おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

事が起きてからでは?

2019-03-07 | ◆ マンション管理業務  《 全般 》

 

 

 

マンションが抱える問題(マンションに限らず建物の区分所有問題全般)

に対する行政のエネルギーの量と質(失礼を覚悟で述べさせていただいています)の差は

いかんともしがたく 先進地 例として 埼玉・東京・神奈川・京都などの行政 と その他

との行政の関与の仕方の色合いは そうとうな差があると 率直に 思っています

 

“なんの問題も無いと思いますよ ナンラ苦情や陳情などありませんから”

実際は 表面に出ていないだけ(住人が気付いていないだけ)で いわゆる 

管理不全進行中のマンションは

少なからず ある との感触を持っています

 

事前に いろいろと施策への心構えが必要 と 行政も思うことはあるのでしょうが

最大の壁は 私有財産への干渉無用 干渉違法 という戒律 だと思われます

しかし いろいろな手法で 情報収集は必須だと思うのですが・・・

 

 

マンションにおける様々な管理運営上の暗雲に対し 予防的な場合にさえ 公費で

我々を派遣してことに当たらせる地方公共団体がある反面 

 “マンション問題って ???”

と首をかしげる担当者がおられる行政が多く 内実を知っている我々は 今までの活動への

自戒を込め 天をあおいでしまうことも・・・

 

『 マンション管理士って国家試験なの?

何を目的につくられた資格なの? 』

というお問い合わせ いまだ多きことに 涙 涙

 

自らの行動の足りなさを おおいに反省すべきはもとより 

なのですが・・・

 

《 事が起きてからでないと おおよその対処すべき組織機構は 動き始めない 》

別な言い方では

《 事が起きて はじめて 対処すべき先鋒が やっと モソモソと うごめきだす

(こうした場合のほうが 解決に より多大なエネルギーと財を費やさねばならないことに

なること必至 ともいえそうなのに)という 動かしがたい戒律? 》

 

 

ある日 建築後40年を過ぎ 全国各地の管理不全マンション外壁が 申し合わせでもしたかのごとく

アチラコチラで崩落 

通行人に 多大なる結果が・・・ なんぞということが絶対にあってはならないこと

 

 

 

マンション管理組合(法律上 加入強制といえる団体組織)の顧問を担当させ

ていただいていてつくづく感じること

それは ある程度オールマイティな知識がないと おおよそ務まらないであろうということ

 

ン億円という資産を 数百名という所有者が持合い部分を含めながら基本的には自分たちで

管理運営していかなければならない

場合によっては 千個にも近い あるいはそれ以上の個性を

かき混ぜ合いながら・・・

 

法的な問題・建築設備に関する問題・管理組合会計に関する問題・コミュニティにおける調整

の問題 などなど 相談内容の広大かつ多彩なこと 最近は特に 問題が深化 しているという

事実がある

住人高齢化 ・ 建物超経年化 ・ 住民国際化 ・ 価値観の多彩化での合意形成困難

賃貸化率の上昇 ・ 管理費等滞納の増加 ・ 役員選出困難化

などなど

 

弁護士・建築士・税理士などなど マンションに係わることがありそうな資格が一応あげられます

が 弁護士さんのなかでの区分所有法関係に精通の方の数の些少さは よく知れたこと

お付き合いをいただいている先生も おおよそ そのあたりのことは認めざるを得ないと 

おっしゃっておられました

依頼しようにも 知識の習得からスタートの方が多いであろうこと( もっとも 法律専門家

ですから 始めればあっという間に 理論武装完了 ということも可能でしょうが

が その実務は 独特です すくなくとも 法理論だけでは足りません )

 

それにしても マンション問題にかかわる業務は 民法の特別法にすぎない区分所有法習得なら可 

と簡単に言えるほど た易いものではないと 法律方面に限ってもつくづく思います

理事会の場で 

民法はもちろん 

滞納管理費対応に民事訴訟法 

自治会との協働行動等に関し また地方公共団体とのこと等で行政法 

設備保全運営に関し どうしても最低ラインでも 建築設備関係基礎理論

お金に関しては管理費・高額積立金・営利行為等在ればで会計論 

それに税法 簿記 

団体論として参考になる法人法・会社法 

クレーマー登場で名誉棄損っぽいこと発生 なんていうことだと 刑法まで登場 

 

“ そこのところは 私とは別口に 弁護士さんに 税理士さんに 建築士さんに ”では 

専属顧問として仕事になりません 

もっとも どうしても必要な場合は ワンポイントリリーフ的に意見をうかがうこともあり得ます

でしょうが・・・

 

そうしたなかで 思うこと それは・・・

人の輪に加わることを避けえないおおよその分野のプロに何よりも必須で肝要なのは 

知力よりも

コミュニケーション調整力 あるいは 人間関係調整力 とでもいうべきもの

これこそが キーポイント であろう 

そんなふうに考えております

 

 

 

長いこと 某資格に挑戦をはじめ さまざまな科目を自分なりに習得しての資格獲得の成果が

できるだけ広範囲に活かせる業務として マンション管理士業務は まさに 天職なのかなー 

なんぞと 思うことがあり

私の ナンバーワン 業務になってきているといえる状況です

ありがたいことであります   まさしく 感謝 感謝 であります


本日は これから マンション管理運営診断関連の仕事で 県南へ

であります

 

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