花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

大雪 池田町雪景色 ドカ雪

2024年01月25日 | 景色

 驚くほどの雪の降り方だった。”津軽海峡冬景色”と言う名曲があるが今回は随分規模は小さいが”池田の町雪景色”を紹介する。この2枚は1月24日朝7時前の景色だ。トイレに起きた午前2時前には全く無かった雪、5時間程でこの景色になった。

  

 そして25日早朝には更に積雪、50cm近くまで積もった。この里に引っ越してきてから14回目の冬だが1,2位を競う積もり方だ。プロが剪定してくれたモチノキ、前日の雪は上手く抜けていたようだが今日は団子状に積もっている。

  

 郷の雪景色だ。北の方角、保育園も雪に包まれお休みにしたようだ。そして我が家の前の道、いつもは1台や2台、車の轍が残っているものだがお昼前になっても足跡だけだった。

   

 我が家の玄関先、愛車がすっぽりと雪の中、前後さえわからない。そして車の向こうの我が家、薪ストーブを焚き続けていたためか屋根の積雪は少ない。

  

 池田山の方角を見る。木は他家の畑に生える渋柿の木、そして手前の積雪は我が家の動物除けのフェンスに沿うテイカカズラへ積もった雪だ。池田山はいつもの姿を見せてくれている。

  

 昨日、名神高速道路関ケ原インター近くでは車の渋滞が発生し、最長18時間閉じ込められた車があったようだ。我が家から関ケ原インターまでは25分の距離。我が郷は夜半から降り始めたが関ケ原近辺は朝6時過ぎから数時間で動けなくなる車が出るほど積雪したようだ。我が家の娘婿も仕事先の関ケ原手前から帰宅するのに2時間半かかったとか。積雪の速さ・多さに、改めて雪の怖さを思わされた2日間だった。  

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初雪日の日の出 冠雪 水槽の氷 霜 シモバシラに出来た霜柱 漢方薬 呉茱萸湯

2023年12月22日 | 景色

 12月18日、我が郷の初雪だ。見るからに水分を多く含むベタベタの雪だが5cmぐらいは積もったろうか。積雪の中の日の出は格別、美しい。日の出前の朝焼けで段々表れる雪景色が赤く染まるさまは何時まで見ていても飽きない。

  

 北の山は流石に近くの池田山よりは多いようだ。池田山はまだ降っているのか見えない。池田山もそうだが、少し北にある山も初冠雪だ。地元の人から池田山が3度、冠雪すると里に下りてくると聞いているが今年はいきなり里にも来た。驚くことは他にもある。2,3日前には最高気温18度の日もあった。

  

 初雪から4日目(12月22日)の冬至の今朝は冷え込んだ。雪は降らなかったものの最低気温は零下だ。メダカの池もびっしり氷が張っている。金魚・メダカを飼い始めた頃は氷が張ると魚たちが息苦しそうに感じ、氷を取り除いたこともあった。今はそのままにし、氷の下で泳ぐ魚を楽しんでいる。

  

 車も霜がびっしり。現役時代ならお湯を掛けたりプラスチックの霜取り器で朝の時間がないなか焦り気味にゴシゴシやったものだ。ドアに面白い形に霜の結晶が出来ている。この形は窓からの水の流れによるもののようだ。

  

 お待ちかねの霜柱の花が出来た。草花シモバシラの根に近い茎部は小さい穴が無数に開いているようで今朝のように冷えた朝はこのような霜柱が出来る。冷え込んだ朝のお楽しみだ。

  

 持病の偏頭痛がひどくなってから2度目の年末を迎える。元々、時々は起こっていた偏頭痛が昨年の9月に入った頃から毎日、鎮痛剤を飲まないと耐えきれない痛さが続くようになった。別の病気でお世話になった揖斐厚生病院(今の西濃厚生病院)で痛みを抑える注射(毎月打つ)があることを教えられて、注射診療をしていた岐阜大学医学部附属病院で注射を続けている。お陰で発生が少なくなったが天候の悪い日はまだ起こり、別の治療薬として錠剤を1ヶ月に1週間程度は飲んでいた。が、10月19日の診察日に”これを試してみるか”と頂いた漢方薬を飲み始めて3週間、忘れもしない11月14日からピタリと止まった。その止まり方は劇的で今でも半信半疑だ。漢方薬はNo31 呉茱萸湯だ。(植物 呉茱萸湯は11月6日のブログで紹介した。)偏頭痛が起こらなくなって1ヶ月を過ぎた。偏頭痛対策は漢方薬の他にも、血流を良くする薬・運動など色々と試しているので何の効果が出ているのかは定かではなく、今もまた起こるのでは?の不安はある。年内起こらなければと思っているが・・・良い正月を迎えられるかなー。

