Kuuki Yomenai(空気読めない)ではない。
先週8日から平常授業になった。ALTのジョンと一緒にいつものように教室に向かう。で、挨拶である。
”Good Morning Class. アケオメ、ケーワィ...
”KY?
”Yes, KYデス。センセイ、KY。
”Me? John, What does the ”KY” stand for?
”kotoyoro..コトヨロ...コトシモ、ヨロシクオネガイシマス。
”...(^_^;)
コトヨロはちょっと古い。それをKYにするのも、ちょっとな。。でも、生徒にはうけたし、「What does .... stand for?」も、何となく生徒に示せたし。。。
これでいいのだ。
7日の始業式に向けて、本当は今日休暇の予定だったけど、取りやめて出勤した。
さすがにそれほどスタッフがそろってはいなかったけど、3年生の担任はかなり姿を見かけた。一般受験用の書類準備や3学期の授業準備である。
3年生授業担当にとっての3学期は、授業が1月のみなので、普段よりも一層綿密な準備・教材研究が必要である。
2年生、1年生の担任も結構姿を見かけた。グランウド、体育館にも生徒が来ていた。当然顧問は出勤しているわけで、世の中が考えるほど学校は閑散とはしていないのだ。
僕も今日は進路室の掃除。三が日に届いた年賀状、大学・専門学校等からの合否通知の整理・担任へ連絡。英語準備室の整理整頓に3学期の授業範囲のハンドアウト原稿作成。
…結構盛りだくさんである。
明日は三者面談でいつも通り出勤である。
毎年年末になると発表になる、もはや年中行事化したかのような、教育職員の病休の話題。僕もブログで取り上げている。
2007年度に病気休職した小中高校などの教職員は前年度比414人増の8069人。精神疾患62%、過去最多。
〇いずれも過去最多を更新
〇調査は都道府県と政令市の教育委員会が対象
文科省
「子どもだけでなく、保護者への対応など、教員の忙しさが増していることが背景。教員の増員や悩みを相談しあえる環境づくりなど対策を進めたい」
去年も似たようなことをいっていた。
1年過ぎたけど何も改善されていない。
過去のエントリ
2008.01.10、「心の病」
2006.12.21、「教師は病んで、疲れ切っている。」
成績不振者
欠点保有者
赤点者...
赤レンジャー(単数形)
赤点ズ・レッズ(複数形)
***** *****
考査の点数、授業中の活動、提出物等々が、求める水準に達していなければ、評価は10段階で3以上にはなるはずがない。26日の今年の仕事納めは、成績不振者・保護者との三者面談だった。
面談を通して感じたことは、本人にあまり危機感がないということ。
高校は進級できない可能性が有る。そのことをわかっていない or そのことはわかっていても、自分だけはそんなことはないと思っている。何とかなると勘違いしている。そんな感じである。でも、当然・残念なことだが、全員が進級を、求められる水準以下 or 何もしないで、保証されている訳ではない。全員が2年生、3年生になり、無事に卒業してくれることを望まない教師はいない。でも、勉強が出来なくても(勉強しても出来ない or 机に向かい勉強することをしない)、自動的に3年過ぎれば、全員が高卒になれるわけではない。
ここ数年、現任校でも前任校でも、何か成績不振に対して、生徒諸君の危機感はきわめて(恐ろしく)希薄であることに、いらだちや、不安を感じることがある。最低限の成績をとることはもちろんだが、いい成績をとることにも、あまり興味がない。これはある一定レベル以下の(学力)の高校(ふつうの生徒の多い学校:中学校で真ん中くらいの成績の生徒が多い学校)に共通する状況のように思えてならない。
どうしたら伝わる。
古くて新しい問題である。
駒澤大学は例のデリバティブ取引での154億円損失問題について、学内での調査委員会の報告を受け、12月18日臨時理事会を開催。経営責任者の理事長を解任した。
宮本理事長
「今回の結果に申し訳なく思う」
総長や学長ら、デリバティブ取引を了承した理事会の常任理事4人も辞職する意向を示した。
