タイでは小鳥類も見ることは見ました。しかし、とにかく忙しい日程だったので、一ヶ所でジッとねばって撮影と言うようなことはできません。
南の国に行って、感覚的に合わないのが夜明けの時間です。気温は真夏の日本なみですが、夜明けは日本と違ってずいぶん遅いのです。6時を過ぎても鳥が見える状態ではないので、何かしら感覚が合わないのです。北海道のように3時ころから明るくなって、朝食前に一仕事すると言うようなことができないので、当然のことながらじっくり鳥を見る時間が取れなくなると言うわけです。
そのような状態で、夜が空ける前から朝食に出かけ(6時ころから開いている)、朝食を終わって7時半ころの出発までの時間が個人的なバードウォッチングの時間になります。その時間に撮った写真をまず紹介します。
シキチョウ(ORIENTAL MAGPIE ROBIN) 体長 19~21cm
南の国の鳥としては地味(?)かも分かりませんが、その鳴き声はとてもきれいで、その上クロツグミのように声量もあるので一度見るとファンになってしまう鳥です。しかし、今は秋、私たちからみると年中夏のような国ですが、それでも小鳥の世界には春もあれば夏もあるのですね。今回の旅でその泣き声を聞くことはありませんでした。このように木の繁みの中で一声も聞かせないで動きまわっていました。
これは2007年3月4日マレーシアのフレーザーヒルで撮影したシキチョウです。電線に止まってさえずっていました。カメラ位置からは遠いのですが声はシッカリ聞くことが出来ました。
タカ長カメラで撮って目が光っている鳥など多くはないのでじっくりご覧下さい。と言うほどのものではありませんが、、、、、。
撮影したのは私たちが滞在したCABANA RESORT HOTEL の中、私たちが利用する大型バスのすぐそばです。そのように、この鳥を見ること自体むつかしいことではありません。しかし、外に出ているのを私は見ていません。この時期はこのように藪の中にいる鳥なのかどうか?何も知らないタカ長です。
キビタイヒヨドリ(STRIPE THROATED BULBUL 体長 19~20CM
東南アジアの鳥をカバーした図鑑を見るとヒヨドリ(BULBUL)の仲間は数多く紹介されています。タカ長の持っている図鑑では34種。その中の一種ですが,この鳥を見たことがあるのかどうか、あまり真面目に鳥を見ていないタカ長にはよく分かりません。情けない話ですが、、、、、タカ長の実力では仕方ありませんね。
この鳥はシキチョウ以上にブッシュの奥にいました。その姿を探すのも大変な状態でです。ただ鳥との距離は近くて、私が持っているライカの双眼鏡では、少し後ろな下がらないとピントが合いませんでした。そのような距離ですからAFで撮れればそれなりに良い写真が撮れるのでしょうが、タカ長カメラでは無理でした。バックが雑然としていてうまく拾ってくれませんでした。
インドブッポウソウ(INDIAN ROLLER) 体長31.5~34.5㎝
この鳥は朝食を撮るレストランのすぐそばの木に止まっていることも多かったので、本当はもう少し大写しの写真を撮っています。しかし、何もかも良いものを出してしまうとタマ切れになってしまうので、カバナリゾートの高い木のうえに止まっているのを紹介します。タカ長カメラの射程を考えるとあまりにも遠いので、木の葉越しに撮ってみました。これでも結構工夫しているのですよ。
上の写真とは別個体です。距離もそれ以上で本当はカメラを向けたくない距離ですが、、、、、、、分かりますか??? 右下にいるのがヤマショウビン。インドブッポウソウとヤマショウビンのワンショット。その距離がせめて半分ならそれなりの絵になるのですが、、、、、、、あの木は遠すぎました。高すぎました。