全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

New Education Expo 2006 in SAITAMA

2006-11-19 08:01:06 | 教師の研修 2006

 10日~12日、さいたまスーパーアリーナを会場にNew Education Expo 2006 in SAITAMAというイベントが開かれていた。英語教育・情報教育に関係あるセミナーがあったので、勉強に出かけてきた。この中で、県内のSELHiに指定された3高校の計画・実施状況の発表があり、発表に対して感じたことを書こうと思う。
 今回僕は若干批判的である。

 発表は、南稜、伊奈学園、春日部女子各高校のSELHi担当の先生方からあった。
 南稜に関しては前回ブログにもいろいろ書いた(2006.10.21「SELHi, NANRYO Upper Secondary School」)ので省略する。
 伊奈学園総合高校は、ネゴシエーション能力の育成という観点からの授業展開改善、計画の進捗状況の報告があった。同校は平成17年度入学生全員を対象にこのプロジェクトを動かしていて、今年が2年目。2年次以降にOral Communication IIを履修する生徒が、卒業時どのようなネゴシエーション能力を身につけることになるのか。これは英語力の問題と言うよりも、理論的な思考力などを含め、母語の力の育成と不可分なことだろうと思う。どのような形になるのか、勤務校の比較的近所の学校なので、来年度是非見学などに行きたいものだと思った。
 春日部女子高校は、今回が公の場において初の状況報告になる。僕はこの学校の実施計画が文部科学省のウェブサイトに4月に掲載されてから、非常に興味を持っていた。今年度埼玉県でSELHiに新規指定された学校は以下の3校である。学校名と研究課題は以下のとおり。並び順は文科省資料による。


【埼玉県立蕨高等学校】
 日々の授業における、大学でも社会でも通用する高い英語力の育成のための指導方法の研究開発-ネイティブの英語とわたりあえるリーディング力・リスニング力の育成-

【埼玉県立松山女子高等学校】
 国際的な視野を持ち、国際社会に貢献できる人材を育成するため、実践的コミュニケーションの手段としての英語運用能力を身に付けさせるための指導方法の研究開発

【埼玉県立春日部女子高等学校】
 中高英語のギャップを埋め、生徒のモチベーションを高める英語基礎力指導についての研究-中高間の効果的ブリッジ指導について-


 最初にこの研究課題を見た時、正直に言って、これはSELHiに指定される学校の研究課題なのと感じたことを覚えている。今回この点に注目をしてセミナーに参加したのだが、やはり疑問符が取れなかった。
 発表を聞き、僕の頭で理解できたことは、同校のSELHi指定は…同校は外国語科設置校であるのに…対象学科(生徒)が、普通科(生徒)の教育実践であること。生徒の英語学習観(英語学習へのNeedsやWants)の検証、中高の英語学習の違いから来る生徒の学習上の躓き、とそれ対応するための授業改善であること。
 SELHiだから、外国語科を核にしなければならないとはいわない。でも、外国語学科(生徒)が指定外というのもかなり不思議な感じである。また、中高英語のギャップを埋めて、スムーズな高校英語への導入がテーマでは、普通の学校か、ちょっと勉強が苦手な生徒が多めにいる学校である。同校は旧制女学校の伝統を引き継ぐ、間違えても普通の学校ではない。同じ県立高等学校の教師として、同校がなかなか現在では、ぶっちりちといえるほどの進学実績を残すことが出来ない場合もあることは、充分わかっているつもりである。発表者は本音の部分をはっきり言わなかったが、同校でも同一学年内で英語力(学力、モチベーション)にかなりの差が存在することは間違いないだろう。その改善をめざす意義もわかるし、必要だとも思う。でも、これはSELHiの研究テーマで全面に出てくるようなものではないだろうと感じた。埼玉県には県立高校進学指導アドバンスプランというものがある。読んで字のごとくの研究なのだが、実態としては英語を核に学習にてこ入れと言われるような印象だった。
 …現に僕もそう感じている。
 『英語が使える』の意味が、何か『読めて、意味がわかり』に収斂しているような印象だった。

