タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

山を歩く技術

2018年02月19日 | 山歩きから
連日連夜の五輪放送、寝不足になっている人も多いのではないでしょうか?

タカ長は何があっても睡眠時間だけは確保しているのでその心配はありませんが、、、、、

まぁ、人並みには五輪を楽しんでいます。

あの舞台に立つアスリートたちは、メダリストであろうがなかろうが、誰もが自分を高めるために最大限の努力をしているのですから、、、、、

その努力の尊さを思うと皆さんメダリストのように思えます。

それなのに、、、、時には1000分の何秒かの差で勝者と敗者を分けるのですから、勝負とは非情なものですね。

    

少し前のことになりますが、、、、

タカの仲間に、学生時代ワンダーフォーゲル部に所属していた人がいました。

若いころ鍛えられたのでしょうが、彼の歩きはとてもきれいでした。

山の上でタカの飛来を待っている時、、、、下から登って来る彼の歩きをほれぼれするような気持ちで見ていたことを忘れることが出来ません。

基礎が出来ている人は違うなぁ、、、、、、と感心したものです。

    

タカ長も若いころから山登りを始め、、、、自分の歩くフォームには気を配ってきました。

もともと体力がなくて、、、、その弱いタカ長が仲間たちに遅れないように歩くためには、たとえ一歩でも無駄なエネルギーは使えない、、、そのような思いで一歩一歩あるいていました。

そのときに体得したことが、、、、後年テレビで、、、、中高年の登山学校とかで岩崎元郎講師が、、、

歩幅を小さく、、、、足裏全体をつけて、、、、足音を立てないように、、、、

と指導されているのを聞き、自分が求めてきたものと同じだと感じたものです。

誰でも、山を安全に歩くことを追求していくと同じ答えにたどり着くということのようです。

    

安全で効率的な歩き方の追及に終わりはありません。

登山者自身が歳をとり、、、それにともなって体の状態が変化してくるからです。

タカ長などいまだに満足な歩きが出来ませんが、、、、、

それにしてもあの鳥友の歩きは素晴らしかったなぁ。

町の山岳会落ちこぼれのタカ長など足許にも及びません。

たかが山を歩くことですが、、、、そして誰もが行っていることですが、、、、

そのことを少し深く考えると、奥は深いものなのです。

タカ長などいまだ満足にできません。そのうえ30代に左足を捻挫しているので、タカ長の歩きは動画向きではありません。

一生に一回くらい人さまにお見せできる歩きをしたいものですが、それは夢のまた夢みたいですね。