<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



社長の人格が問われている。

何のことかというとフジテレビ問題だ。

会社が危機に瀕したとき、時としてそれに油を注ぐのが社長の人格。
これまでも忘れられないの事例がいくつかある。
最も印象深いのは雪印食品の食肉産地偽装に端を発した一連の事件だった。
連日連マスメディアに追われた社長は向けられたマイクに、

「わたしゃ寝てないんだよ」

と言った。
この一言で雪印食品の命運は尽きたといっても過言ではなかった。
まもなく会社がなくなってしまったからであった。
雪印グループには思い出したくもない事件であることに違いはない。

山一證券が潰れた時は、一味違った社長の記者会見があった。
「社員は悪くありません」
と号泣したのだ。
号泣したことが大きく話題になったが、「社員は悪くありません」という社長の誠実さが山一證券の倒産まで至った粉飾のドス黒さを少しは和らげた効果があったのは間違いない。

で、今回のフジテレビ。

こういう同族経営ではない会社の社長というのは平和な時は実力のあるヒトではなく、業績はあるていどあって、毒にも薬にもならない。
そういう人格のヒトが選ばれる傾向にあるようで、一旦事が発生すると対応するのが難しい。

たとえば阪神大震災が発生した時の首相が村山富市であったり、東日本大震災が発生した時の首相が菅直人であったこととよく似ている。

社員は天災の如く、その衝撃に備える必要がある。
なんといっても堤防かつ防衛指揮官であるはずの社長は「夜寝ていない」ヒトや「動画撮らないで」というヒトしかいないのだから。

ああ、なんてこった。
あの人のせいでこんなに大事になるなんて、と社員は思っているに違いない。


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韓国の大統領が証拠もろくすっぽないのに逮捕され事情聴取のために拘置されている。
我が国のメディアは、
「大統領が逮捕されるという前例のない状況」
とか、
「大統領の弁護士も裁判所に逮捕の根拠を求める訴訟を」
とか報道しているし、当の韓国は、
「大統領は反逆を企んでいる」
とか、
「検察はささっと大統領を逮捕しろ」
とか群衆が叫んで、それに検察だの裁判所が乗っかって動いている。

これって双方アホちゃうか、というような状況なのだ。

日本のメディアに勤務する記者や社員は中学、高校でちゃんと社会科を勉強してきたのだろうか。
この報道を見る限りしてないんだろうな、と思わざるを得ない。
というのも、大統領に反逆罪を適用したり、ろくに証拠もないのに大統領に逮捕令状出す裁判所があったり、大統領を逮捕する検察があったりで、

裁判所や検察は大統領より偉いんかい!
三権分立制の機能不全。
まったくもって憂慮する状況だ。

これ、日本のメディアならちゃんと伝えるべき。
「韓国は政治的にきわめて不適切な対応を行っていて危険だ」
「サムソンやヒュンダイ、ロッテなんて会社もあって、韓流アイドルもいるけど政治不安定な発展途上国であることをお忘れなく」
と。

要は法治国家ではなくて感情国家。

法律があっても「ムード」で左右されるので信じられるものは何もない、という社会なのだ。
だから日本のメディアが報道すべきは、

「何やってんの、韓国は。アホちゃうん」

という趣旨の報道をすべきだ。
韓国も日本にそんな報道をされたら、日本人からの悪口には敏感だけに、

「日本にこんなこと言われて馬鹿にされたニダ」

なんて自分たちのやっているアホさ加減に気がつくかもしれず、気が付かなかったとしても気がついた人が一人でも増えたら、それはそれでいいことに違いない。

ともかく韓国のアホさに同調してアホさを暴露している日本のメディアの体たらく。
それが問題。
アホはフジテレビの社長だけではないのだ。


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トランプ次期大統領が「メキシコ湾はアメリカ湾と呼ぶことしにしたい」と発言して物議を醸している。
この人が醸している物議は何もこれだけではないが、今回のこのアホな発言に喜びを感じている人々がいるに違いない。
それは韓国・朝鮮人。
きっとそう。

「トランプ大統領がメキシコ湾をアメリカ湾と呼んで良いんなら我々大韓民族が日本海を東海と呼んで何が悪い。」

となるのかも。

なんだかこういうハチャメチャな意見がまかり通りそうで大変で、しばらくこのトピックから目が話せない。
アホな話題ですけど。




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先日の日本経済新聞によると東京都での死者の火葬代はお一人様9万円。
この金額は全国でもずば抜けて高いそうで、私も見出しを読んだとき、
「なんじゃこりゃ? 東京じゃうかつに死ねんの」
と思った。