 3年後にどんなものになっているのか、興味深い。出来ればこのブログに僕が書いたことを蹴散らすようなスゴイ研究成果が実ればいいのだが。

 さあ、後は蕨高校・松山女子高校の発表を待つのみだ。


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小中高研究授業

2006-11-15 04:40:54 | 教師の研修 2006

 今年参加している、例の小中高の系統的な指導法開発実践講座。先週現地研修(研究授業)があった。小中高3校をまわり、それぞれで検証授業を見学した。

20061108_1検証授業(午前1:高校)
 授業で取り上げたのはJohn Lennonの生涯についてであり、生徒がそれほどなじみのある題材(人物)とはいえなのではと感じた。担当者は大変である。

 授業展開として興味を持ったことは黒板の使い方だった。
 新出単語の意味確認も、本文の内容(日本語訳)もすべて板書し、単語は生徒に意味を黒板に書かせる。日本語訳の確認も生徒に答えさせ、必要に応じて先生が黒板に板書する。観察したことからだけで判断すると、英語の学習に苦手意識のある生徒が勤務校よりはやや多い印象を受けた。可能な限り多くの生徒が内容の理解を深めることをめざし、ハンドアウトを利用し、作業的な要素を増やし、授業への参加を促す。これを繰り返しながら、次へ進んでいく授業展開である。昔ながらのGrammar-Translation Method + Q&A + Task Workという印象を受けた。
 
検証授業(午前2:中学校)
 この授業のハイライトは、生徒がチャレンジすべき課題をレベル別に3通り(SAB)提示し、自分で挑戦する課題を選ばせ、作業させていること。
 今回は助動詞の学習の一環として、May I speak to …?を用いて、電話をかける設定で会話を作成させていた。

20061108_2  Sコースは上の写真のTask Cardに書いてあることを、英語でALTに尋ねる形式。これはかなり難しく、35人のクラスで、会話が成立した生徒は5、6人だった。この生徒たちはかなり積極的で、ある程度既習文法事項も定着していて、それを使うことが出来るレベル。Sコースの修了者(?)はALTから認定証をもらい、student teacherとして、先生のお手伝いをする。
 Aコースは授業ハンドアウトにある基本的な質問事項(May I speak to …?)などをひな形に使い、AB2人の会話をペアで作成し、完成したらJTEに聞いてもらう形で発表。(基本的には暗唱。ABの会話が、最長で7ターン。かなりの長さのものもあった。)
 Aコースの生徒の方がの方がSコースの生徒よりも英語がちょっと苦手(普通レベル)と事前に聞いてた。しかしながら、レベルはあくまで自己申告・生徒の自己判断なので、本当はSコースではないかと思えるような、発音、話し方のできていた生徒も存在した。
 Bコースははっきりと自分で苦手と思っている生徒グループ。Taskとして、決められた文(4、5文)を暗唱し、student teacherにチェックを受けていた。Sコースの生徒もヒマをもてあますこともないし、Bコースの生徒も聞いてもらえるので、がんばれていた。

20061108_3検証授業(午後:小学校)
 5年生英語活動。見ていて楽しかった。
 電話のかけ方を学ぶ。小学生にとって、文字無しで何語くらいの英文が聞き取れて、覚えて、言うことが出来るのか。非常に興味深い活動実践。見た限り、5、6ワードが限界のように思えた。また、文字を使わないで導入することが、想像以上に難しいもことだとわかった。しかしながら、文字に引っ張られないので、発音は予想よりもよかったことも、新たな発見だと思う。

*****

 校種の違う高校教師が、小学校中学校の英語活動、授業を生で見るのはそうあることではない。何か研究会に属しているか、学会のモデル授業以外ではほとんどないと思う。僕もそうだ。
 小学校の英語活動を生で見たのは今度がはじめてだった。今回見学をさせてもらった小学生が5年後僕たち高校教師の前に現れる。もちろん今回見学したその児童が勤務校に進学してくるということではないが、この先5年で高校の英語はどう変わるのか、見えないことが多い。でも、願わくば、小学校時代に英語とのいいencounterを経験しているといいなあと思う。

