〇備忘録〇
学校の臨時休業をお願いをしてから約三週間が経ちました。三月というこの時期は、子供たちにとって、先生方にとって、かけがえのない時期であり、最後まで子供たちの成長をしっかり見守り、送り出したいという先生方の思いを考えると、私としても本当に難しく、苦しい思いではありましたが、子供たちの健康と安全を第一に考え、臨時休業のお願いをさせていただく決断をしました。突然の休業の実施であるにもかかわらず、多くの不安や迷い、そして、子供たちの顔が見えないもどかしさを抱えながらも、子供たちの成長を願い、少しでもよりよい環境を作りたいと、学校現場で最善を尽くされている教職員の皆様方に対し、心から感謝申し上げます。
この間、学習評価や指導要録・通知表作成、新学級の編制作業、学年末の引継ぎ等の多忙な学年末の通常業務に加え、学校の臨時休業に伴い、卒業式の運営変更、健康状況や家庭での学習状況の確認のための電話やメールによる連絡・家庭訪問、プリントの作成などによる児童生徒の学びや生活への支援、配慮が必要な子供や家庭へのよりきめ細かな支援、離れた場所からの生徒を気遣いながらの進路相談、感染拡大防止に最大限配慮しながらの学校における子供たちの預かり、そして、地域や保護者の皆様への度重なる説明など、全国各地・各学校における多大なる御尽力や様々な創意工夫に、深く感銘を受けました。そして、私は学校や先生方の大きな底力を感じることができました。
今回の休業で、学校や先生方が社会にとってどれだけ大きく、そして、重要な存在であるかということを、日本中の多くの方々が噛みしめたことと思います。学校に元気な子供たちの笑顔が一日でも早く戻ってくるよう、感染拡大防止に向けて全力を尽くしてまいります。引き続き、教職員の皆様方の多大なる御理解・御協力を心よりお願いいたします。
令和二年三月
文部科学大臣 萩生田 光一
何となく考えたのだが、僕らはこれだけの大事件、緊急事態に対処できてしまう。
学校は、なかなかすごい実力集団と思うのは、勘違いだろうか。
・・・勘違いだろうね。