タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

内黒峠で

2020年11月03日 | 山歩きから
    

広島県で一番標高の高い内黒峠、標高1000メートル。

タカ長たち広島の登山者には色々な思い出のある峠です。

    

峠道のそばに、広島県の登山の草分け的な存在である加藤武三の碑があります。

今日はその加藤武三のお嬢さまたちとの登山です。恐羅漢山を愛している人たちの、同窓会のような登山です。

    

その登山の前に加藤武三の碑にお参りしました。

ここが今日の出発点です。

    

花は供えました。

この写真を見て何か足りないと感じた人は加藤武三のファン、と言えるような気がします。

寒いから一杯のめと老人がすすめる
一杯のむとのぼりがくるしいのだが
見あげる峠路の
なんという繚燗
豪華の錦繡
肌をそめる紅葉を
この目の底に焼きつけるには
一杯入った方がよさそうだ

一杯のんで目を細め
二杯目の盃をほす

軒先の縁に座って
三杯目の盃に映す
空の青さよ
    -内黒峠   加藤武三


これを読めばコメント不要、何が足りないか分かりますね。

    

皆が揃う前に峠の近くを歩きました。

タカの渡り観察をしていた広場も草に埋もれているようでした。

ある年の秋ものすごい数の小鳥類が渡り、峠に信号機を設置しないといけないようだ、と冗談を言ったこともあります。

またある年にはこの空をイヌワシが飛んだこともあります。

山以外にも色々な思い出がある内黒峠です。

そして今日、また新しい思い出を頂きました。感謝、感謝ですね。