 

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時雨時の虹 紅葉 モミジとニシキギ 黄葉 マンサク カマツカ 池田山の黄葉 モチノキと紅葉 アカゲラ

2023年12月06日 | 景色

 12月入りである。月毎のカレンダーが最後の1枚になると♫今年も終わりですね~のメロディーが浮かぶ。異なる日の虹2枚である。今頃の時雨時、よく虹が表れる。が、今頃の虹はそれぞれの色が太くぼやける。またキレイに弧を描くのは珍しく、下部だけ見えていることが多いのも特徴だ。

  

 門の傍、ナンジャモンジャの木の下に無理やり植えられたモミジだ。”ちょっと狭い~”の声が聞こえそうだがキレイに色づいた。もう1枚は庭に中央のモミジとニシキギだ。2つとも例年通りの色づきでキレイだ。

  

 こちらは黄葉だ。大きな葉はマンサクそして、もう1枚はカマツカだ。個人的には黄葉はイチョウが葉の色が最も美しいと思うがイチョウは大木になる。個人宅では育てにくい木だ。

  

 池田山もかなり色づいた。山は総じて紅葉と言うより黄葉だ。常緑種の緑と混じる黄葉も良いものだ。プロに剪定してもらったモチノキの向こうに青空。岐阜の街が広がる。

  

 10月の終わりの日曜日(26日)、我が庭に珍客が訪れた。例によって日曜日は競馬の日、テレビ横の窓の向こうに赤いものが動いている。アカゲラではないかと窓をそっと開ける。そうだ、キツツキの仲間アカゲラだ。木はナツメ、木の皮がごつごつした感じなので虫がいるのかも知れない。

  

 以前、直ぐ近くにある梅の木にアカゲラが来たことがある、もう7,8年前の話だ。その時は”コンコン、コンコン”と言う音に気付き、探したら梅の木にいた。あまりお呼びでないカラス・ヒヨドリそしてスズメはホントによく来る。来るだけなら良いが、蒔いた種をほじくり出して食べ、咲き始めた花々の蕾を突き台無しにする。他に来る鳥は?先ずはモズでこれもよく来る。止まっている時、尻尾を上下に動かすさまが可愛い。また、虫・カエルなどを木に刺しておく”モズのはやにえ”にはギョッとさせられることがよくある。キジもよく来る、これからの寒い季節は来る機会が増える。けたたましい声で”ここにいるぞ”と知らせるように鳴く。”雉も鳴かずば撃たれまい”の言葉の意味がよくわかる。

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クルミの実 高砂百合 アサガオ(団十郎) ツリガネニンジン ツルバキヤ クビキリギス

2023年08月28日 | 景色

 ♫”貧しさに負けた いえ世間に負けた・・・”と言う歌詞で始まる歌があった。題名は”昭和枯れすすき”だ。暗い歌だが落ち込んだ時につい口ずさんでいた気がする。この頃、よくメロディーが出てくる”・・・い~え猛暑に負けたー”だ。お盆の台風で少しは、と期待したのだが涼しくはならず、我が家では幾つかの木の枝が折れた。クルミの木もその一つだ。クルミは好きな虫がいるようで毎年、こんな風に葉を食い荒らされる。落ちていたクルミの実だ。クルミの実は今はこんな風に皮が付いており秋に熟すとこの皮が割れて実(種)が出てくる。我々が食べているのはその種の中身だ。

  

 あちこちで長く伸びた茎の先に百合の花が咲いている、高砂百合の名だ。花茎は長いものでは2mを超えるぐらいに伸びている。花は鉄砲百合に似ているがもう少し長いラッパ状の花弁を付ける。繁殖力が強くどんどん増えるため、近年は花が終わると種が落ちる前にさっさと切り倒している。

  

 立秋(8月8日)も過ぎたというにアサガオはまだ我が世の春を主張している。唯一、名前の分かっているアサガオ”団十郎”だ。この色、確かに団十郎だ、と思ってしまうから不思議だ。

  

 生薬にもなり、若芽は山菜として食することも出来る、と言う草花ツリガネニンジン(釣鐘人参)だ。生薬としては胃腸薬に利用される他、咳を鎮める効能があるとされているようだ。山菜としてはトトキの名がある。あくやクセがない淡泊な味わいで素朴な風味と書かれているが味わったことはない。

  

 またまた軽トラックの前に鉢植えの花が増えている。女房殿が買い物時に寄せてもらう友達から貰って来るようだ。ピンク色の可愛い花が咲いている、ツルバキヤの名のようだ。先のツリガネニンジンと言い、このツルバキヤ、名を覚える訓練は老化対策には良いかと頑張っているが・・・忘れる方が多い。

  

