京都国立博物館(京都市)が23日、鎌倉時代終わりから室町時代の初めに活躍した臨済宗の僧侶、夢窓疎石(1275-1351)が着用していたとみられる袈裟が、自ら開山した天竜寺(京都市右京区)で見つかったと報道陣に公開した。
昨年12月に収蔵庫の箱の中で、折り畳んだ状態で見つかった。劣化が激しいため広げておらず、幅は推定で幅3・5m、丈1・4m。生地は紫色で、金糸が織り込まれている部分もある。
夢窓疎石の袈裟は、円覚寺(鎌倉市)や、鹿王院(京都市)でも見つかっている。
天竜寺の袈裟の文様には円覚寺などと同じ直径5cmほどの竜が描かれ、鹿王院所蔵の肖像画に描かれた疎石が着ている袈裟と同じものだった。
収蔵庫からは、応仁の乱の戦火を逃れるため、袈裟を足利家の菩提寺にいったん移動させたことを記した文書も見つかった。
袈裟は10月9日~11月23日に京都国立博物館で開かれる特別展覧会・文化財保護法60周年記念事業「高僧と袈裟-ころもを伝え こころを繋ぐ」で公開される。
[参考:共同通信、産経新聞、京都国立博物館]
京都で夢窓疎石のけさ見つかる 自ら開山の天竜寺(共同通信) - goo ニュース
昨年12月に収蔵庫の箱の中で、折り畳んだ状態で見つかった。劣化が激しいため広げておらず、幅は推定で幅3・5m、丈1・4m。生地は紫色で、金糸が織り込まれている部分もある。
夢窓疎石の袈裟は、円覚寺(鎌倉市)や、鹿王院(京都市)でも見つかっている。
天竜寺の袈裟の文様には円覚寺などと同じ直径5cmほどの竜が描かれ、鹿王院所蔵の肖像画に描かれた疎石が着ている袈裟と同じものだった。
収蔵庫からは、応仁の乱の戦火を逃れるため、袈裟を足利家の菩提寺にいったん移動させたことを記した文書も見つかった。
袈裟は10月9日~11月23日に京都国立博物館で開かれる特別展覧会・文化財保護法60周年記念事業「高僧と袈裟-ころもを伝え こころを繋ぐ」で公開される。
[参考:共同通信、産経新聞、京都国立博物館]
京都で夢窓疎石のけさ見つかる 自ら開山の天竜寺(共同通信) - goo ニュース