この3月に父がなくなったとき、大阪府堺市での公営火葬場での火葬費用は2万円だった。
これ堺市民の費用で、火葬施設のない自治体からの受け入れは倍の4万円。
それでも東京都の9万円は
「それはないやろ」
というような金額だ。

この原因は何かというと、

1.東京都の火葬施設は8割が民間経営だから
2.そのうちのほとんどが中国企業による経営だから

1も驚きだが2は何だという感じだ。

そもそも市民がなくなって荼毘に付す施設が民間というのはどういうことか。
もともと東京は民間が火葬を担ってきた歴史があるようで公営の施設は少なく、それが当たり前になっている。
その火葬場も葬儀会社と一体になっているというから商売としては1社完結型ということができるが、果たしてこんなんでいいのだろうか。

正直私は東京で死にたくないと思った。

これはなにも私が大阪人だから東京を避けるというわけではない。
数年前、東京都台東区に住むカミさんの従兄弟が亡くなったときに葬儀まで1週間を要したことがすでに異様な感じがしたものだ。
理由は火葬施設の予約確保ができないため。
このため遺体は1週間葬儀場で預かってもらったようだが、この費用は半端ではなかっただろう。
人のご遺体はモノではないので、遺体とはいえ宿泊扱いなので1日預かりの費用はビジネスホテル1泊よりもかなり高い。

それに加えて火葬費の非常さ。
数年前に中国企業に火葬会社が買い取られた結果だとうのだが、小池百合子東京都知事はこのあたり知っているのか知らないのか。
多分、この御仁。
知っていても何も言わないし、気にもならないのかも知れない。




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奈良県のK−POPイベントの予算2億5千万円あまり。
これが最大の争点になっている。

高すぎるんじゃない。
税金を投入するな。
なぜK-POPなんだ。

というような意見が飛び交っている。

税金投入に゙関しては国際交流にしか使えない予算があり、そこから支出するので福祉や教育、インフラ整備など全く関係ない。
この件、マスメディアがあえて伝えてない内容だ。
まったくもってな連中なのだ。

なぜK-POPかというと「奈良県と韓国との長い歴史に鑑み」(1000年以上)ということなので、ま、大目に見るとする。
嫌だけど。

で、最大の問題は「高すぎるんじゃない」ということなので、本ブログではその予算について検証したいと思う。
何と比較して高いのか。

私はコンサートやライブのイベントは一つしか企画したことはないが、映像作品や展示会などのイベントは経験や知見があるので、その分野との比較をしてみたい。

まず、結果から述べると2億5千万円は規模にもよるがちっとも高くないと言っていい予算額だ。
なんといっても出演者にかかるコストは含まないのだから。(韓国側の支出)

例えばテレビの歌番組の代表である紅白歌合戦。
この番組制作費は5億程度と言われている。
NHKの番組制作費における美術関連予算は7割程度だと大阪芸大の学生の時に(講師はBKの川上潔先生(紅白歌合戦や大河ドラマ新平家物語を担当))教わった。
NHKは民放と違って出演者へのギャラが安くて美術に金をかけることができるといい、その割合はなんと約7割。
だから紅白や大河ドラマの豪華セットを製作することができるというわけだ。
したがって美術関連費(ステージ構築)は3億〜4億円ということになる。
これたった一晩の番組のためのステージ製作費用だ。

またドラマに関しては国内番組は知らないが、米国のテレビドラマの製作費は一般に1エピソードあたり4億5千万から15億円程度と言われている。
随分古い事例になるけれども1960年代後半に放送されたスター・トレックの最初のシリーズは3シーズンで打ち切られた。
その主たる原因は視聴率と製作費が折り合わなかったからで、当時の製作費が1エピソードあたり当時の日本円でおよそ3000万円(テレビジョンエイジより)。
当時の物価と現在を比較した場合、50年前の4倍程度にふくれているので現在の金額にすると1エピソード1億2000万円程度ということになる。
多分、現在WEB配信で放送されているスター・トレックの最新シーズンはそんな金額では製作できない。
恐らく最も高額な製作費で作られているシリーズの一つのはずだ。