 今回また考えたのは、中高の教師は小学校のお手伝い何かできないのかなということ。やはりあまりにチャンネルがないことが気になる。


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New Education Expo 2006

2006-11-03 05:15:16 | 教師の研修 2006

 11月10日~12日に地元埼玉のさいたまスーパーアリーナで開催される、New Education Expoに参加する。
 以前から民間業者の開催する教育関連セミナーに参加する場合、出張になるかならないかを校長に…いやがられても…確認し続けてきたためか、出張扱いにしてもらえた。僕は12日に次のセミナーに参加する。

 10:00~12:00 B09 『英語が使える日本人』戦略構想
 13:00~15:00 B10 ICTを活用した英語教育(高校編)

 どちらも英語教師として興味関心があり、仕事にも密接な関係があるから認めてもらえたのはいうまでもない。1日しっかり勉強してこようと思う。

 New Education Expo実行委員会事務局ウェブサイトはこちら。
 http://expo.uchida.co.jp/


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TIU Forum Report

2006-10-25 04:34:27 | 教師の研修 2006

Announce_1  21日の土曜日、東京国際大学英語教育改革フォーラムに参加した。
 講演会とパネルディスカッションの2部構成で、いろいろと考えることが多かった。

***** *****

Tiu_forum_lecture 第1部は講演会
 講演者は文部科学省初等中等教育局主任教科書調査官(併)視学官(長い職名だ)の小串雅則さんである。現在実施している「英語の使える日本人」育成をめざした政策は5年間の期限付き、これが平成19年度で終了後、どうするのか。政策の実施状況の評価はどのように為されるのかという問題提起があった。政策が求めたものが、どの程度具体化できたことになるのか。学校種ごとの到達目標が、たとえば高校であれば、どの程度実行できたのか、どのように検証するのかの問題提起は、重いものだと思った。
 SELHiに指定された学校の成果が充分公表できているか、他校へ伝達され、共有できているのかということについては、不充分との考えのようだった。僕もそのとおりだと思う。まだまだやれることがやれていない。
 教科書についての発言もあった。OCIはかなりいいものになっているとの評価。OCIにR、Wの要素を別教科書で教えることができれば、英語授業はかなりいいものになるとの考えである。全英連参加者も英語I、IIとOCIを整理統合して、OCIの教科書に、もう少し読むことから発表につなげる活動で使える教材を入れていくことができれば、可能かと思う。次の教科書はイングリッシュⅠとかいう科目ができるかもしれない。
 小学校英語については、必修にするか否かはのぞき、教科にはしないことは決定済である等々。

 小串調査官は後3年で定年退職とのこと。本人はハッピーリタイヤメントをご希望のようだが、きっとどこかの大学教授になるだろうなあ。。。そんな感じがする。

Tiu_panel 第2部はパネルディスカッション
 パネルディスカッション司会は、以前このブログでも書いたけど、今年から東京国際大学の教授になった。新里眞男(言語コミュニケーション学部教授)先生。パネリストは、第1部講演者の小串雅則、鈴木啓修(埼玉県教育委員会指導主事)、郷野昌子(埼玉県立和光国際高校教諭)、武井澄江(埼玉県川越市立霞ヶ関東中学校教諭)各先生である。
 小串調査官からはCan-Do Listと進級・卒業認定に使うことの是非、鈴木指導主事から集中研修のこと、郷野先生からはSELHi指定3年目の国際高校の状況、武井先生から川越市の集中研修の実施についてそれぞれ発表があった。
 到達目標が高校として全部ひとくくりでいいものなのか、またSELHiに指定された学校の実践報告の情報伝達について、少なくともいつでもどこでも情報が見られるようにできないか質問した。

***** *****

 参加者大体50名。非常にもったいない感じがした。うち20名は会場校関係者(先生・学生)なので、外部参加者は30名ほど。もったいないなあ。。。
 今回出張になったけど、大学が県教委の後援をもらってくれていれば、もっと情報が教員の間に広まって参加者が増えたと思うんだけどね。 


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SELHi, NANRYO Upper Secondary School

2006-10-21 00:00:55 | 教師の研修 2006
Selhi_logo  20日午後、県立南稜高等学校で開催された、SELHi(Super English Language High School)研究発表会に出かけてきた。
埼玉県立南稜高等学校

SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi

Selhi_02 SELHi指定そのものは、平成14年度から始まった。埼玉県でSELHiに指定されているのは、平成18年度現在6校。
 平成16年度指定の和光国際高校は、埼玉県初の外国語科設置高校。
 平成17年度指定の伊奈学園総合高校(私学みたいな名前だけど、公立高校)は、普通科総合選択制のパイロットスクールで県立中学校も併設している。今回訪問した南稜高等学校は、1980年の開設時から教育課程に英会話を置いていた学校で、国際理解教育推進校。
 平成18年度指定の松山女子高校(松女・まつじょ)・春日部女子高校(春女・かすじょ)は旧制高等女学校の流れを汲む伝統校。松女は大正15年(1926年)、春女は明治44年(1911年)に創立だ。蕨(わらび)高校も昭和32年(1957年)創立だから、もうすぐ創立50周年である。埼玉県のSELHi指定は、SSHほどではないが、かなり進学実績のある学校か、特別な学校であることがわかる。その中で、今から25年前に創立の南稜高等学校が、一番いわゆる普通の学校である。その普通の学校の20年以上の取り組みが、外国語コース、外国語科開設、SELHi指定に結びついている。これは、もっともっとも~っと評価すべきことだろう。

SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi

Selhi_01  開会行事に続いて午後2コマ授業見学ができた。
 
5時間目は2年生外国語科(SELHi指定年度新入生)の異文化理解の授業を見学した。40名の生徒にJTE&ALTのTTで行われた。この日の授業は(文化の)多様性がテーマ。ALTの出身国(アメリカ)のについて、地理的、文化的、エスニック面など諸相を紹介し、多様性を生徒に理解してもらうことをめざした授業展開である。専らALTがALL ENGLISHで授業を展開する形式をとっていた。
 印象的だったのは、ALL ENGLISHでも、生徒はどうにか-ある程度-ALTの言っていることが理解できているということ。これはALTの質問に、生徒からのレスポンスがあり、Ts-Ss間でInteractionが成立している-もちろん全員ではないが-ことからそう判断してもいいと思った。また、説明がよくわからなくて、JTEに助けを求めても、JTEはかなりガマンをして、日本語で説明せず、生徒に考えさせることを重視した授業運営をしていること。さらに、授業後の研究協議でも話題になったが、Returneeではない生徒の英語の発音が、かなりのレベルであること。

 6時間目は1年生外国語科の生活英語の授業を見学(&ちょっと参加)した。これは1クラスを20人に分割して実施する授業形式である。外国語科の研修旅行である福島県のBritish Hillsでの学習・体験等について作文、発表することがテーマ。30数名の英語教師が見学に来ているので、生徒が自分の経験(作文)を見学者に読み聞かせ、内容について見学者から質問を受け、それを参考に作文内容を充実させていく方法を採用していた。。生徒にとっては見ず知らずの、おじさんおばさんに話をすることはかなりハードルが高いと思えるが、難なくこなしていた。「読む、書く、話す、聞く」全部がつながっている印象を受けた。発表をした生徒も、1年生とは思えなかった。

 全部書いているとキリがないが、非常にヒントが多い授業だった。すぐに自分の授業で取り入れられるものかどうかは検討しなければならない部分もあるが、勉強になった。

*****

 今日は午後から東京国際大学の英語教育改革フォーラムに出かける。
 採点は明日以降にがんばろうと思う。。。

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TIUの英語教育改革FORUMについて

2006-10-11 18:20:00 | 教師の研修 2006

 東京国際大学(Tokyo International University)主催のこのフォーラム、僕は出張でなくても参加するつもりで、参加申込済みだった。

 今回、ダメでもともとで、出張扱いの折衝をしてみた。めずらしく出張にしてもらえた。
 出張だと往復交通費が支給されること、きちんと勤務が振り替えられる(代休がもらえる)ことはもちろんだが、往復途中…ないとは思うけど…交通事故などに遭ったとしても、それなりの補償がある。

