大徳寺納豆で有名な500年来大徳寺御用達の料理店。
店内ではお庭の見えるお座敷やお茶室で由緒ある精進料理がいただけます。
この日は限定公開されている大徳寺「黄梅院」を拝観した後、生徒さん8人で伺いました。
お店は歴史ある建物です。
店内も風情あります。
大徳寺精進料理縁高盛 (4,045円)
登録商標の大徳寺麩、犠牲豆腐、筏牛蒡と、季節の野菜根が盛られたお弁当です。
一の膳の詳細
(左)しめ豆腐・湯葉・牛蒡のつきあげ・大徳寺麩・香茸、ウド
(右)茄子・山芋の茶巾しぼり(大徳寺納豆入り)・ソラ豆の花山椒・漬物
(左)季節のお鉢:筍の木の芽和え (右)豆ごはん
二の膳(椀物)
こも豆腐、筍、蕗のお吸い物
お菓子
和菓子・大徳寺納豆・お抹茶
<大徳寺精進料理豆知識>
大徳寺の和尚様より辛、甘、酸、苦の五味の按排の秘法を伝授されたという。
限られた材料で百味具足せしめねばならないと教えられ、様々な味覚を醸し出すため、
代々の当主が研究と工夫を重ねてきたという。
その結果、高度な調理技術が発達し、茶懐石の本源となす枯淡なるも風格ある本膳料理が完成された。
※秘伝の大徳寺納豆は腐敗することなく、お茶席をはじめ、ごはんとともに、酒のおつまみに、また調味料としても使えるということで、これまで訪れた和食店でも何度か口にしています。
住所:京都市北区紫野大徳寺下門前町20
電話:(075)493-0019
時間:12時~18時入店
お店のホームページ:http://www.daitokuji-ikkyu.jp/
<大徳寺・黄梅院>
大徳寺の「黄梅院」が修復が終わり4/27~5/8で限定公開されています。
新緑がきれい中、由緒あるお庭、お茶室、障壁画を見学しました。
人も少なく、静けさの中、歴史を感じる穏やかなひと時が過ごせました。
残念ながら撮影できるのは前庭のみで、中は撮影できませんでした。
大徳寺入口
黄梅院・前庭
<黄梅院豆知識>
臨済宗大本山大徳寺の塔頭に1つで、永禄五年(1562)織田信長父・信秀の追善供養のために創建、「黄梅庵」と名づけた。
さらに天正14年(1586)、豊臣秀吉、小早川隆景に依って本堂、庫裏、唐門等諸堂の改築がなされて、「黄梅院」と改め塔頭の一つとなった。
障壁画(雲谷等顔、等益筆 重文)や武野紹鴎の茶席「昨夢軒」や千利休の作庭した「直中庭」等室町時代を今に伝えてきた遺構が残されている