全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

今の最大の(?)関心事

2005-04-23 08:52:28 | 全英連参加者 2005

 しばらく前からリンク切れ(サーバー交換によるものらしい)だった、千葉県高等学校教育研究会英語部会のウェブサイトが復活。ひとまずはめでたしめでたしと言いたいところですが、相変わらず全英連岐阜大会の公式ウェブサイト、東京都高英研ウェブサイトも行方不明。

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 今、興味を持っていることのひとつに、ホモ・フローレシエンシス(Homo florensiensis)をはじめとする、人類の仲間たちの「言語能力」があります。ホモ・フローレシエンシスはつい最近公になったヒトです。彼らは今から20,000年前頃-後期旧石器時-までインドネシアのフローレンス島で生きていました。。。 つい最近だ。
 脳容量は小さい(現生人類の三分の一)けど、周辺で出土した遺物によると、共同で狩をしたり、石器を作ったりと、なかなか高度な社会活動をしていたらしい。やるもんだ。
 去年のNHKのスペシャル(地球大進化)でも取り上げられていたけど、現生人類までの進化の間、人類はほぼ常に2系統あって、適材適所・幸運な方が生き延びたことがわかってきているそうです。3万年ほど前にネアンデルタール人が消えてから、人類はひとりぼっちだとされてきた。この常識がどうも修正される。すごいことだと思って、ネットで調べたり、NATIONAL GEOGRAPHICを読んだりしています。

 で、ホモ・フローレシエンシスは言葉は話せたのかな?

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 ネアンデルタール人はどうも言葉が話せたらしい。骨格を調べると、舌骨が現生人類と似ている。でも、喉仏の位置が違うので、複雑な音が出せなかったそうです。
 言葉を使うことは情報伝達のひとつ。情報を物理的な入れ物(脳)から外に出す第1歩。これが文字を持つようになり、書物になり、情報が世代を超え社会が進化・深化していくことになるんだと思う。共同で狩猟をする。石器を作成する。絵も書物もないのなら、後者は見よう見まねかもしれないけど、前者は言葉以外にどんな手段で、コミュニケーションを取ったのか想像もできない。興味は尽きない。何かしら話せたのかな???
 今後の研究が待たれるところです。できたら、専門書でなく一般書で早く読みたいと思っています。


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