<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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書店が絶滅危惧種に指定されそうな勢いだ。
街によっては書店が一軒もないというところがあるらしく、書店に接すことのできない一部地方では書店を自治体が運営を始めているということがあるのだという。
公営書店。
図書館とどう違うのか訪問してこの目で確かめてみたいところだが、書籍や雑誌を読まない人の人口は増えるばかりでこの傾向は止まりそうにない。

そんななかで全国の書店減少率で統計をとると書店の減少率が低いのがトップが和歌山県で第二位が奈良県だという。

この理由はいったいなんなのか。

日本経済新聞によると和歌山では地元の中堅スーパーマーケット「オークワ」の貢献が小さくないという。
オークワは自社が展開するスーパーやショッピングモールに書店を設置。
一部の店舗では24時間営業で夜間は書店員をおかずにスーパーと共同で運営しえいるという。
つまり夜本を買いたくなったり雑誌をみたくなったらオークワに行けば良く、欲しければ買い求めることもできるわけだ。

奈良県の低減少率の理由は書かれていなかった。
私は週に何度か奈良に通っているが少なくともJR奈良駅前には書店はない。
奈良のオフィスの近くには大きな駐車場を備えた書店がありGEOと一緒に運営されており来客は少なくないようだ。

和歌山も奈良も大阪の近郊都市であり、とりわけ奈良県は大阪府と一体にしてもおかしくなく、奈良県民のかなりの数は昼間は大阪で仕事をしていて書籍購入は大阪のターミナルでもできそうなものだが、やはり住んでいるところの書店は大切にされる文化があるのか。
そういえば奈良県広陵町立図書館は20万冊規模の中規模図書館としては日本一の利用者数を誇っているというようなことを耳にしたことがあり、読書=奈良県という文化があるのかもしれない。
なんといっても日本文化が誕生した場所という土壌があるだけに京都をもものともしない強烈な保守的土壌があるのだろう。

読書は知の獲得の第一手段。
ネットのように何時でも書き換えのできる文章は本ブログにも見られるように誤字脱字が溢れているのと比べ、印刷物である書籍は責任出版、内容保証、書き換えできない証拠が残るだけに実に信頼度とクオリティの高いもの。
書店減少。
どのようにしたら軽減できるか。

和歌山と奈良に回答があうのかも。


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