幕張やビッグサイトでの展示会はどうかというと中小企業が集う産業メッセではなく大手企業や中規模企業が中心の大型展示会になると次のとおりになる。
これはモロ私の経験だ。
まず、主催者に支払う会場出展料が1ブースあたり安くて100万円。
1ブースのサイズは3mx3mが一般的で企業がまず1ブースで出すことはない。
私が勤務していた会社が出展した最大サイズは10ブース。
場所代だけで1000万円。
ここにブースの装飾費がプラスされるが、デザイン料等含めて値切って300万円。
展示するための製品製作費等で1000万円。
カタログやビデオなど販促ツールの製作で200万円。
社員以外の説明員手配で50万円。

動員される社員の経費は含めず直接目に見えるだけで2500万円。
その他様々な費用を加味すると3000万円は必要で、これが3日間で消費される金額だ。

恐らく東京モーターショーのような超ビッグイベントに出展する大手自動車メーカーは億単位の費用を投じていると考えられる。
ので奈良のイベントの金額はさして驚くにあたらない金額だ。

このようなことから考えるとK-POPとはいえ、そのスターたちを迎えて開催するイベントのステージはそれなりのグレードのはずで、ステージ設営費、照明設備、音響設備、中継費、奈良公園や奈良市内や文化財関連の警備費、広告費、鹿愛護会など各種団体へ支払う協力費などを考えると2億5千万は至極妥当な線だと思う。
もしかすると安いかも。

しかもそれを目当てにやってくる観客が奈良市内でお金を使ってくれれば文句はなかろう。
ビジネスと捉えた場合、何が高いのかよくわからないのが正直なところだ。

ただ一つ。
大きな懸念があるとすると、約束通りのことを相手方の韓国が実施するかどうか。
約束を守らないことでは定評のあるかの国のこと。
これは大いに心配すべき事柄ではある。


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まず前置きとして断っておくけれども、私は韓国(北朝鮮も含めて)は大嫌いな国の一つだ。
なぜなら、

約束は守らない。
嘘はつく。
お金はごまかす。
見栄を張る。

どれをとっても碌なことはない。
なので議論になっている奈良県の公費を使ったK-POPイベントについてはあまりいい印象はない。
他に使ったらどうだ、と思うのだが、それは脇においておくとして。
それでもここ奈良県も兵庫県同様に前知事が長い統治(4期)の間に好き勝手をやってきたという背景がある。
その結果、その恩恵に預かってきた人たちが多くて、しょーもないことで真っ当な改革を妨害しようとする傾向が見え見え。
このK−POPイベントも揚げ足取りの絶好の材料として騒いでる、としか思えないものがある。
ああ、既得権益の甘い蜜。
その味が忘れられないよ〜というのは、かなり恐ろしい。

そこで奈良県や兵庫県に先立って、改革当初のゴタゴタは10年以上前に全て橋下徹氏に圧しつけてその後順調な大阪府に住む大阪府民として少しく議論になっている「K−POPイベントのコスト」について考えてみたい。

つづく


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政治家のポスターを見ているとさも善人そうな顔をしていて実はとんでもない悪人である場合があったり、どうみても悪人顔だがやっていることは誠実で善人そのまま、というパターンも少なくない。

人の顔って性格や仕事の仕方、人の愛し方と関係あるのだろうか。

悪役の俳優が実は非常に優しく自分が困っていても後輩俳優や若いスタッフの面倒見がいいことは時々話題になることがある。
悪役は主人公になりにくく畢竟売れっ子俳優と比べるとギャラは低い。
ギャラの低い悪役は苦労をよく知っていて人に優しくなるのか、画面の外では画面の中とは正反対の人柄になるのかもしれない。

そこへ行くとイケメン顔の善人を演じる主人公はギャラが高くて人気もあるので苦労も少なく、気がついてみると嫌なヤツになっていた。
なんてことも少なくないのだろう。

テレビのキャスターや論説委員に善人顔の人が多い。
政治家には悪人顔の人が多い。
メディアは正義で政治家は悪人か。
果たしてどうか。

なかなか難しい問題だ。



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えらいことになった。
かつて日本の自動車メーカーはトヨタと日産の2社寡占だった。
その他のメーカーは自動車というよりもスズキ、ダイハツ、ホンダが軽自動車メーカー。
マツダが軽とロータリーに代表される奇抜自動車。
富士重工はもっとマニアックで一部ファンのための自動車メーカー。
三菱自動車は自衛隊御用達。

