拝啓
昨日(3/15)の関西空港発、羽田空港行SF20便(ANAとのコードシェア便)D9の座席に座っていた女性客さんへ。
女性客さん、真っ黒な機体のスターフライヤーでの空の旅。
いかがでしたか?
曇り空でも巡航高度に達したA320からの眺めは雲海の上、すれすれを飛行する迫力ある快適な飛行だったに違いありません。
機内サービスも良かったですね。
今月で無料の機内サービスを終了するANAとは対照的に、スターフライヤーは今月のスープ(パンプキンスープ)はもちろんのことりんごジュースやタリーズコーヒーなんかもサービスで出てきます。
国際線でもないのに、パーソナル液晶モニタも付いていて、ニュースや映画など、好きなものをチョイスできるのも良いですね。
ホントの所、エアバス社のヒコーキはどことなく危険な設計がされているのではないかな(操縦桿の仕組みなど)と個人的には不安な要素を持っているのですが、A320は小型機ながら快適で、とりわけ着陸時のショックが大型機並に柔らかで、気に入っているところです。
女性客様もインフルエンザか花粉症のマスクをしていなければ、もっと快適さを堪能できたこととと思います。
ところで、大阪から東京へ行く手段は飛行機の他に新幹線もあるのをご存じですか?
実のところ、新幹線も飛行機も都心間では所要時間はほとんど変わりません。
新幹線は都心から都心を結んでいますが、飛行機は郊外と郊外を結んでいるからです。
私の場合、新幹線の駅から向かうよりも空港から向かう方が便利な訪問先にでかける時と、荷物の多いときに飛行機を利用します。
予定を確実にこなさなければならないときは、新幹線を利用します。
昨日はそのどちらもありました。
午前中に都内で2件訪問し、午後1時に3件目を訪問しなければならなかったのです。
関西空港の早朝便は、前日の深夜に関空に到着し、そのまま駐機した飛行機が使われます。
だからダイヤに正確で遅れることはほとんどありません。
だから私の場合、6:55発や8:00発の羽田行きをよく利用します。
どちらも出発時間が正確だからです。
昨日の便は、30分出発が遅れました。
これは機体に交換部品が発生したわけでも、機長が二日酔いだったからでも、チーフパーサーが風邪をひいていたからではありません。
女性客様が「危険物」を預り荷物で持ち込もうとしたからです。
あなた様以外の乗客は出発のアナウンスがあってから再び扉が開き、
「お預かりした荷物を再度セキュリティチェックにかけるためしばらくお待ちください」
のアナウンスから30分、機内で待ちました。
私の場合、これまで搭乗してから待たされた経験は二回だけ。
シンガポールのチャンギ国際空港で45分、空港混雑のため。
シカゴのオヘア国際空港で1時間、雪下ろしのため。
という二回です。
いずれも国際線だったので成田と関空への到着はそれぞれほぼ定刻。
イライラはしませんでした。
しかく大阪~東京の30分は取り返しがききません。
「すいません、約束に遅れたら困るので、上昇旋回は大阪湾上空ではなく、岸和田市上空で、着陸は木更津通らずに横須賀上空からストレートに着陸してください」
とお願いしても叶うわけがありません。
ということで、航空機で危険物に判断されるものを携帯されている場合は新幹線か高速バスをご利用ください。
どちらも利用できないくらい危険な場合は東海道五十三次、歩いてください。
二度と、飛行機を利用しないでくださいね。
女性客様を除く、全ての乗客からのお願いです。
敬具
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