***** *****
11月20日に、「これって、大丈夫なの。」に書いたことの一応の内部処理が決まったことになる。
あのとき記事を読んでもよくわからなかったことだが、今回の件で駒澤大学は、100億円預けて、元本はゼロになり、さらに54億円も損をしたことがよくわかった。同大学の昨年度末の現金預金は127億円、その他の財産が233億円だった。127億円全部を取り崩しても、まだ27億円不足である。その他財産を一部取り崩したのかどうかはわからないが、いずれにしても銀行から110億円も借り入れたのだから、その他財産は取り崩せない性格のお金なのだろう。
同大学のウェブサイトで「学校法人駒澤大学の平成20年度予算」(3月27日の理事会・評議員会において承認・決定)の一部を読むことができる。ただし、駒澤大学の予算。それらによれば、
収入の部合計は366億5546万円
支出の部合計は366億5546万円
収支が同額である。学校法人としてこれが普通なのかどうかはわからないが、収支の安定を図るため、金融商品に投資していたことがわかる。この収支の中で154億円損失、110億円の借り入れである。いかにものすごい金額なのか実感できる。
先週月曜日、午後は出張だった。来年度入試の案内・PR広報誌、その他諸々ができたので、手分けをして地元中学校に”配達”するのである。
僕たち高校の先生もかなり忙しく毎日を過ごしているが、中学校の先生たちは、その比ではない。ここ数年、学校選択制等が始まり、新入生数の変動が大きくなり、従前よりいっそう多忙になっているように思う。生徒の増減は教職員の増員・減員に直結する。特に生徒数減とそれに伴う教職員の減は深刻である。最低限授業に穴が開かないように、教諭(臨)、講師でどうにかやりくりすることになる。これらの先生がダメであると言うことではないのは、言うまでもないことだが、彼らは単年度または、年度をまたいでも1年間でいなくなることが多い。どうしても継続的な指導、学校運営は元々その学校にいる先生が中心になる。結果、仕事が増える。その準備も大変になる。アポを取って出かけても、予定外の何かのせいで、担当の先生にお目にかかれないこともある。
月曜日も職員会議。可能であれば担当者と面談をと考えていたのだが、かなわなかった。
…残念。(T_T)
期末考査の日、ノート(ファイル)検査を実施した。試験1週間前に予告をしておいた。先週の試験の日、研究室前の提出箱に入っていたのは、、、
①ノート(ファイル)
②副教材のワークブック
③教科書?
あくまでも提出義務があるのは①だけである。
そもそもノートのたぐいを提出させるのは以下の意味がある。
一つめは、授業中ちゃんと板書をしているか。ハンドアウトをきちんと保管(添付)しているか。問題演習系の科目の場合は、自分の間違い(予習内容)を認識し、正しい答えを理解し、自分の解答を訂正した形跡があるか。復習しているか。いろいろなことを僕たちが調べるためである。教師に調べられる。そのことを意識させ、学習習慣を確立させ、学習を督励することになるはずだ。
…これは生徒に直接的に利益があると思う。
二つめは、僕たち教師が間違いを教えていないか、生徒の理解に資する言葉を使えているか、確認するためである。僕たちがどんなに一生懸命授業をしても、教師側の日本語・英語が、きちんと生徒に情報を伝えなければだめである。説明の日本語、板書の日本語・英語等を調べる。成績の比較的いい生徒のノートだけでなく、苦手な生徒はどのようにノートをとっているか確かめる。可能な限り、できるだけたくさんの生徒にわかりやすくするには、どうするか考える。そのヒントにさせてもらう。授業改善に役立てる。このことは生徒にも話してある。
…これは生徒に間接的な利益があること思う。
しかし、今回の状況を見てこんなことを考えた。
どんなにきちんと説明しても、それも4クラスも同じことを話しても、少なくて3分の1、多いクラスは3分の2の生徒がファイル+ワークブックを提出してきた。何を血迷ったか、なんと教科書を出してきた生徒が複数いた。これはいかに僕の話を聞いていないか、そして周りの動きに惑わされているかを表しているのではないか。これは学習阻害要因になるのではないか。
