警察庁によると、29日午前8時過ぎから、神奈川・新潟・岡山・愛媛の運転免許センターでシステム障害が起き、運転免許証の交付や更新ができなくなった。
4県では、同じメーカーの機械が使用されていて、免許作成の日時を管理するシステムが4年に1度の「うるう日」に対応していなかったことが原因だという。(FNN)
愛知県に本社があるスギ薬局グループの全国の店舗で、「うるう日」が原因とみられるシステム障害が発生し、一時、処方箋の登録や会計ができなくなりました。会社によりますと、システムは午後1時ごろまでに復旧したということです。(NHK)
いずれも2月29日のニュースである。
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今年は’24年。「Y2K」が大騒ぎになって25年近い。コンピューターシステムの日付設定は、もっとちゃんとしてると思い込んでいた。
・・・こんなエラーが出るとは。
運転免許センターの「機械」とあるが、システム(プログラム)組み込み型だろうか。それとも何らかのアプリケーションソフトで動かしているのだろうか。どっちでも、次の機械・プログラムの更新時期までのカレンダーは、絶対装備されているだろう。まさか前年末に《2024年は閏年》と、端末を操作する人間が何かしないといけない代物なのか。
スギ薬局の方は全国の店舗で影響が出た。システム全体の仕様ミスだろう。こちらも《2024年は閏年》と本社のシステム担当者(か、委託業者)が入力しないとダメな設計か。それとも閏年を忘れた設計か。
どっちも第一義的には製造元に責任がある。でも、そんな仕様のものを入札(?)で選んだ方も、少々問題である。
このエントリの「Y2K」は、’20年頃から流行している、’00年前後の流行を取り入れたファッションスタイルのことではない。