

インクラインの4%勾配を登り切ると5cm高の地盤に到達します。順番が前後しますが、実際にはこの部分の製作を線路の敷設よりも先に行っています。
この部分は5・5ミリ厚のベニヤに5cmの脚を付けて周囲の土手の部分をスタイロフォームで切り出しグリーンマックスの石垣を貼り付け土手の上部をプラスターとパウダーで処理すると云う、ごく普通の手法です。
改めて見直すと、リアルなレイアウト作りでは禁じ手の一つとされているらしい「まんじゅう山」みたいな雛段状の地形になってしまいました。そこで少しでも不自然さを解消する為、脇に発泡スチロール製の小山(というより奇岩?)を配置しました。
(少しいい訳めきますが、現実に河川や断層に沿った地形等でこうした雛段状の起伏が付く事は結構あるようです。これは線路と組み合わせた場合、見栄えがする地形だと思いますが)

この雛段の上に勾配を登り切った線路が敷設され、同時に線路沿いの町並みが配置されます。