不思議な集団グッドウィル

この会社の集会風景を見ていたら、何かに雰囲気が似ているなと思ったのは、学生グループによる輪姦事件を起こした「スーフリ」の乗りであった。
コムスンの創業者・折口も女性がパンツを見せて踊ったり、あるいはノーパンで踊っていたとかで、桜田門に突っ込まれ、店を閉めざるをえなかったディスコ「ジュリアナ」を仕切っていた。
コムスンの親会社グッドウィルのCEO・折口雅博（４５）。
ブンヤの島に頼んで彼を調べてもらったら、面白い経歴を持っていたので少し驚いた。
自衛隊に、高校に相当するような学校があったのは知らなかった。
彼は、少年工科学校（自衛隊の高校）、防衛大学校卒後、日本ユニシスを経て商社の双日に入社した。その後、ディスコで成功を収めるが、謎の空白期間3年がある。その後、人材派遣業、そして介護ビジネスに参入したという。
この介護ビジネスという言い方は、ビジネス社会では普通に使われているが、介護というのはビジネスと呼ぶには何かそぐわない気がする。
なぜなら真面目にやればやるほど、大変な福祉の仕事であり、利益が面白いように出て、バンバン儲かるという商売ではないからである。
されど、彼は、介護はビジネスと言い切り、「カネを持っている老人を狙え」と言うのが口癖で社員に発破をかけていたという。
折口の話振りは軍隊の演説に似ている。ブリキの太鼓を叩いて、進軍ラッパを吹きながら兵隊に檄を飛ばすような喋りである。
コムスンのヘルパーは、よくやめるという。　要介護者、つまりお客を月に4人獲得しなければならないノルマがあるそうな。
この事件が発覚する前、最近のテレビCMは、変なことを言うものだと気になっていたが、それは「介護ヘルパーが夢を無くしてやめていきます」というものだったが、あれは何を指していたのだろうか。
果たして、このグッドウィルという会社は、どのような闇の勢力と絡んでいるのかと思うと背筋が寒くなる。
グッドウィルとは、イービル（悪魔）の裏返しでなければいいのだが。
本社は、あの六本木ヒルズにある。
（ムラマサ、一閃）