過日、面接指導をした生徒に廊下で呼び止められた。何か相談があるとのこと。
「300字程度の英文を読んで、まとめるんですけど。。。
「300字?
「はい。
「それって、募集要項に書いてあるの?
「ネットに出てて、
「じゃなくて、募集要項に書いてあるの?
「受験報告書です。
「(ネットか)進路室のOBOGの報告書じゃないんだね。
募集要項に「300字程度の英文」等と書いてあるならば、その大学の英語・入試担当はプロとして失格。英語は単語で数えるので、「語」が単位。300語はあり得ても、300字はありえない表現であること。受験報告書の記載事項ならば、受験生の書き間違いを疑うべきこと。何よりも大学の正式な募集要項を読むこと。これらを話した上で、問題の「ネットに出ていた受験報告書」を見てみた。
『英文を読んで300字程度の要約を。。。
英文(字数はわからない)を読むこと
300字程度の要約を書くこと
これが、求められることである。英文の語数は書かれていない。要約を書く時の使用言語は書かれていないので、日本語と考えられる。募集要項を読めばわかることだと思う。報告書の読み間違いである。
やや心配である。