新宿酒場ロン 12・21
島、絵美、銀さん、そして洋子ママがいる。
「福田と舛添は死んだな。政治的死というやつか」
「政治が古いんだな。 ひからびた官僚の悪霊に支配されている」
「それで福田内閣の支持率は急落して31%とな」
「まだまだ下がる。30%を切るのは時間の問題だろう、決断しないコンニャク総理だ」
「福田さんは、国のリーダーというより、保険会社の総務部長っていう感じだね」
「27日から4日間、中国に行くけど、なぜ今なの?」
「今行かないと、永遠に総理大臣としては行けない、というのが本音じゃないの」(笑)
「舛添はあんなものか。 口は達者だけど」
「受け狙いの評論家で、テレビで言いたい放題言ってれば面白いけど、仲間がいないし、意外に気が小さいからね。民主の石井のコワモテに脅かされたら、予算委員会でぺこりと頭を下げて、すぐに発言撤回していた」
「厚生官僚というのは、薬害エイズで懲りたと思っていたら、変わっていなかった。しかも同じミドリ十字だ」
「ミドリ十字は、今は田辺三菱になったけど、元々、日本陸軍の細菌部隊がルーツと言われているし、厚労省の天領だったからね」
「今回、裏で法務省、厚労省、財務省が暗躍して、それらをまとめて、福田総理と舛添を操ったのは、あの町村官房長官だ」
「町村は、もう総理の目はないな。官僚の御し方はうまいけど、それは同じ穴だから。 国家リーダーには、どうやっても見えない」
「原告団は、福田衣里子の存在が大きいね。彼女と話していると、真っ直ぐなものを感じる」
「何か、応援したくなるよね。昨日、長崎に帰ちゃった。本人から聞いたけど、刺繍が好きで、携帯ストラップを手作りして、長崎のお店に置いてもらっていると言ってたな」
「ところで、今後の展望は?」
「大阪高裁は、2度目の和解案を出すらしい。全員一律救済が盛り込めるかどうか。盛り込んだら、国がOKしない」
「すると、最高裁か。最高裁は憲法判断をするところだから、高裁判決は覆らない。すると実質国が勝って、衣里子さんたちは負けか」
「それを覆す方法は一つ」
「総選挙で民主・野党が政権をとることだ。そうなれば国が譲歩する政治決断になると読むが」
国の良心は、どこにあるのだろう。
官僚は、その姿を隠しながら、権力を我が物にし、矢面には政治家を押し立て、その裏で、権力の糸を操っているのは顔の見えない官僚群だ。
顔が見えると、アルマーニを着た守屋のような白ブタが事務次官だから、顔が見せられない訳だ。ぬくぬくと陰でやりたい放題の醜悪さだ。
白を黒と言いくるめ、表向きの体裁は見事に取り繕うが、その内実は腐敗と堕落の奇岩城に巣くう夜盗と、さほど変わりは無い。
渡辺行革大臣が、独立行政法人の統合、廃止、民営化を進めようとしたが、何一つ成功したものはなかった。ただ、3年後に見直しをやりましょうという空証文を書いたに過ぎない。
ここで、渡辺喜美が机を引っくり返して、辞表を叩き付けなければ、政治家としての矜持を疑う。
独立行政法人とか、ナントカ機構と名前が付くのは、役人の甘い蜜瓶でしかあり得ない。小泉さんが民営化をしたと思っていた、郵便局つまり郵政株式会社は、その上部に日本郵政機構なる組織が存在し、これは旧郵政省と思えば分かりやすい。小泉さんもびっくりの郵政省がゾンビのごとく復活し、郵政株式会社を支配している。2005年に民営化法案が成立してから、今年の10月に郵政株式会社が発足する2年の間で、官僚がコソコソと法律を作り続け、株式会社とは名ばかりの郵政省復活を成し遂げてしまった。
郵政民営化とは、これから10年かけて進めて行くシナリオになっているが、果たして素直に民営化されるかどうかは極めて疑わしい。
官僚と郵政反対派議員の抵抗と画策であり、その本質は官僚癌ウイルスの増殖に他ならない。
(ムラマサ、月光に蒼く冴える)