 朝一番、エアコンを入れる前の網戸に大きな昆虫が付いている。最初は室内からなのでお腹の部分が、そしてベランダへ廻るとこんな姿が。クビキリギスではないかと思う。鳴き声を知りたいと思ったが・・・自然の中で”鳴くまで待とう時鳥”の精神でと放置した。

  

 その鳴き声の話だが、考えて見たらこの昆虫が鳴くかどうかも知らず、鳴き声が聞こえたとしてもどの昆虫かわからない。何という浅はかさだが”まっ、いいか”と年齢が簡単に許してしまう。

 立秋を過ぎ3週間、蝉の鳴き声にクマゼミも混ざらなくなった。今は法師蝉のツクツクボウシ、ツクツクボウシ一色だ。この後に秋の声と感じるヒグラシ(蜩)のカナカナカナに代わる。梅雨明けを知らせるニーニーゼミに始まり、真夏の声のアブラゼミそして猛暑の中のクマゼミのシャンシャンシャンが。やっと法師蝉、そして最後にヒグラシの優しい声に。鳴き方だけで季節感を感じさせてくれる蝉の鳴き声だ。

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宿根ヒマワリ モミジアオイ ブドウの実 アブラゼミと空蝉 ハスの花 ミソハギ

2023年08月06日 | 景色

”夏は暑いもの”、”暑いから夏”だ、子供の頃にこんな言い方で遊んだ。が、こんなに暑かったようには思えない、せいぜい32,33度だったような記憶だ。気温と言えば、夏休みの終わりに”夏の友”と言う宿題の天候・温度欄を埋めるため、古い新聞を引っ張り出したことを思い出す。この探しものに一番、苦労したような・・・。宿根ヒマワリが咲いている。アサガオと並び夏の代表花と言えるがやっぱり大きな花のヒマワリが夏には似合うか。

  

 赤い大きな花がベランダから見える。モミジアオイの名の花だ。大きな花だが花弁が5枚と少ないのでモミジに似た葉とともに暑苦しさがない。花弁が好きな虫がいるか、かなり食われている。

  

 ビニールハウスに守られた葡萄。今年も多くの房が垂れ下がっている。今年の春にブドウを”種なし”にするために薬品に浸した。洗濯バサミが見えるが実験もあり試した実の枝がわかるようにの印だ。効果は感じられたが残念ながら全く種なしにはならず不思議と一個の種が残っている実が多かった。来年は薬品への2度浸しに挑戦してみたい。その前に蔓の整理もしなくっちゃ。

  

 梅雨が明ける頃からシオカラトンボが飛び始め、連れてセミも最も早いニーニーゼミが鳴き始める。そして今の時期はアブラゼミからクマゼミに代わる頃だろう。写真は欅で静かに休んでいると思えるアブラゼミだ。ふと、上を見上げるとアブラゼミの抜け殻(空蝉)もあった。晩夏に鳴くヒグラシの季節が待ちどおしい。

  

 その同じ欅の下で蓮の花が咲いた。蓮は朝早く開き、お昼頃には閉じる、これを数日繰り返した後に花弁1枚づつ散る。水面に浮くように咲くスイレンも美しいが、長く伸びた茎で揺れながら咲く蓮も良いものだ。

  

8月も早、第2週に入った。週末からお盆に入る。ベランダの傍に置かれた鉢で盆花の別名があるミソハギが咲き始めた。昔は田んぼのあぜ道などで咲いており、お盆にお供えすることが多かったようだ。ミソハギの花ことばが”愛の悲しみ・純真な愛・慈悲”でこれがお盆にお供えされた理由の一つのようだ。

  

 先日、終活の一環で身辺整理をしていたら古い新聞が出てきた。1969年2月18日の朝日新聞日曜版だった。そこに紹介されていたのは通った中学校のあった徳島県三加茂町の話だった。吉野川は昔から暴れ川で知られ、洪水の被害を少なくするために川岸に竹林が設けられていたようだ。竹は私も吉野川へ釣りに行くための竿として利用させてもらったことを思い出した。架かる橋は”角の浦潜水橋”の名のようだが今はもうなくなったようだ。

  

 この潜水橋と言う橋の名前、子供の頃には潜水してしまう橋なんて、と思っていた。が、雨が降り大水になっても水没はするが、大水に抵抗するものが殆どなく壊れにくい構造だったようだ。お隣高知県の四万十川に掛かる橋では“沈下橋”の名があった。昔の苦労・名案が偲ばれる名前だ。

”・・・これが私の故里(ふるさと)だ さやかに風も吹いてゐる 心置なく泣かれよと 年増婦(としま)の低い声もする   あゝ おまへはなにをして来たのだと……吹き来る風が私に云ふ”。中原中也氏の”帰郷”の終わりの一節を頂いた。

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