両方良いのは頬被りだけだ
子どものころ親父が何度も口にしていた言葉です。タカ長が何かやらかして指導されていたのか、そのような具体的な記憶はまったく無いのですが、とにかく、よく口にしていました。
その言葉を最近よく思い出します。コロナ禍の社会情勢と合わせて思い出されるのです。
そもそも今回のコロナ騒です。
新型コロナウイルの感染対策と東京五輪や習近平主席の訪日、両方良いようにしようとして初期対応を誤ったのではないのか?
あの時点でタカ長は、不遜なことかも分かりませんが、山リーダーとしてのタカ長と国のリーダーをならべて考え、リーダーのあり方を問いかけていました。
たとえば、悪天候の中の登山、このまま進むか退くか、その判断はリーダーの決断がすべてだと思っています。
そこには多数決の原則もなければ、科学的な根拠を示せと言うようなことを言っている時間はありません。即断即決しなければならない究極の二者択一です。
コロナ禍においてもしかり、決断する時はリーダーが決断しなければならないのです。
その時、両方良いのは頬被りだけ、最善の一つを決断するのがリーダーの仕事のはずです。
誰かさんがうがい薬のことに触れたら即店からうがい薬が消えました。
これって即断即決?
素人考えですが、唾液は純粋なH2Oではありません。口の中だけではありませんが、人の体の中には色々な菌類というか、微生物がいて、彼らの活動によって私たちの健康が維持されています。
体に必要なものは殺さないで、新型コロナウイルスだけを殺す、そのような都合の良いものは無いはずです。両方良いのは頬被りだけです。
何度もやり玉にあげているマスクもしかり。
ナノ単位のウイルスだけカットして、体の熱は逃がして熱中症対策になり、飛沫も防止して感染症対策になるような、両方良いマスクなど存在しません。
そう言えば㎜(ミリメートル)と㎚(ナノメートル)の違いが認識できない人はこの議論に参加する資格がない、とある医師がブログに書いておられました。
そのように言われるとタカ長は腰が引けてくるのですが、ナノメートは10億分の1メートルであることくらいは勉強しています。そして新型コロナウイルスの大きさは100ナノメートくらいで、一般的なマスクの目は0.5~0.1ミリメートルくらいであることも勉強しています。
それ以上のことは今日のテーマから外れるのでコメントしませんが、ここでも両方良いのは頬被りだけ
どのような思いで親父がそのようなことを言っていたのか、今となっては聞くことは出来ませんが、ずいぶん深いことを教えられていたのだと、この歳になってあらためて感じています。
このところイラストを使った記事が多くなっていますが、これらのイラストはすべていらすとやさんのものです。可愛いイラストが多くて、ついつい使用したくなります。心から感謝しています。