広島県で一番標高の高い内黒峠、標高1000メートル。
タカ長たち広島の登山者には色々な思い出のある峠です。
峠道のそばに、広島県の登山の草分け的な存在である加藤武三の碑があります。
今日はその加藤武三のお嬢さまたちとの登山です。恐羅漢山を愛している人たちの、同窓会のような登山です。
その登山の前に加藤武三の碑にお参りしました。
ここが今日の出発点です。
花は供えました。
この写真を見て何か足りないと感じた人は加藤武三のファン、と言えるような気がします。
寒いから一杯のめと老人がすすめる
一杯のむとのぼりがくるしいのだが
見あげる峠路の
なんという繚燗
豪華の錦繡
肌をそめる紅葉を
この目の底に焼きつけるには
一杯入った方がよさそうだ
一杯のんで目を細め
二杯目の盃をほす
軒先の縁に座って
三杯目の盃に映す
空の青さよ
-内黒峠 加藤武三
これを読めばコメント不要、何が足りないか分かりますね。
皆が揃う前に峠の近くを歩きました。
タカの渡り観察をしていた広場も草に埋もれているようでした。
ある年の秋ものすごい数の小鳥類が渡り、峠に信号機を設置しないといけないようだ、と冗談を言ったこともあります。
またある年にはこの空をイヌワシが飛んだこともあります。
山以外にも色々な思い出がある内黒峠です。
そして今日、また新しい思い出を頂きました。感謝、感謝ですね。