武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

中国の罠

2007年12月10日 | 国際外交の真実
この男、中国の熾烈な権力闘争を勝ち抜いて来ただけに、したたかだ。
温家宝・首相。
今年の4月に来日し、国会で演説をしたのだが、事前に日本と中国の外務省・事務方で演説草稿を煮詰め、その中で日本の平和貢献を称賛する下りがあったのだが、それを温首相は意図的に読まなかった。
言葉が分からない日本の国会議員は、日本を褒めたものと思い、打ち合わせ通りに拍手をし、それに対し温首相は傲慢な顔を見せて手を振っていた。
そして、その読み飛ばしを知らなかった扇千景・参院議長は、それに対する答礼演説を行ったのだが、何とも間ぬけな話だった。
こういうことを平然と行う中国は油断がならぬ。
この国は、共産党独裁国家であるから、何が起きても不思議ではないが。
さて今回、北京で今月1日に開かれた日中ハイレベル経済会議でまとめたプレスコミュニケを中国側が一方的に書き換えて公表したそうな。
中国側が公表した文面からは、人民元の為替レート上昇に日本が期待を表明した部分が削除されてしまった。 
いったん合意した両国のプレスコミュニケの内容を一方的に変えて発表するのは異常としか言いようがない。
日本からは、額賀財務大臣、高村大臣、農水大臣ら5大臣が、出席した。
中国の温首相は、「非常に成功した」と評価したのを受け、高村外相は「共同文書の発表ができて成功だった」と無邪気に喜んでいたのだが。
外務事務次官の谷内正太郎では、外交がうまく回らない。
それとも、外務省そのものに問題があるのか、あるいは政治家の貧困か。
外務省もODA利権と裏金プールの腐臭が匂ってくるが。
(ムラマサ、蒼く冴える)  

コメント
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