極論過ぎるだろう との批判もあるかもしれません
が 記すこととします
国の力も 行政の力も 巷の力も 少子高齢化の急速な進行の下での
この国においては 当てにすることはできません
基本的に自己責任のさらなる徹底化社会が 容赦なく 続くことは
ホボ 間違いない と思われます
行政自体が破産する ということさえ 現実化しているのですから
100億の総資産ともなり得る超高層マンションといえども
マンション購入者団体(管理組合)の構成員各人が 最終的には責任を負う
約束の下に成り立っています(モチロン 対外的 法的にも)
他に 責任を負う者など 現実に存在しません
要するに 所有権者個々が 責任者です
一戸建ての戸主と 根本的なところでは 一所有権者として なんら差異はありません
建築許可を受け 建物竣功し売買があって 各々の専有部の所有者が確定し
その者たちによる
管理運営責任の下で
所有物が保持されていく
たとえ 100万円の一戸建て であろうが 総資産100億のマンションであろうが
事の道理は同じこと
なんども なんども 同様のことを 機会があるたびに申しあげてきている
つもりですが マンション知識の普及進歩 危うし という感が 未だ強くあります
自省を込めて 記します
『国家試験であるマンション管理士試験合格者の集まりとして マンション管理士会
というのは 世に どんな貢献ができるのですか? なにができたのでしょう?
いままでのところ なにか 施策としてやってきたこと あったのでしょうか?
行政の我々に対するかかわりかたも 以前住んでいたところとは段違いなのですが
こんなノンビリ雰囲気でいいんですかね
となりのマンション 管理会社も係わっているようですけど いろいろタイヘンなこと
になっているようですよ
なんでも 修繕積立金 あれほどの規模なのに ○○○万円ですって 20年も経っていて
大修繕なんぞ
マダらしいのに どうするんでしょうかね
一時金を集めるとかなんとか 今どき 高齢者が多いマンションで 一時金○○万円
と なんとか抑えたとしても 意見がマトマル と思えますか ?
終の棲家として 今さら手をかけるつもりなどナイ と考えている人たちが多いのに
・・・誰か アドバイスに加わることができる立場の者って いないのですか
マンション管理士さんは どうなんです ? 無償でもだめなんですか
そうなんでしょうね 人の物に 勝手に口は出せませんもんネ』
結論から先に述べますが これから先 今までとは違ったレベルで マンション管理運営に
関する苦情・訴訟などが増えていくことと思われます
築 40年くらいの建物のパーセントがドンドン大きくなっていき 高齢化は進み
問題山積だったものが 一気に 現実化していくだろうと考えられるからです
これらのことに関して 自身は 今まで機会を捉えては話をさせてもらってりしましたし
ブログでも 再三 諸々言わせていただきましたが・・・
先を見越して諸々の施策を遂行していた行政もありますが 国内ほとんどの
地区では 最後の拠りどころとならざるを得ないだろう? 行政さえ
本腰になるほどの手はつけていません
つくづく思うことは マンション購入後となると管理組合員になってしまってからですので
マンション関連法規法制のことなど 気にも留めない住民がホトンドです
購入時に不動産業者から重要事項説明などあったとしても 説明側も それを
受ける側も どれほどの関心と理解度があってのことでしょう ?
(なかには 真摯に説明する仲介者 案内を乞う購入者もおられるでしょうが・・・)
某所での情報では 購入時の修繕積立金の5倍近くまでのアップの議案が
ほとんど無知の住民の間で議論されることもなく 管理会社主導で 決められて
しまっている それらが 管理会社系列の工事請負金に流れ
というようなことさえあるのです
修繕時期が早期に過ぎるのでは などとの主張も 立証はタイヘン
そのような場合に 常套として言われるのが
『私有財産の管理は所有者が自己責任で ということ
行政といえども どこに干渉の権限がありますか?
訴訟といえど どこに 不手際や妥当性にかけるところがありますか?
法的にも 規約上からも 不自然不手際な箇所などありませんよ
いかがです 私どもは 住民さんから依頼されている立場の者
管理運営の直接の責任者などでは そもそもありませんでしょ
管理士さんなら そこらあたり ご理解済みでしょ
もっとも いざとなったら 当社としては 撤退 すればすむことですけれど・・』
一番相応しいと考えられる行政が主催して
≪マンションにおける居住について≫ とでも謳って
マンション購入予定者に
定期的に(せめて 購入前に一回でも)半強制的に参加していただく説明会
など開催すべきでは
ということさえ 私は考えるのです
いくら 私的自由 所有権絶対 の尊重 管理運営に不可侵が前提 とはいえ
すくなくとも 周囲住環境への影響度などのそうとうな差からしても 戸建とマンションとでは
住政策のあり方に合理的範囲での差異があってもいいのでは と思うのです
というより あってしかるべき情況だと思うのです
事が 複雑に絡み合うような事態を予防する意味からも 行政の最低限の干渉も
やむを得ないと思うのです
以前から申しあげているように 管理運営状況の定期的な行政への届け
不全マンションへの 最低限の干渉たる状況把握権限の付与さらなる付与
最低限でも 運営アドバイスの提供に努めること
自身のホームページにも
※マンション購入時に必要となる様々な知識・マンション関係の法規法制の相談をお受けします
ご連絡ください
と書き入れています(個人プロの立場でですが)
『賃貸マンションのときは 管理の苦労なんて全然思ってもみなかったのに
自分のものになった途端 アーダこーだ と・・・
一時金徴収もあり得るなどとは
妻も私も 考えてもみなかった
あんなに夢見た分譲マンションというものなのに
自分の城を持ったら 逆に 不自由になってしまった みたいな・・・』
一マンション管理士として
マンション制度を愛する者として
いろいろ率直に述べました
基本的な知識を得てから購入する
このことを 大事に守ってスタートしたマンション暮らしならば
未来はケッコウ見えるはずです
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