タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

山が荒れて

2017年07月27日 | 日々雑感
本日の画像はすべてネットより借用した画像です

暑い日がつづいています。ここは我慢、我慢、、、、、

9月になり、ハチクマが飛ぶようになると暑さのことなど忘れられるのだから、、、、

ここは我慢するしかありません。

暑い、暑いと言っているのは、、、、過ぎてしまえば短い期間なのですから、、、、、、。

    

九州北部で大きな水害がありました。

この水害で亡くなられた人たちの冥福をお祈りいたしますとともに、被災者の皆様にお見舞い申し上げます。

子どものころルース台風の被害を受けた経験をもつタカ長には、こと水害に関しては他人事とは思えないのです。

    

この水害の原因は短期間に大量の雨が降ったことにあるのでしょうが、、、、

その被害をさらに大きくしているのが、山から流れ出た大量の流木であることは、これらの画像を見ると素人にも推察できます。

近年各地で発生している水害の画像を見ると、どこの水害でもこのような風景を見ることが出来ますが、、、、

日本列島の林業は近年衰退していて、どこの山も山が荒れ放題になっているようです。

    

わが裏山も荒れ放題になっていて、今回のような雨が降ると、山に放置された間伐材が一気に流れ下ることが推察されます。

一時的には山に放置された木が流木となって流れ下るのですが、、、、

山が荒れているというのはそのことだけでなく、放置された山の木は茂りに茂り、陽の光が森の深くまで届かず、地表面を生きる植物が育たず、、、

それに従って山の表面を抑える力が失われ、大きな木も根こそぎ持って行かれると言うようなことが起こるのです。

    

このように考えると、日本列島の各地で頻発している水害は、単なる水害ではなくて、人災と言える側面があるように思われます。

山村に人がいなくなり、残っている人の高齢化が進み、林業が衰退していることがその背景にあるとおもわれます。

いま、日本の林業に若い人がかかわり、林業復活の動きもあるようなことを何かで聞いたことがありますが、、

年々頻発する水害を目にすると、ここは国策としてその動きを強力に進める必要を感じます。

   

山は海の恋人、海は山の恋人、、

健全な山を守ることは海を守ることでもあり、私たちに必要な生態系を守ることにも通じます。

最近の雨の降り方は昔の降り方とは違うようですが、水害の原因をその雨に圧しつけているだけでは問題は解決しません。

もっと深いところに目を向けないといけないのではないでしょうか?

昔も大量の雨が降ることは珍しくなかったはずですが、しかし、今ほど水害が多発していなかったのでは、、、、

と考えるのはタカ長の独断なのでしょうか?


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