★権力。
権力が国民を恐れ始めたら、権力の腐敗が進行している。
黄色のペンキが怖いとて、制服の警官で表札を守るのは、中国共産党と同じだ。
泥水に映る太陽は、くすんで見えない。泥水に映る小沢一郎の姿は、どのように見えるのか。3人の子分を泥沼に突き落としておいて、「俺は知らんぞ、もっと賢いかと思ったが書生並だな、秘書が泥をかぶるのは当然、その為に今まで食わせてきた、まあ、代わりはいくらでもいる」。
金だけで動かない人間がいるということを、いつか思い知らせてやる。
★朝日新聞が2月5、6日に実施した世論調査。
鳩山内閣の支持率は41%、不支持率は45%で、初めて不支持が上回った。
今年7月の参院選の投票先は民主34%、自民27%と差が大きく縮まった。つまり小沢イフェクトが出て来た。そして民主党への評価が、「下がった」と答えた人は64%。
★石川知裕と民主党。
民主党というのは常識にかからない。
自民、公明、みんなの党の3党が、「石川知裕に対する議員辞職勧告決議案」を衆院に提出した。しかし金子賢次こと山岡賢次が、「審議するに当たらない。国会には上程しない」と宣言した。採決に応じない態度というのは、民主党はついに言論弾圧に出たということか。
民主党は反対だというなら、堂々と否決すればいい。石川本人は意図的に虚偽記載を行ったと自白している。しかも検察発表で、その金額は20億円を超える。
つまり民主党は、野党の賛成演説を本会議でされたくない。同時に民主党は反対演説をしたくないという言論を認めない態度。
民主党はついに言論弾圧に出たということか。
★切り捨てられるのは、いつも秘書。
秘書歴20年の、あるベテラン秘書は語った、「切り捨てられるのはいつも秘書。それは民主党でも同じこと」。
銀行から4億円を借り、契約書に署名をして、実印を押しても、「何の為に4億円を借りたのか知らないし、何に使うのかも知らなかった」と述べたガマ蛙。
こういう男が政界の最高実力者なのだという。これは痴呆症の典型症状だから、禁治産者として誰か後見人をつけねばならぬ。もちろん国会議員は辞職だ。
★外務省機密費。
この問題は、自民党惨敗を分析するのに丁度いい。
岡田克也は、「かつて外務省の機密費が総理官邸に上納されていたことがあった」と認めた。自民党政権は、「そういうことはない」と国会で答弁していた。つまり自民党は公の場で、嘘を付いていた訳だ。日米安保の秘密合意もしかり。
国民に平気で嘘をつく政党は、国民から手痛いしっぺ返しを受ける。
しかもこの問題は、国会の議決を経ない予算の流用を禁じた財政法違反になる。
ただ、民主党の岡田克也は、財政法違反には当たらないと述べたことは、誤魔化しだ。民主党というのは危ない。
★トヨタ。
一昨日、名古屋の本社で豊田章男社長が会見したテレビを見た。米国では、この会見の印象は良くなかったらしい、「毎日、違う女が現れ、自滅したタイガー・ウッズのようだ」と酷評された。つまり豊田サイドの釈明する人間が、日替わりに変わるということらしい。個人的に見ても、あまり好印象は受けなかった。まるで宿題を忘れてきた小学生のような雰囲気だったからだ。
何が悪かったのか、これからどう迅速かつ具体的に対応するのか、というアクションプランが見えなかった。ただ、申し訳ないという言葉だけだった。やはり豊田の御曹司の甘さではないのか。豊田章男さんは昨年の6月から社長だが、44歳から経営陣にいた訳だから、責任は引き続き持っている。
この人のキャリアを見ると華々しい。ハワイの高校留学、米国でMBA取得、米国の投資銀行勤務、トヨタGM合弁カリフォルニア工場の経営、トヨタの中枢部門を駆け上がってきたキャリア。しかし記者会見を見ると、54歳の単なる、お坊ちゃまにしか見えなかった。
トヨタに一つ苦言をいえば、何千、何万社とある部品メーカーに対して恒例的に、機械的に行うコストカットの要求が厳しすぎる。下請けの乾いた雑巾をさらに絞って、コストを削るというやり方は、いつかこういう「しっぺ返し」がやってくるということだ。豊田章男さんは調達部門にもいたらしいが、調達は相手の生殺与奪を握っているから、苦労知らずのボンボンのまま、ということか。
トヨタのKAIZEN。がんばれトヨタ。
★中国
2008年に起きた粉ミルクへのメラミン混入事件で、回収された乳製品が廃棄されずに再び販売されていた。
少なくとも10万トンが再流通しているという。中国では、安全や法令よりも利益を優先させる。
2008年、粉ミルクに有害物質メラミンが混入していたことが発覚し、乳幼児29万人に腎臓結石などの異常が見つかり、うち6人が死亡した。アメリカで中国産ペットフードを食べた犬や猫の死亡が相次いだことがあったが、それがメラミン物質なのだ。
なぜメラミンを入れるかというと、中国の酪農家は出荷する際、牛乳を水で薄め、量を水増しする。しかし水増しを誤魔化し、タンパク質含有量の検査をすり抜ける為に、メラミンを混入するのだという。
まあ、中国人の腹は丈夫なのだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)