…言葉はきついが、今回の生徒のノート提出状況は、相当 (>_<) おこないである。
このような状況では、三つめの役割を認めなければならない。それは情報収集能力を鍛えるためである。
これだけ情報があふれている時代。正しい情報を取捨選択し行動しないと、大地震・天変地異などの時に、パニックになる。極端な話し、死ななくてもいい人間が死んでしまう。それを防止する。
勉強以前のことを、英語が引き受ける義理はないのだが、これも学習のうちかもしれない。少なくとも、正しく指示を聞き取れないようでは、だめである。
大変だ。
11月下旬に立正大学(東京都品川区)が、資産運用のための金融取引をめぐり、今月9月末時点で約148億円の含み損を抱えていることを明らかにした。大学から勤務校の進路指導室にも説明文書がとどいたので、内容がある程度わかった。
「あくまでも含み損であり、ただちに学校運営に影響するものではない」
そう書いてあった。含み損(損失が確定していない、これからいい方に向かう可能性もある)である。かえっておっかないと思った。
損失が確定したものとしては、駒澤大学のケース(2008.11.20、「これって、大丈夫なの。」)がある。他にもあるのではと思い、ネットで調べてみたら、南山大学を運営する学校法人のことが取り上げられていた。朝日新聞他によれば、南山大学・高校等を運営する南山学園(名古屋市昭和区)が、資産運用で始めたデリバティブ(金融派生商品)取引で、約34億円の損失を出したとのこと。
同学校法人は2006年度の半ばからデリバティブで資産運用開始。2007年度に15億円の収益。これまで約26億円の利益があった。
11月下旬に臨時理事会を開き、取引の解除を決定。12月上旬に処理し、34億円の損失が発生。過去の利益を差し引いた実質的な損失は約8億円(26億円-34億円)。
*****
全部で3件ということは、絶対ないだろう。
こんなことまで含めて進路指導を考えなければならない。ホントに大変。
2学期も、もうすぐ終わり。今ごろって感じだけれど、席替えをした。前回と同じく、今回もくじ引きである。
「センセ、席替えって、いつするつもりなんですか?
「気分だな。
「そんなあ...
こんな会話が、何人かの生徒とHRで何回かあり、席替えをしようと言うことになった。
「センセ、席替えする気分になったんですか。
「ウン
「どんな気分?
「そ~だねえ。朝のHRで、みんながそろっている様子を見てぇ、
「それで?
「何となく、その風景に飽きちゃったときかもしれないね。
「ひっど~い。
「そんなことないよ。みんなだって、気分転換になるだろ。
今回のくじは、期末考査の試験範囲に出てくる新出単語で作ってみた。
座席表(縦7×横6)に、新出単語の日本語訳を書き込み準備。
英単語を書いたくじを作成、くじ引き。
くじには記名させる。
座席表を配布して、机・いすを移動。
席替え完了。
今回もこんな感じにしようかとも思ったけど、直前になって新出単語の日本語訳はやめた。どの単語の日本語訳かわからなくて、時間がかかってもだめなので、座席表も英単語にした。まあ、何で作っても、生徒諸君の文句は出る。
「わっ、俺、bloodだぞ
「アタシは〇〇〇〇、発音なんだっけ
まあ、でも、これでいいのだ。
土曜日だけど今日は出勤である。再来週から期末考査なので、そろそろ問題を作らなくちゃならないのだ。自分一人で授業をしているわけじゃないから、少なくとも、実施1週前には、テスト案(beta版)を同僚に提示するのが当然なのだ。鹿児島に出かけたり、家のことがあったりして、仕事が捗らない。全部自分のせいなので、学校に出てきた。
ホントは嫌なんだ。
今日、夜お食事会がある。久しぶりに大学院でお世話になった先生、仲間と会える。それをモチベーションにテスト原案が出来た。
そろそろ出かけるか。
朝から雨。午後は今年度の観劇教室だった。
午前中2コマ通常通りに授業。HR・清掃後会場まで移動。生徒たちは各自昼ご飯を食べて、会場に集まった。
午後、お芝居を見て過ごした。たまにはこういうの、いいなって思った。
いつもよりほんの少しだけど早く帰れる。かなり嬉しい。\(^0^)/