能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

風立ちぬ いざ生きめやも 若き日に憧れた純愛物語・・・天才少女ユーミンが書いた音楽「ひこうき雲」

2013年08月08日 | 映画

「風立ちぬ」

久々にスタジオジブリ、宮崎駿監督の作品を見てきました。

落としどころは分かりつつ涙、涙・・・。

年を取ったものです・・・(笑)。


堀辰雄の「風立ちぬ」を読んだのが中学時代。

ポール・ヴァレリイの詩「風立ちぬ いざ生きめやも」をベースに堀辰夫が書き上げた「風立ちぬ」をベースにして書かれた小説が映画化。

さらに、そこに第二次世界大戦で活躍した名戦闘機「ゼロ戦」の開発者堀越二郎(1903年~1982年)をオーバーラップさせています。

堀越さんは、ゼロ戦のみならず、戦後の純国産のプロペラ旅客機YS-11の開発にも携わっていたとのことです。


堀辰雄「風立ちぬ」に出てくるヒロインは、節子。

小説の中で堀さんが描写する節子は、魅力的な女性。

サナトリウムで療養しつつ、アトリエで絵を描き続ける良家のお嬢さま。

白樺の木立に囲まれたサナトリウム・・・リルケの詩集などを読みながら、薄幸の美少女と会話を交わす・・・憧れでした(笑)。

事実、「風立ちぬ」のストーリーは、堀さんの自叙伝とも言われているように、史実をベースにしているようです。


実際、堀辰雄さんが婚約したのは、矢野綾子さん。

同じ胸の病を持つ綾子さんと婚約。

彼女の死を看取ります。

その直後に架かれたのが、この「風立ちぬ」なのです。

また、テーマソングの荒井由美さんの「ひこうき雲」。

(松任谷由美さんでは、ありません・・・。念のため)


この曲も、天才少女ユーミンが書いた芸術作品・・・。

今回の作品「風立ちぬ」。

まさにオールスターを集めた名作だと思います。


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