 現在教員に対する評価がいろいろ言われている。でも、評価の前に研修の機会を可能な限り設定し、参加したい教員に、配慮をするのが教育行政(学校マネジメント)の要諦であると思う。公務(出張)中の場合と、勝手に(?)勉強に出かける場合は違う。出張ならば公的記録に残る。もちろん僕は、記録に残ることが目的ではない。交通費が出るのはありがたいが、それだって外国に行くわけじゃないからたいしたことではない。ただ、勝手に勉強に行っていたのだから、どうなっても使用者としては関知しないという現状は問題だと感じるし、不満である。安心して勉強にいけるような小さな配慮。これは校長が決めることができる大事な権限である。その意味で出張にしてほしいと管理職と折衝した。

 今回許可が下りた。めずらしい前例である。せっかくなので、教科の仲間を誘って参加しようと思う。


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英語教育改革FORUM

2006-10-08 05:25:13 | 教師の研修 2006

 勤務先に東京国際大学主催の、『第4回「英語教育改革フォーラム」開催について』という文書が来ていた。フォーラムのプログラム概要は以下の通り。(同大学ウェブサイトより抜粋) 詳しくはこちら

---------- ---------- ---------- ----------

第4回英語教育改革フォーラム

英語が使える日本人は育成されているか?
-文部科学省『行動計画』の成果を問う-

【日時】
 平成18年10月21日(土) 午後1時~午後4時30分
【場所】
 東京国際大学 第1キャンパス
【アクセス】
 東武東上線「霞ヶ関」駅南口下車徒歩5分
【参加対象】
 英語教員および英語教育に関心を持つ人
【参加料】
 無料
【プログラム】
 12:30~ 受付開始
 13:00-14:15 第1部 講演
 小串雅則(文部科学省初等中等教育局主任教科書調査官(併)視学官)
 「『英語が使える日本人』の育成のための行動計画」の趣旨と成果

 14:30-16:30 第2部 パネルディスカッション
 「英語が使える日本人は育成されているか-文部科学省『行動計画』の成果を問う-」
 パネルディスカッション司会
 新里眞男(東京国際大学言語コミュニケーション学部教授)
 パネリスト    
  小串雅則
  鈴木啓修(埼玉県教育委員会指導主事)
  郷野昌子(埼玉県立和光国際高校教諭)
  武井澄江(埼玉県川越市立霞ヶ関東中学校教諭)

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 これは、行くっきゃないかな。土曜日だし。


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Seminar #3

2006-10-03 20:23:46 | 教師の研修 2006

センター正門 今年参加している小中高の系統的な指導法開発実践講座。今日は第3回講座に参加しました。

 今回は11月に実施される研究授業の教案検討と、前回(第2回)に引き続き、授業の一部に、「はめこむ」形で使えるアプレット(ユニット・小活動)案の作成準備を行いました。
 アプレットについて、全英連参加者は以下の提案をしてみました。

掲示板 ①従来の授業で使っている、英文の内容把握を確認するQ&Aに加えて、内容に関するT/Fテストをリスニングの形で行うこと
 ②伝記物限定ですが、英文の内容を一人称で書き換えるライティング(orスピーチ)に挑戦させること

①について
 別にめずらしいことではありません。内容について英語で教師が言い、ホントかウソか決めさせるモノです。
②について
 伝記物は基本的に主人公をHe、Sheで書いているので、自分が主人公になったつもりでストーリーを書き直させる活動です。これを2パターン準備することを考えました。
 易しい方は、基本的な情報(地名・年号・その他)をカッコに埋めさせる活動です。
 難しい方は、指定のパラグラフの内容について、主語を”I”で書き直させる活動です。
 それぞれ、活動(作業)をする時、教材を見ていいことにするか、ダメなことにするかは、今後の授業で実験(実証)してみることにしました。宿題として、次回までに教案を書くことになりました。

***** ***** ***** *****

センター中庭 次回は研究授業(現地研修)の出張です。これは、1日に小中高3校をまわるという、ど根性(笑)のいるスケジュールです。研究集録のシメキリも今年末までになりました。
 …3年生の担任の参加する研修会じゃないぞこれ。
 これで今月はSELHi研修会にも出かけるし、来月は全英連も待っている。
 …がんばるなあ、全英連参加者!!! (笑)

