソーで記録されるタカは数が多いばかりでなく、その種数も多いのです。

 タカ長観察地では一日に6種類も見れば多いほうだと思いますが、ロバートさんの記録では私たちが観察に行った10月22日は19種、朝チョッとだけ立ち寄った23日は15種類が記録されています。

 私たちはハイタカ系だけでもハイタカかツミか、それともオオタカか、と頭を痛めるのですが、メインルートに行くとジャパニーズ(ツミ)やチャイニーズ(アカハラダカ)だと言う声が聞かれるかと思えば、やれSHIKRA(タカサゴダカ)だ、BESRA(ミナミツミ)と言うようなことも言われ、それらのタカが河のように流れてくるBLACK BAZAやサシバと混ざって飛んでくるので、もともと識別能力に劣るタカ長などお手上げの状態になり、自信を持って識別しこれを撮影することが出来ないのです。

 それよりまえに、、、、、初めての観察地に行くとタカ長観察地ではお馴染みさんのハチクマやサシバさえ最初は自信を持っていえない状態で、、、、、、、

 その上日本で言えば8月盛夏の観察、頭がボケボケの状態で撮ったので、帰宅して写真を見ても、、、、、、「これがSHIKRAのはずだが、、、、」と言う程度しか言うことができません。

 そのような状態でタカの名前などコメントするのはあまりにも無責任に思えるので、ここのところはコメントナシで写真だけならべることにします。興味のある人はあれこれ頭をひねってください。(1種1枚とはかぎりませんよ)ほとんどの写真はかなり強引にトリミングしていますから画質は良くありません。タカ長のウデと機材ではこの程度だとご笑覧くだされば幸いです。

      

      

      

      

      

      

      

      

      

      

      

      

      

      

      

 ひとつだけコメントしますが、2枚目はカンムリワシです。BKACK BAZAなどと違って大型のタカですが、何故か近くを飛んでくれませんでした。しかし、遠くを飛んでもその存在感は圧倒的、お前らとはモノが違うとばかりに悠然と飛んでいました。

 私たちはハッキリした数を記録していませんが、おそらく10個体くらい見たはずです。

 この日の記録をご覧になりたい方はロバートさんたちの記録をクリックしてください。



 

三ヶ上に登る

2012年10月31日 | 山歩きから
 昨日早朝に出発して岡山県北の三ヶ上に登りました。タカ長としては今年125回目の山登りです。

     

 登山口となる上斉原の、吉井川にかかる橋から見た三ヶ上です。一番高く見えるピークの奥に三角点がある峰がありますが、私たちが登ったのは左奥の南峰で、こちらのほうが若干標高が高いようです。(こちらが1062mで三角点のあるピークが1035.1mです)

 中国自動車道院庄ICを下りたときは薄曇の状態でしたが、それから20km以上北上し上斉原に着いたときは、冷たい風とともに小さな雨が降っていました。傘をさしたり、雨具を付けるほどの雨ではないのでそのまま出発、寺ヶ原の集落を抜け、牧場のあととも言われる広い尾根を登り山頂に近づいて行きました。

        

 私たちの裏山を歩いているときはあまり気づかないのですが、県北の山は紅葉の季節を迎えていました。これからしばらくのあいだが、ある面では日本の山の一番きれいなときだと私は思っています。

    

 紅葉の中の道を登り尾根に上ると展望が開けてきます。

        

 三ヶ上の稜線から北を見たところです。遠くに白い建物が見えているあたりが人形峠で、あの建物は動燃のものだと思われます。

 この稜線から山頂にかけての展望は360度、チョッとオーバーに言えば岡山県中の山がすべて見える感じした。

    

 私たちは1062m峰しか行きませんでした。三角点のあるピークまでは往復30分ですが、そちらのほうが低いので何となく魅力に欠けたのでしょうか?参加者17名、誰からも行ってみたいという声を聞きませんでした。

    

 この山頂には役の行者の坐像(写真左)と不動明王の立像(写真右)があります。私たちがこの山頂にいたとき太陽がのぞきましたが、1000mとは言ってもこの時期の山頂は寒くて、昼食を終わると早々に下山したくなりました。

    

 山頂にはこのような岩があります。北アルプスの燕岳には遠くおよびませんが、このような岩を見て歩くのも一興かも分かりません。しかし、私たちは山頂をチョッとだけ下がったところにある不動明王の立像を見ただけで、特別に岩めぐりなどはしませんでした。

 

 山頂から見下ろす上斉原の集落。この写真では見難いのですが、あの中の赤い屋根の上斉原振興センターでチャーターしたマイクロバスを降りて、ここまで登ってきました。標高差は約500m、コースタイムより若干おお目の2時間の登りでした。

         

 山頂へ行く道を20mはいったところにカツラの大木があります。下山途中に寄り道して見てきました。ご覧のような大木です。

 カツラの大木といえばタカ長は鑪(たたら)あとを思い浮かべるのですが、この地に鑪遺跡があるのかどうかは私には分かりません。

 寺ヶ原集落に下りるころには雨になりました。しかし、特別な雨具は不要な小さな雨です。

 そのあと私たちは奥津温泉に行って汗を流して帰りました。

   

 当日の「旅レコ」の記録です。同じ道を単純に往復しました。軌跡に若干の乱れもあるようですが、私たちの実用には差しつかえのない程度の乱れ、この「旅レコ」は山歩きのおもちゃとしては最高です。