保険庁の巨大な闇

年金混乱問題は、何かとてつもない犯罪の洞穴に入っていく気分だ。
このタイミングを選んで、厚生労働省が発表したのは、年金問題から目をそらす意図が見え見えだ。　
介護大手のコムスンは、近い将来、廃業に追い込まれる。
創業社長の折口は、もともとヤクザな商社である双日の社員だったが、ディスコで成功し、介護ビジネスに入った。　日頃の口癖は「金持ちの老人を狙え」　と広言する胡散臭い人間だから別に驚きはしないが、介護を受けている人たちに罪は無い。
厚労省は身内の保険庁には甘いが、第三者の民間には非常に厳しいということか。
さて、保険庁は、すっきりと解体して、完全民営化するべきである。
自民が、この逆風を乗り切るには郵政民営化ならぬ保険庁民営化を言わねばならぬが、今の安倍では脳天マヒ状態だからそこまで頭が回らないだろう。
現状の厚労省と保険庁は底なしの泥沼状態だ。　昔から何とかにつける薬は無いというが本当だ。
5千万件の他に、未処理分として新たに1,400万件が出てきたという。
なぜ、元台帳を慌てて破棄しなければならなかったか、次第に謎が解けていく。
保険庁の不正流用を隠蔽すること、当時は個別訪問で集金していたが集金担当者の保険料を着服していた疑惑が複数の証言から濃厚になってきた。
これが本当だとすれば、業務上横領であるが、それ以上に何か気味の悪さを感じる。
というのは、そういうことが組織的な闇の勢力によって犯られていたのではないか。
保険庁は自動的に莫大なカネが毎月入ってくるから、金持ち役所と言われ、庁内はのんびりムードで、チェック機能は全く働いていなかったと聞こえてくる。
この庁は厚労省の天下り役所で、かつ、莫大なカネを動かすから、上のキャリア官僚は好き勝手なことをやっているし、それを見ている下の者達は、何もチェックされない、その構造的スキをついた。　
今の保険庁長官・村瀬は今回の問題を問われて「私は何も知りません」　と答えていたが、仕事をしないなら役所をやめてくれといいたい。　職務怠慢罪である。
さて、検察は、あまりに保険庁の癌腫瘍が大きく病巣が深いので、外科手術ができないでいると漏れ聞こえてくる。
（ムラマサ、鋭く一閃）