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放送大学大学院・単位修得状況

2006-09-25 05:13:31 | 教師の研修 2006

 放送大学大学院に科目履修生として入学したのは平成14年前期から。桜美林大学大学院M2の時からだ。

 これまで9科目18単位を履修できた。表の中で科目にがついているものは、期末考査が埼玉県の入試準備日程とぶつかってしまい、受験できなくて再登録再履修になったもの。実際習得した単位数よりも、払った授業料は多い。その分といっては何だけど、桜美林大学大学院からいただいた単位を、10単位認定してもらっているので、どうにかPAYしているように思う。

 単位修得状況
 年度、学期、科目(テレビ・ラジオ)
  14 前期 教育課程編成論(R)
  14 後期 地域文化研究Ⅲ(TV)
  15 前期 学校システム論(TV)
  15 後期 国際社会研究Ⅰ(TV)
  16 前期 教授・学習過程論(TV)
  16 後期 教育経営論(TV)
  17 前期 情報教育論(TV)
  17 後期 文化人類学研究(TV)
  18 前期 人間情報科学とeラーニング(TV)
  18 後期 -履修登録見送り-
         既修得科目認定  10単位
         修得単位数合計  18単位
                合計 28単位

 この前の研究レポート発表会に参加したM1の人も、入学前に単位数をある程度積み上げている人がいた。僕の単位修得状況は既に修士論文を書くだけでいいことになっているが、修論、かなり高いハードルである。
 がんばらなければ。。。


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研究レポートⅠ発表会

2006-09-16 18:50:28 | 教師の研修 2006
案内板:丸ノ内線茗荷谷駅のすぐそばでした。  今日は朝から、放送大学大学院の研究レポートⅠ発表会に出かけた。千葉の本校ではなく、東京文教学習センター(筑波大学)である。  

  ここね↓ 

放送大学東京文教学習センター(筑波大学)

正門です。駅から徒歩3分

 今日はM1・M2研究レポート合同発表会である。
 4月の幕張本校でのオリエンテーション以来、久々に集合日だった。残念ながら、ゼミメンバー全員集合ではなかった。
 発表を聞き、M1が何を研究しているか知ることができた。
 僕の指導教官は本務校の仕事でお目にかかれなかったけど、各指導教官からいろいろコメントがいただけた。英語教育はフィールド違いなのだけど、先生方から研究・分析についての心構え、どのように自分の考えをまとめるかについて等、厳しくピンポイントの指導がいただけたと思う。
 桜美林の大学院以来の研究発表会。体よりも、頭脳がくたびれたな…

 放送大学の大学院についてあらためて感じたことは、この大学院は、余程自分をしっかり持たないと、時間の浪費(成果が実らない)になるかも知れないということ。孤独な勉強だ。
 何とか2年で修了して、二つめの修士号をとらなきゃって、気合い入った。


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放送大・大学院 成績表到着

2006-09-11 16:20:11 | 教師の研修 2006

 平成18年度前期の履修科目、「人間情報科学とeラーニング('06)」の成績を発表します。
 試験の結果合格点をもらえました。評価はAでした。

***** *****

 かなり勉強はしたつもりでしたが、そんなにいい成績はもらえないだろうなあと思っていました。
 修士全科生になり、レポート作成と、履修科目の学習との両立は思った以上に負担でした。不合格はなくても、下手をするとCなんじゃないかとも思っていました。でも、評価A。正直、想定外でした。その分うれしいです。


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研究レポート報告会

2006-08-25 05:54:09 | 教師の研修 2006

 ちょっとまえに、放送大学から、『研究レポートⅠ・Ⅲ報告会』の開催について』という案内が来た。

 日時:平成18年9月16日(土)~17(日)
     両日10:00~17:00
 場所:東京文京学習センター

 幕張かと思っていたんだけど、違うんだね。
 文書によれば、筑波大学の東京キャンパスに学習センターがあるようだ。筑波大学ってまだ都内にキャンパスを持っていたんだ。。。知らなかった。
 新学期になったら準備を始めよう。


