タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

歳をとるということは

2017年11月22日 | 日々雑感
雨になりました。今日は休養日です。

昨日は仲間たちと裏山を歩きましたが、その疲れを感じることはありません。疲れのほうは問題ないのですが、何となく足腰のネジがゆるんだような気がするのは、山歩きをする回数が少ないからだと思われます。

いまのタカ長は最低でも週2回は山を歩かないといけないようです。

              

いま座右に置いている本のひとつです。著者の青山俊董さんは曹洞宗の尼僧ですが、、、ここに書かれていることは深くて、、、、

ぼんくらなタカ長は教えられることばかりです。

    

いまの世の中、、、歳をとること、、、、「老」というと、、、、何となく厄介者みたいなイメージがあるような、、、、

そのようなことを感じるのはタカ長がひねくれているからかもわかりませんが、、、、とにかく明るいイメージばかりではありません。

しかし、この本を読むと何となく歳をとることも悪くないような気がしてきます。また、暗いイメージの年寄りになってはいけないような気がしてきます。

    

柿やリンゴだっては秋にならなければ熟しません。秋という季節が来さえすれば、すべてが例外なく熟するかといえば、そうでもない。十分な肥料と十分の雨や太陽などのよき条件の春夏をすごし得て初めて、豊かな秋を迎えることができるのです。

というような言葉にふれると、ぼんくらなタカ長などはもう手遅れだと感じざるを得ないのですが、、、、、

それでもなお、明日に向かって生きて行けるヒントが得られるようなことが書かれています。

    

ここに「老化は老花」という言葉が紹介されていますが、、、、、これは、、、、

          老いてなお
          艶とよぶべきものありや
          花は始めも、終わりもよろし  (斎藤史)


という短歌をあげて、青山先生の友だちが、、、、

「老化ではなく、老花でありたい」と語っておられたことを引用されているのです。

このひと言を見ても、この本はタカ長には重い本ですが、、、、

でもまぁ、少しでも勉強して、、老害といわれるような年寄りにはならないようにしようと自戒しているところです。