島、絵美、銀さん、そして洋子ママがいる。
「福田と舛添は死んだな。政治的死というやつか」
「政治が古いんだな。 ひからびた官僚の悪霊に支配されている」
「それで福田内閣の支持率は急落して31%とな」
「まだまだ下がる。30%を切るのは時間の問題だろう、決断しないコンニャク総理だ」
「福田さんは、国のリーダーというより、保険会社の総務部長っていう感じだね」
「27日から4日間、中国に行くけど、なぜ今なの?」
「今行かないと、永遠に総理大臣としては行けない、というのが本音じゃないの」(笑)
「舛添はあんなものか。 口は達者だけど」
「受け狙いの評論家で、テレビで言いたい放題言ってれば面白いけど、仲間がいないし、意外に気が小さいからね。民主の石井のコワモテに脅かされたら、予算委員会でぺこりと頭を下げて、すぐに発言撤回していた」
「厚生官僚というのは、薬害エイズで懲りたと思っていたら、変わっていなかった。しかも同じミドリ十字だ」
「ミドリ十字は、今は田辺三菱になったけど、元々、日本陸軍の細菌部隊がルーツと言われているし、厚労省の天領だったからね」
「今回、裏で法務省、厚労省、財務省が暗躍して、それらをまとめて、福田総理と舛添を操ったのは、あの町村官房長官だ」
「町村は、もう総理の目はないな。官僚の御し方はうまいけど、それは同じ穴だから。 国家リーダーには、どうやっても見えない」
「原告団は、福田衣里子の存在が大きいね。彼女と話していると、真っ直ぐなものを感じる」
「何か、応援したくなるよね。昨日、長崎に帰ちゃった。本人から聞いたけど、刺繍が好きで、携帯ストラップを手作りして、長崎のお店に置いてもらっていると言ってたな」
「ところで、今後の展望は?」
「大阪高裁は、2度目の和解案を出すらしい。全員一律救済が盛り込めるかどうか。盛り込んだら、国がOKしない」
「すると、最高裁か。最高裁は憲法判断をするところだから、高裁判決は覆らない。すると実質国が勝って、衣里子さんたちは負けか」
「それを覆す方法は一つ」
「総選挙で民主・野党が政権をとることだ。そうなれば国が譲歩する政治決断になると読むが」
国の良心は、どこにあるのだろう。
官僚は、その姿を隠しながら、権力を我が物にし、矢面には政治家を押し立て、その裏で、権力の糸を操っているのは顔の見えない官僚群だ。
顔が見えると、アルマーニを着た守屋のような白ブタが事務次官だから、顔が見せられない訳だ。ぬくぬくと陰でやりたい放題の醜悪さだ。
白を黒と言いくるめ、表向きの体裁は見事に取り繕うが、その内実は腐敗と堕落の奇岩城に巣くう夜盗と、さほど変わりは無い。
渡辺行革大臣が、独立行政法人の統合、廃止、民営化を進めようとしたが、何一つ成功したものはなかった。ただ、3年後に見直しをやりましょうという空証文を書いたに過ぎない。
ここで、渡辺喜美が机を引っくり返して、辞表を叩き付けなければ、政治家としての矜持を疑う。
独立行政法人とか、ナントカ機構と名前が付くのは、役人の甘い蜜瓶でしかあり得ない。小泉さんが民営化をしたと思っていた、郵便局つまり郵政株式会社は、その上部に日本郵政機構なる組織が存在し、これは旧郵政省と思えば分かりやすい。小泉さんもびっくりの郵政省がゾンビのごとく復活し、郵政株式会社を支配している。2005年に民営化法案が成立してから、今年の10月に郵政株式会社が発足する2年の間で、官僚がコソコソと法律を作り続け、株式会社とは名ばかりの郵政省復活を成し遂げてしまった。
郵政民営化とは、これから10年かけて進めて行くシナリオになっているが、果たして素直に民営化されるかどうかは極めて疑わしい。
官僚と郵政反対派議員の抵抗と画策であり、その本質は官僚癌ウイルスの増殖に他ならない。
(ムラマサ、月光に蒼く冴える)