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登録断念

2006-08-14 05:22:37 | 教師の研修 2006

登録断念  今年から修士全科生になり、これまでと履修登録のシメキリが変わった。先週9日がそのシメキリ日だったのだが…熟慮の結果…今年の2学期は科目登録をあきらめることにした。

***** *****

 2学期の期末考査が埼玉県立高校前期入試の時期とほぼ同じであること。これは例年通り。でも、それに加えて、今年僕は3年生の担任なので、10月以降生徒の書類作成でおそらく忙殺されること。2学期の期末考査が勤務校の3年生学年末考査と成績処理(卒業認定)の時期とほぼ重なること。それとなによりも、1学期研究レポートⅠの負担が想像以上に重かったことを考えて、10月からの2学期は履修登録なしにすることに決めた。
 全部中途半端になりそうなので、残念だけど登録断念とした。


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NO SATISFIED

2006-08-08 20:09:47 | 教師の研修 2006

シメキリは守れたけど  15日シメキリの研究レポートⅠが、どうにか完成した。
 そもそも4月22日のオリエンテーションから、何か調子が狂っていた。指導教官との連絡が上手くつかなかったり、通常の仕事に忙殺されたりで、最後の最後までエンジンがかからなかった。
 研究テーマとして問題点と感じたことの絞り込みも、その考察・調査も(順番が逆か)、レポート作成も時間が足りなかった。当然、そのできも満足いくものとは、とても言えない。正直な感想として、本当に「シメキリは守れたけど」が偽らざる感想だ。
 最初は、レポート本体をpdf化して自分のウェブサイトにでも掲出しようかとも考えたけど、とてもそんなレベルじゃない。章立てだけをブログで発表しようと思う。

***** *****

 1.研究テーマについて
 放送大学大学院受験時に研究テーマとして考えたことをもう一度書いてみた。
 2.テーマ選定にかかる経緯
 なぜ、そのテーマを選び、研究したいのかまとめてみた。
 3.商業科教育課程における外国語(英語)教育課程について
 そのものずばりである。調査対象とした学校などをまとめた。教育課程は県のセンターまで出向き、全部書き写してきた。
 4.商業科教育課程概観
 調査の結果判明したことなどをまとめた。
 5.今回のレポートのまとめ
 全体の反省。
 参考文献
 全部で1)~10)までの関連資料リスト

 参考文献を除くと、5,000字ちょっと。書式は放送大学が大学院修士論文を提出するときのものに合わせて、34文字×25行(850字/ページ)で作成したから、参考文献ページを含めて9ページ。附属資料が15ページになったのかな。。。ちょっと多すぎだ。sophisticatedとは言い難い。
 通常の科目のレポートにしても、これにしても、いつもいつも後悔ばかり。アイディアも後で出てくる。反省ばかりである。

***** *****

 どんな指導講評がいただけるものだか。心配である。
 研究レポートⅡは、がんばろう。


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今年も文教大学に出かけました。

2006-08-06 06:11:09 | 教師の研修 2006

文教大学 毎年夏参加している文教大学言語教育文化研究所夏期講座。1日、2日と越谷市のキャンパスにでかけてきました。
 平成14年度からの参加なので、5年目になります。

*****

 去年、どうして、日本の研修会はきちんと決まった質問の時間がないのか。僕は研究発表は、発表と質疑応答で成り立つものであると思っていると、ブログに書きました。よく、日本人は質問をしないといわれるけど、それはウソで最初から質問の時間がないのだ。講師が話し過ぎなのだ。そんな思いからでした。今年の1日目の3講義、まあまあ改善されていました。 

セミナー 今年の2日目は講義1とセミナー1コマになりました。小中高三校種の6人の先生方の実践を聞くことができ、例年に比べれば意見意見交換ができたと思いました。

 今年僕は「小中高の系統的な指導法開発実践講座」参加しています。そこで一緒に勉強している先生方が越谷市の小学校の先生(2名)です。今回、別の学校ですが、越谷市の小学校英語学習の実践報告(2例)があり、その様子が少しわかったように思えました。

*****

20年経験者研修  おまけ
 20年経験者研修会がひらかれていました。


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