と、そんな感じだった。

ところがバブルが弾け、2つの大震災が日本を襲い、金融ショックにコロナのパンデミックが終わってみるとトヨタ自動車が市場のかなりパーセンテージを占有し、日産は国内3位。
バイクと軽自動車のホンダに抜かれ、気がついたらトヨタの3分の1、ホンダの7割の売上というような状態に転落していたのだった。

その日産がホンダと経営統合を発表。
三菱グループのお荷物と揶揄される三菱自動車もそのに加わるとみられているが、要はホンダが2社を飲み込んでしまうようなイメージだ。
なんといっても会社トップはホンダで決めると言うのだから。

日産はそもそも鮎川義介が興した会社というイメージがあるが、実際は多くの中小自動車メーカーを飲み込み地位とブランドを作った。
初めてアメリカへ行った1978年。
ロサンゼルスの市内で「ダットサン」なるブランドの日産車を数多く見かけたが、それが日産に買収されたメーカーのブランドであることをアメリカで知ったのであった。

その日産が今度は吸収されてしまうのか。

ホンダの創業者は伝説の本田宗一郎。
この人は本田技研を起こす前、つまり戦前はトヨタ系の自動車工場の工場長をしていたということを聞いたことがある。
間接的にトヨタが日産を飲み込むイメージなのか。

ともかく「バイクのメーカー」と日産が馬鹿にしていたホンダは今や航空機メーカーでもあり日産にイメージを凌駕しているんじゃないかと思えなくもない。

スカイラインやエルグランドがホンダのマークを付けて走る日はそんなに遠く無いのかも知れない。


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シリアのアサド政権が崩壊。
独裁者だったアサド大統領はロシアに亡命し、変わって「反政府勢力」が政権を担うことになりそうだ。

この反政府勢力はかつてアルカイダとも繋がりのある集団、というようなことを聞くと、
「え〜!」
と思ってしまうが、もともとは2010年頃に広まっったアラブの春を原点とする勢力なのだという。
アラブの春は結局失敗に終わってしまったのだ、アラブ世界における自由民主主義運動ということで価値観はイスラムに則っているだろうが我々と同じ西側の考え方に近いものと思われる。

米国のバイデン大統領は早速歓迎の意を示したみたいだが時期大統領のトランプ氏は「様子見」とはっきりいっているので、まだ状況は不透明だ。
とは言うものの反政府勢力は海外からの「誤解」を解くのに必死だということも伝えられているので、多分ポジティブに進むのかもしれないと思っているところだ。

で、こういう政府転覆で新政府誕生を耳にするといつも思い出すのが我が日本の明治維新。

明治新政府の要人は今で言うところの「元テロリスト」が少なくなく、明治にある数年前まで、
「攘夷!」
と叫んでは外国人を斬り捨てていたことは知らないものはいない。
伊藤博文や井上馨なんぞは集団で英国領事館を放火したこともあり、そういう人たちが新政府の要人なのだから、元アルカイダがなんだかんだ、と言っても他人から見るとあまり変わらないようにも感じる。

ということで明治新政府に思いを馳せながら中東の新しい体制を見守りたいと思う関係のない私なのでありました。


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帰ってきたぞ♪
帰ってきたぞ♫
大統領!

ということで注目の米国大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領が帰ってきた。
巷の報道では「互角」と言われていたが、開票してみたらかなりの圧勝。

「そもそも株価とかを見ているとトランプ氏に大統領は決まりですね」

と言っていたのは2週間ほど前のニッポン放送の時事番組。
その知識人は言うには、

「日本のメディアは左寄りなので希望的観測も手伝って民主党ハリス副大統領が互角だとか少しリードとか言っているんですけど、株価や市場の動向をみるとトランプで決まりです」
だった。

なるほど、と思ったが私もどちらかというとトランプ大統領ではヤバイんじゃないかと思っていたので否定したい意見だった。

でも、事実はその通りなのであった。

帰ってきたドナルド・トランプ。
バージョンアップされているのか、古いままか。

いずれにせよ日本の今の首相が相手にされるのかどうか。
あの焼きビーフンのキャラクターみたいな顔を見るとできそうにないように思ってしまうところが最大の不安要素だ。


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