武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

新宿酒場ロン 6・15

2007年06月16日 | 人間の欲望
新宿酒場ロン 6・15
例によって、島、絵美そして銀さんがビールを前にして話し込んでいる。
「折口の話の続きはどうなったの」
「話が生臭くて、ストレートには書けないな、どうするか」
「ふーん」
「銀座のティアラ強奪事件、いつかこういう事件が起きると予想はしていた」
「今の時代、盗まれるほうが悪いと言うと冷たいかね」
「ドラィバーでこじ開けて、持っていかれたというのは、もしかして人工ダイアの線もある」
「そう疑いたくなるわね」
「2億円という値段なら、防弾ガラスとかヤワなことでは開けられない方法で守るのが普通の感覚だ」
「犯人は白人と中南米人といわれているけど」
「お店は保険に入っていたから実害は無い」
「しかも広告代がタダとはね」
「仕組まれた強盗事件、フ~ム、ありえる」
島が口をはさんだ。
「年金問題は」
「さすが、じゅうめいさんの読み筋は全部当たっている」
「それを言うなら、緻密な取材と言ってほしいな」
「片山虎之助が菅直人を攻撃していたが、当時、エイズの真相を突き止めて、解決に導いたのは、菅官戦争の末の菅直人の勝利だった」
「それは正当に評価しなければならない」
「キャリア官僚と、保険庁職員のデタラメな仕事の結果がこれだ」
「それに保険料の着服・横領がはっきりしてきた」
「発覚するのは、20年後だから、ごまかせると思った」
「最初からPCに入力しないか、入力してもデタラメな名前、数字を入れておけば誰も分からなくなる」
「実務を知っている知能犯だ、チェックは誰もしないことを知っていた」
「新たに分かった事は、NTTデータに払った金額は1兆4千億円、これ全部保険料だ」「それに見合う金額なら仕方が無いが、リフォーム詐欺と同じ」
「天下りの見返り、リベート、キックバック、つかみ、何でもありだ」
「銀座の高級クラブは大喜びよと、リカちゃんバラしていたけど」

「朝鮮総連は」
「公安庁・元長官の緒方は、はめられた。朝鮮総連の代理人・土屋は超大物弁護士、そのバックはホ・ジョンマンで、金正日の腹心といわれている」
「35億円の、手付けも無しに、所有権移転登記をするなんて、これは偽装取引だ」「強制執行差し押さえ・競売逃れだ」
「地検特捜の動きは?」
「国家権力に対する挑戦だと見ている。やる気満々だ」
「国民はあまり知らないが、国民の税金1兆4千億円をつぶれかかった朝鮮系信組に投入している。それで在日朝鮮人を救った。またそれらの一部は北朝鮮へ送金されている。それらを無視して、こういうトリックを使ったということに日本エスタブは怒っているそうだ」
銀さんが水割りを作り始めた。
「ところでパレスチナが大変なことになっている」
「何か、今までに無い嫌な雰囲気だな」
ビルの谷間に月光が差してくる。
ムラマサ、蒼く冴える。

コメント
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