歴歩

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蔚州・霊鷲寺址 2次学術発掘調査 寺域範囲確認

2013年10月17日 | 韓国の遺跡・古墳など
 蔚州・霊鷲寺(영축사)は蔚山広域市蔚州郡青良面粟里(울산 울주군 청량면 율리 822-1)に位置し、1998.10.19に蔚山広域市記念物第24号に指定されている。
 13世紀末に高麗の高僧一然(1206-1289)によって書かれた三国遺事によれば、新羅第31代神文王3年(683)に宰相・忠元公が建議して建てることになったという。
 昨年10月15日からの学術調査では、東西に配置した双塔(三層石塔)を中心として、その中心北側辺に金堂を配置したいわゆる双塔一金堂の典型的な統一新羅時代伽藍構造をした寺院と確認されている。
 蔚山博物館は、今月14日から3ヶ月間、霊鷲寺址2次学術発掘調査(寺域範囲調査)を実施すると発表した。
[参考:聨合ニュース]

過去の関連ニュース・情報
 2012.12.31 蔚州・霊鷲寺址 典型的な統一新羅時代の伽藍配置である双塔一金堂式構造を確認

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鈴鹿市・森ヶ坪遺跡 東海三県内最古(弥生中期)の井堰跡を発見

2013年10月17日 | Weblog
 三重県埋蔵文化財センターは15日、鈴鹿市御薗町の森ヶ坪遺跡から、県内最古となる弥生時代中期(約二千年前)に造られたとみられる井堰(いぜき)の遺構を発見したと発表した。
 同遺跡は、中ノ川右岸に広がる遺跡。 流路から北部に長さ12m、幅6mにわたって高さ1m前後の約千本の木製の杭が打ち込まれた跡を発見した。 西からの流路と北西からの流路が、ここで合流し南へ向かう流れを堰き止めて、東へ向かうよう誘導するためのものと思われ、灌漑用の可能性が高いという。
 同じ層の土器群を調査した結果から、井堰の築造年代を確認した。
 これまで津市の蔵田遺跡にある弥生時代後期(約千八百年前)の井堰が県内最古とされていた。 人工的に水の流れを変える堰の遺構としては愛知、岐阜、三重の東海三県内でも最古という。
 鉄器が普及していない時代に土木工事が大規模に発展していく様子をうかがうことができるという。
 20日午前10時半から約一時間、現地説明会がある。
[参考:伊勢新聞、中日新聞、毎日新聞、三重県HP]

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